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某公立学校ことばの教室教員。公認心理師、言語聴覚士、特別支援教育士。 『クイズで学ぶことばの教室基本の「キ」』の著者。  SINCE 2000.1.1 
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特別支援教育士(S.E.N.S) 合格 \(^o^)/

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研修DVDの感想 6

『構音の指導研修DVD(試行版)』の代金を振り込み、
感想アンケートにお答え頂いた方には、
5月14日(水)発行予定の『改訂第2版』を無料で進呈します!

同封の様式にて、メールかFAXで送ってください。

なお、『試行版』の頒布は既に終了しています。
『改訂第2版』をお求めの方は、近くに設置予定の申し込みフォームに
入力してください。(アンケートを送って頂いた方は申し込み不要)


頒布対象は、「構音指導に携わっている、または携わる予定の関係者」とします。
つまり、ことばの教室の先生でなくてもOK。
学校の先生でなくてもOK。

「会員でなくても申し込みできますか」との問い合わせを頂きましたが、
何かの団体の所属の有無は問いません。


以下は、昨年うちの教室に来たSTS(言語聴覚士臨床実習生)から頂いた感想です。
「お点はつけなくてもいいから、修正意見をちょうだい」とリクエストしていました。


(以下、抜粋して引用)
********************************

先生、よくここまで作りましたね!やっぱすごい、尊敬です!!
私なんかが何かを言える立場じゃないので、どう感想を述べたらよいか・・・。
とりあえず、私が思ったことを書きます。


・最初の事例(構音障害とは)⇒導入としてとても面白いと思ったのですが、構音障害とはどういうものなのかという始まりにするなら、例えば、定義的なものなどを最初に言

った方がいいのではないか。特に機能構と器質構の違いなどは普通では知らないことなので、今から扱うのは機能構というのをはっきり線引きした方がわかりやすいのではないかと思いました。

・最初の方のスライド28の図で、『歯茎』が赤色になっていたが、色だけでなく文字を入れたらわかりやすいのではないか。

・IPAの表のスライドに、構音点/構音方法という用語を左上に入れた方がいいのではないか。

・発音記号の区別で、/ /と[ ]の違いをもう少しわかりやすくしたらいいのではないか。(今のでも十分わかるんですが・・・意外と区別するのがわかりづらいのではないかと思いました。)

・情報収集の3で、『姿勢運動発達がどうだったかをみることが大切』ということを音声で加えたらいいのではないか。

・構音検査の観点2の誤りの型のスライドに、やはり文字で『付加』も入れた方がいいのではないか。

・最後に、内容のことではないのですが、歪みと置換の区別が私が4年間勉強していて難しかったという印象がありました。
たぶん、ことばの教室の先生方も「これは歪み?置換?」と迷っている方が多いのではないかと勝手に思っています。


********************************
(引用終わり)


いやあ、こんなに修正意見を頂いてありがとう。m(_ _)m
よく隅々まで見てくれました。

このSTSは、勉強熱心で、実習中は向学心に燃えていました。

毎年思いますが、学生に教えることよりも、教えられることの方が多いです。

言語聴覚士国家試験の合格発表は3月31日だそうで。

今年の合否はともかく、この方はきっといいSTになれますよ。

子ども相手の臨床実習を経験したSTが一人でも増えることを!\(^o^)/

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***


研修DVDの感想 5

『構音の指導研修DVD(試行版)』の代金を振り込み、
感想アンケートにお答え頂いた方には、
5月14日(水)発行予定の『改訂第2版』を無料で進呈します!

同封の様式にて、メールかFAXで送ってください。

なお、『試行版』の頒布は既に終了しています。
『改訂第2版』をお求めの方は、近くに設置予定の申し込みフォームに
入力してください。(アンケートを送って頂いた方は申し込み不要)

頒布対象は、「構音指導に携わっている、または携わる予定の関係者」とします。
つまり、ことばの教室の先生でなくてもOK。
学校の先生でなくてもOK。

「会員でなくても申し込みできますか」との問い合わせを頂きましたが、
何かの団体の所属の有無は問いません。


以下、感想アンケートから。

5 とても良い 4 良い 3 普通  2 良くない  1 とても良くない

(以下、引用)
********************************

・わかりやすさ・・・5  

コメント→本を読んでもピンとこないことでも、例をあげてもらったのでわかりやすかったです。

 
・学術的な正確さ・・4 

 コメント→たずさわってはいるものの、専門的には判断できる力がありません。


・内容の充実度・・・5   

 コメント→ ひずんだ音も実際に聞くことができたのはとてもよかったです。
     (※管理人注~「ゆがんだ」と書いて頂きましたが、「ひずんだ(歪んだ)」に修正させて頂きました。)


・実用度・・・・・・5 
  コメント→正音への導き方がわかりやすかったです。一人教室なので役に立ちます。


・全体的な評価・・・5   

 コメント→第2、第3が出ればいいなと思うくらいに役立ちそうです。研修になかなか行けない、一人教室でどうしていいかわからない者にとってはありがたかったです。


********************************
(引用終わり)

 
ありがとうございます。m(_ _)m

「本を読んでもわからない」、「一人教室で困っている先生のために」
というねらいをぴったりご指摘くださいました。

「第2、第3」ですよねえ。(*^^*)
初めの頃は、この後、「言語発達遅滞の指導」、「吃音の指導」、「LDの指導」
などというイメージをなんとなく持っていました。
しかし、構音の指導と違って、こちらは奥が深いですし、一人一人状態像が違うので、
あまりマニュアルチックには作れないかなあと思っています。
(構音だって、一人一人違いますが)

言語発達遅滞と言っても、他の障害とは別ではないとか、別だとか、
ごちゃごちゃになってきます。

吃音も、当事者の数だけ状態像や背景があるし、考え方も千差万別です。

状態像、背景が一人一人違うことに気づくなら、障害種別に分けること自体が、
無理があることがわかりますよね。

ごちゃごちゃになっていきますよ、という結論の内容にしますか?(*^o^*)
S.E.N.S養成セミナーでも、そんな結論の講座がありました。


それとも教材集みたいなのもいいですね。
CD-ROMにすぐ使えるものを満載に入れ込む。

そのためには、やっぱりネット上に投稿型の「yaの教材館」を作らないと!

