忍者ブログ
某公立学校ことばの教室教員。公認心理師、言語聴覚士、特別支援教育士。 『クイズで学ぶことばの教室基本の「キ」』の著者。  SINCE 2000.1.1 
ブログ内検索
カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
最新コメント
[01/11 board]
[11/21 西村徹]
[02/23 留萌小学校ことばの教室]
[05/10 プー子]
[01/11 にくきゅう]
[11/25 なっか]
[10/26 さつき]
[10/12 赤根 修]
[08/21 赤根 修]
[05/28 miki]
[05/28 miki]
[05/13 赤根 修]
[05/06 赤根 修]
[04/15 miki]
[04/15 赤根 修]
[03/12 かわ]
[03/09 赤根 修]
[03/03 KY@札幌]
[03/01 赤根 修]
[02/28 hakarino]
[02/23 kさん]
[02/23 miki]
[02/12 suge]
[01/15 suge]
[01/15 miki]
バーコード
アクセス解析
[1541]  [1540]  [1539]  [1538]  [1537]  [1536]  [1535]  [1534]  [1533]  [1532]  [1531

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

構音基礎講座 4月27日ほか、予習

問「小1男児。以下の会話について、構音を含め、言語面全体を評価してください」

***

子「あのね、(き)のう とうえんでね、たなとちゃんとあそんだんだよ」

相談員「ああ、かなこちゃんとね」

子「そう、かなこちゃん。それでね、ブラントにのってね、シャボンダマもしたよ。なわとびもしたよ。てんだまもした。」

相談員「けんだまできるの? すごいね」

子「けんだまで(き)るよ。そして、たぜ ふいて(き)たたら、さむたった。てぶとぅろしてって、おかあさんが いったたら、てぶとぅろしたんだよ。そしたら、あつとぅなったたら、ぬいだんだ。おやつの じたんに なったたら、おたあさんだドゥミもって(き)て、とぅれた。でも、もうすどぅ どはん だたら、はやとぅ たえって (き)てねって」

※(き)は歪み。
***

文字だからまだいいですが、実際の会話では音声だけで評価しなければなりません。
会話しながら言語面を評価するという高度なテクニックが必要です。
温かく会話しながら、客観的にも捉えるというのは、慣れが必要です。

そして「言語面」とは何か。多様な観点を支援者は持っていなければなりません。

基礎講座なので、基礎知識を講義形式でやってもいいのでしょう。
しかし、それだけでは、実際の場でどう用いたら良いかわからない。
演習の中で基礎知識にも触れていきます。
研修の王道は「ケース会議」、そして「教育相談実習」。

これからたくさんの子どもたちと出会い、自分で評価して、自分で判断しなければなりません。
その実践力が身につくきっかけとなれば。

ただ、1時間半しかないのですが。
構音だけでも、丸一日、いや3日は欲しい。

たとえば、
1日目
音声学基礎   1:30
構音障害とは  1:30
検査法実習1  1:30
検査法実習2  1:30

2日目
認知心理学   1:30
発達心理学   1:30
感覚・運動面  1:30
構音指導1   1:30

3日目
構音指導2   1:30
指導実習    4:30

こんな感じです。
今の枠組みでは無理ですね。
でもやらなければならないし、そのために何を変えたら良いかを考えたらよいのだと。


にほんブログ村 教育ブログ 特別支援教育へ
↑ 特別支援教育ブログランキング。1クリックを




***


PR


忍者ブログ [PR]

graphics by アンの小箱 * designed by Anne

にほんブログ村 教育ブログ 特別支援教育へ
↑ 特別支援教育ブログランキング。1クリックを




***