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某公立学校ことばの教室教員。公認心理師、言語聴覚士、特別支援教育士。 『クイズで学ぶことばの教室基本の「キ」』の著者。  SINCE 2000.1.1 
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至言2 「発達がわからなければ、発達障害もわからない」

「学校の先生は、発達に明るくなる必要がある。
発達がわからなければ、発達障害もわからない」

「学校の研修で「ケース会議」なんてやったことないでしょう。
ことばの教室の先生がやっているような。それをやるのです」


うちの学校でもやってみたいなあ。


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NHK ハートをつなごう 発達障害第8弾 就労編パート2

http://www.nhk.or.jp/heart-net/hearttv/archives.html

「何度注意されても、同じ失敗を繰り返してしまう」
「自分では完璧と思っても、人から誤りを指摘される」
パニックになったことが人にわかりにくく、声をかけられると
「ほっといてください」と逆ギレし、周囲との人間関係が壊れてしまう。。。

結果として仕事が長続きしない。

魚の切り身を同じ向きに並べたり、数字を扱うのが苦手だが、
実は広汎性発達障害の特性も持ち合わせていた、という女性のエピソード。

そんな話だったと思います。

本人も周りもつらいだろうなあ。
どちらが支援者で、どちらが被支援者という分け方でなく、
どちらかを味方したり、ひいきしたりということでもないのだろうなあ。
調整する、決して簡単でなはない仕事に取り組み、
経験を生かして活躍する就労センターの職員の姿も印象に
残りました。


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5歳未満の子には、豆類に注意

「虐待とまでは言いませんが、5歳未満の子にピーナッツを与えるのは・・・」
ある総合病院の小児科の先生は、少し強めにお話ししていました。
ピーナッツの大きさは、ちょうど子どもの気管支にぴったりはまるらしいです。

よく噛んで食べるよう指導すればよいという話ではありません。
気管支には不意に入り込むのですから。

知らないことはいっぱいあるものです。
節分が近づき、子どもに豆を与える季節になりましたが、
十分に気をつける必要があります。


http://qnet.nishinippon.co.jp/medical/doctor/feature/post_248.shtmlにほんブログ村 教育ブログ 特別支援教育へ
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「ご褒美ばかり与えていると、褒美がないと動かない子どもになる」?!

私はその分野の専門家ではないので、偉そうなことは言えませんが、タイトルのことばは、本質的な誤解ではないかと思います。

私も現場で、シールを貼ってあげたり、場合によってはガムをあげる、など報償を与えることがあります。
しかしいつまでもそうするわけでなく、ガムをあげる頻度を下げたり、誉めことばに変えたりして、徐々に報償の量や質を変化させています。ついには、特段の報償がなくても、その行動がとれる、それがこれまでの実際です。
もちろん、それは指導者の都合のためでなく、子ども自身の成就感、子どもの生活の質の向上のためです。

最近有効と感じているのは、
「さすが、○○の女王様(プロ)になりました」
「おお、5年生レベルをクリアしたね」
「3段レベルクリア」など。


「○○できないと、5年生になれないよ」というのは、あまり効果がないし、子どもの自尊心を傷つけるかな・・・。「○○できたら5年生になれるよ」の方がまだいいかな。少ししかできなくても、「5年生に近づいた」と肯定的に評価したいものです。

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大人の満足感ではなく、子どもの成就感

とても良い言葉と思いました。

「指導者にとっては練習、子どもにとっては遊びをめざす」
このことばにも通じると思います。



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講演会

『新版LD・ADHD等の心理的疑似体験プログラム』(日本LD学会、2007)をネタに、某学校でお話させて頂きました。
どの先生も積極的かつ熱心に話を聞いてくださり、「明日からの授業に生かしたい」とのご感想がとてもうれしかったです。
最近、負け続きで、久しぶりにヒットしたので、行って良かったと思いました。にほんブログ村 教育ブログ 特別支援教育へ
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某研究大会 印象に残ったことばメモ

