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某公立学校ことばの教室教員。公認心理師、言語聴覚士、特別支援教育士。 『クイズで学ぶことばの教室基本の「キ」』の著者。  SINCE 2000.1.1 
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相談者の相談相手2

今年も巡回相談員を仰せつかることになりました。
今年の「総会」は、例年よりも早い時期となり、
ケースの受け入れ期間が長くなったのは良かったと思います。

ところが今回は、自分自身が別の研修を受けたい期日と重なってしまいました。

また、これから巡回相談にでかけるということは、
自分の担当の子の指導を休みにしなければならない、
という矛盾をあい変わらず抱えることになります。

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相談者の相談相手

新しい先生への支援ということに力を入れてきた今、
ふと気づきました。

「自分自身の相談相手が少ない」

周囲には私より経験の豊富な先生はなかなかおらず、
困難なケースについて相談しようにも相談できないのです。

そうした中、ベテラン陣にアドバイスを受ける機会がありました。
専門用語いっぱいで、ぞくぞくしてきました。

私の場合、わかりやすいことばよりも、
難解な専門用語をいっぱい並べて頂いて、
意味は自分で調べろ、
というノリの方がだんぜん、研修意欲が高まるのです。
特異な性格ですね。

難解な用語には、様々な意味、つまり、研究の経緯、
文化的な背景などが、ぎっしり詰まっているように感じて、
味わい深いのです。
またその意味を深く理解することで、
受け売りではない、
自分の骨肉として身につく、という気がするのです。

だから、逆に、「わかりやすい本」がたくさん出回っているのを見たり、
ことばの表面だけをなぞらえて、何となくわかったような気になったり、
かっこいいような感じのものと出会うと、危険な臭いを感じてしまいます。

芸術と同じように、
「いいものと出会う」
ことの大切さを改めて認識しました。
ありがとうございます。


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本人、保護者の視点にどれだけ立てるか

障害にしても、不登校にしても、
本人、保護者の心情にどれだけ寄り添えるかなのでしょう。

専門的な知識や技術はもちろん欠かせないのですが、
支援者側の自己満足、自己顕示欲を満足させるためではない、
と常に自戒していたいのです。

当人の心情、立場に立てば、知識がなくても、
自ずから解答が出てくるのでは、と思うこともしばしば。

なんちゃって他者視点でもなく、
作り上げたストーリーにその子を当てはめるのでもなく、
単なる同情、迎合でもなく、
無根拠な予後推定でもなく、
その子や周囲のオリジナリティーを正確に、深く、まっすぐにとらえること。

自分の家族だったら、自分がその立場だったら、
と「感じ取る」ことを大切にしたいと思います。

「見る」のではなく、「観る」こと。

「想像する」のでなく「感じ取る」こと。

「指導方法」の前に「アセスメント」であること。

専門家である前に、地域の仲間であること。

「LD・ADHDの心理的疑似体験」
知識の前に、ここがベースになければならない。
私がさせて頂いている研修も、
見直してみたいと思います。


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巡回相談の「守備範囲」

某地域の特別支援教育連携協議会、専門家チーム会議に出席しました。
そこで議論になったのは、「巡回相談の対象とする障害の範囲」でした。
「範囲」について、以下の用語が飛び交いました。

・「不登校」
・「ICF」
・「ICD-10」
・「障害の有無にかかわらず」
・「発達障害」(文部科学省、厚生労働省)
・「発達障害を含めて」
・「発達障害者支援法」
・「診断に至らない多くのケース」

現在、「発達障害」の意味については、学術サイドと行政サイドとではズレが生じています。
また発達障害についての研究も日進月歩です。
故に、いろいろなところで「対象範囲」は議論になるのでしょう。

「支援の必要な子はすべて対象」という理想と、「予算枠」という現実とをどのようにつきあわせるかも課題として見えてきました。
各リソースの役割分担のあり方を含め、今後の実践の中で模索していくことになるでしょう。にほんブログ村 教育ブログ 特別支援教育へ
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