読解ができない子がいたとき。
その背景には様々あります。
読解が苦手だから読解練習ではなく、
その背景にアプローチすることが大切です。
その子の言語理解能力は?
語いは? 文法能力は? 意味理解は? 語用的な理解は?
文字を音声に変換するデコーディング能力は?
デコーディングしたあとに、音を単語毎にまとめあげる能力は?
文字を目で追う視機能は?
文字の形態把握のための視知覚は?
(眼球運動が稚拙だからと言っても、それは純粋に筋肉の動きの能力というよりは、意欲と関係しているのかもしれない。
試しに、妖怪ウォッチの読解文でも作って、問題を解かせてみれば良い)
聴覚的ワーキングメモリは?
そもそも学習意欲は?
その課題は、その子の発達レベルに合ったものか?
ことばの教室のように、週に限られた時間での通級では、
主訴→主訴通りの指導
ではなく、
主訴→主訴の背景にある困り感をとらえ、情報収集し、
子ども理解により、その子の何が本当の問題なのかを理解し、
そして指導内容に反映していくのです。
↑ 特別支援教育ブログランキング。1クリックを
***
PR