通級対象の拡大にどう向き合うか(安易な拡大? 実態の追認?)
通級妥当、終了の判断基準(加齢とともに変わる優先順位)
言語障害と発達障害(連続性? 別物?)
通級担当は「他の業務」をどこまでできるか、すべきか
LD等通級加配(だれがLD加配? 言語通級加配との違いは?)
通級指導教室と特別支援学級(在籍、指導時数、設置根拠等)
期限付き教員と正職員
地域に根ざした教室とは(校内支援体制にどこまで関われるか、関わるべきか)
自閉症と「他者の気持ち」「自分の気持ち」「感情共有」「感情表現」と「行動」「衝動性」(「他者の気持ちを分かれ」は安易)
勝負へのこだわり
この子独自のルール
日常の接し方がカミングアウトの成否の要
特別支援教育支援員〜資格、資質、人数、赤字の自治体)
同一人物が関わり方を変えるのでなく、関わる人を増やす
TTのそれぞれの役目(2人が同じテンションで叱る等は無意味。一人は言外の意味の解説役を)
ケースによって異なる支援形態(通級・通常学級での支援・保護者面談・IEP作成など)
通級担当の先生経験年数1〜3年が50%以上。一方通級利用児童生徒は激増。にほんブログ村 教育ブログ 特別支援教育へ
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子育てを責めることば集

1「赤ちゃんを上からのぞくようにしていると、上目遣いの子どもになる」
2「頭の後ろが絶壁になったのは、上ばかり向けて寝かせていたから」
3「子どもは、すべて育て方次第だ」
4「ちゃんと座っていられないのは、小さいときからしつけていないから」
5「人見知りが激しいのは、一日中母子だけで家に閉じこもって暮らしているから」
6「箸が上手に持てないのは、手先が不器用なのは、小さいときから経験させていないから」
7「オムツがとれないのは、トイレをしつけていないから」
8「親の言うことを聞かないのは、普段から甘やかしているから」
・・・

これらは、私自身が親になって、いろいろな人から本当に言われた「ことば集」です。
言っている本人は悪気はなく、本当にそう信じているようなのです。
しかしこれらの内容は、30年前は常識でしたが、現在ではほぼ否定されているか、そう単純な因果関係ではとらえられない、ということがわかってきています。
私の子は今のところ、発達上の困難を感じませんが、子育てに困難を感じている親御さんの中には、これよりももっとつらいことばを日々浴びせられている場合もあるでしょう。心が痛みます。

ここの読者は既にご存じとは思いますが、あえて上記の「ことば」を解説します。

1〜科学的な根拠はありません。子どもの発達上からもありえないことです。
2〜小さいとき、頭の形がいびつであっても、成長するに従いほぼ目立たなくなります。
3、4、6、7〜「子どもは生まれつき白紙」「経験次第だ」という考え方は、300年以上前に唱えられましたね。
5〜人見知りは、子どもの成長過程で自然に見られることが多いものです。一過性の人見知りについては、環境と関係あるかについては、どうやら関係がないことがわかっています。
8〜子どもとの信頼関係ができて、初めて「言うことを聞く」のです。にほんブログ村 教育ブログ 特別支援教育へ
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指導の手だては、子どものアセスメントの中にある

「○○障害の指導法を教えてください」
「読み書きの指導はどのようにしたらいいですか」
「一日5分でできる、発音の練習方法を教えてください」

こうした質問をよく受けます。
まず、誰かに質問する、ということ自体はとても歓迎されるべきことと思います。
ただ、相談の子どもについての情報がなければ、「指導方法」もお伝えすることは難しいです。
一般的な指導方法をお伝えしても、まずヒットする可能性は低いです。

「熱があります」という患者に、診察なしで「とりあえず解熱剤を出しておきます」というのとほとんど同じなのでは、と思うのです。

子どもの相談に応えるためには、子どもについての詳細なアセスメントが必要です。
アセスメントと言っても、WISCやK-ABCばかりとは限りません。
じっくりと行動観察すること、関係者から情報をいただくことも、立派なアセスメントです。

質問される方には、子どもの情報について抜け落ちている視点を私が提供させて頂くだけで、指導の手だてを自ら思いついて帰られる、ということが少なくありません。

「指導の手だては、子どものアセスメントの中にある」

と思うのです。にほんブログ村 教育ブログ 特別支援教育へ
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