夢ばかりふくらむのでした。

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平仮名 音・文字 マッチングシート

1cf2b975.jpg










知り合いの通級指導教室の先生から譲ってもらいました。
ひらがな50音全ての文字と絵とを重ね合わせた教材です。
私のブログの読み書きのページをご覧になったのもきっかけとなり、
温めていたものをグループで分担して作成したとのことです。

この教材は、ひらがなと音韻とのマッチングがどうしても難しいお子さん、しかも単語で教えたり、書かせたりしても難しい、でも視覚的な認知処理は優れているお子さんにはぴったりでしょうね。

ただ、お子さんの能力の前提として

1 絵を見て呼称(音声表出)できる
2 音韻分析(語頭音の抽出など)ができる

状態であることが必要でしょうね。


私も作りたいと思っていたので、グッドタイミングです。

皆さんにもお分けしたいと思ったのですが、画像の著作権がクリアされていないのと、ファイル容量が大きいので断念しました。
ごめんなさい。m(_ _)m
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特別支援教育士(S.E.N.S)審査試験



某ブログでも紹介されていますが、特別支援教育士(略称S.E.N.S)の資格審査試験が本日ありました。

設問は予想を外し、穴埋め問題や選択問題が中心。
書かせる問題でも単語レベルでした。

実習でやったような、アセスメントの解釈と指導計画の作成というような論述は
ありませんでした。


テキストを通読して、内容を理解していれば、おおむねできるような、
基礎を問う設問ばかりでした。
テキストの本文をそのまま穴埋めにしたような問題が多く、
あらゆる領域から浅く広く出題されました。

直前にテキストを見直しておいてよかったです。

ただ、なかには、2つの代表的検査の各結果から判断できるのはそれぞれどれか、というような応用を問う、しかも実践的な出題もありました。

問題は100問ぐらいあったでしょうか。
一問1~2点というところ。

雰囲気的には、言語聴覚士国家試験問題に似た形式が多かったです。


第1問は、面食らってしまいましたが、昨年も受験した人によると、
昨年も第1問は同じ問題だったそうです。
日本LD学会を象徴するような、これはできなきゃ、というような、
でもケアレスミスするかも、という問題。

結果は3月末までに届くそうです。
感触としては80点はとれていますが、合格ラインがわかりません。

また、「この問題ができなければ落とす」というような問題がないことを祈ります。
もしあったとしたら、私はかなり危ないです。
なんでこんな問題間違えたの? と自己嫌悪です・・・。

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DVDブック どうする?ゆうきくん

NHK学校放送の『みてハッスル、きいてハッスル』の中の
ソーシャルスキルのコーナーが、本とDVDになって出ました。

『DVDブック どうする?ゆうきくん』NHK編、2008年2月

学校予算で買ってもらいました。

DVDは映像でわかりやすいのはもちろんですが、
的確な発問が含まれたワークシートや、ぺープサートも
添付されていて、すぐに使えます。

各課題についての解説も的確だと感じました。

ソーシャルスキルは、単に映像を見せれば身に付くものでなく、
実際にやってみる(ロールプレイング)ことや、応用行動分析等を
組み合わせて行うことが大切だと思います。

そうした観点も解説には入っているので、納得です。

***

さて、話が逸れますが、


高機能自閉症(アスペルガー症候群)のある子どもの中には、
人付き合いの上で、たとえば以下の失敗が多いことがあります。

*************************

・相手のことばや行動の意図が読めない
(したがって、自分は被害者だと誤解しやすい)
・相手が嫌がる、傷つくことばを平気で言う
・前後の文脈に関係なくただ自分の言いたいことだけ話す
・一方的に話し、他人の話が聞けない
・他人の会話や、何かやっている最中に割り込む
・言葉の前提条件がぬけるので、何を話しているのか人にわかりづらい

などなど

*************************


単なる「わがまま」、「自己中」と思われがちですが、
実は上記のことが原因で、人付き合いがうまくいかないわけです。
本人にとっては、わけがわからないのに人に責められて、
つらいのではないでしょうか。周りの人もつらいです。

たとえば、ゲームなどに負けそうになると、すぐ「やめた」と言って
周りから責められる。
責められた本人は、その意味がわからず、逆切れして相手を責める・・・。


原因を探り、場面の状況を解説してあげたり、練習をして、
日常生活で失敗体験を積み重ねないようにするには、
他人の支援が必要と思います。

自分はどういうことが苦手で、どうしたらいいか、という自己理解も。

「自分は普通でないと感じていたが、その原因がわかって安心した」
梅永、2004、「診断を下されてよかった理由」より。

実は私自身も、診断名をくだされたことはないけれど、
この道に入って、このことを知って、安心した部分があります。

ただ、大人になってからでは、就職してもその後、
結婚してもその後が問題になってきます。
学校教育のうちに・・・と思うのです。

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研修DVDの感想 4

5 とても良い 4 良い 3 普通  2 良くない  1 とても良くない 

(以下、引用)
********************************

 ・わかりやすさ・・・5  

コメント→見ながら、自分のやってきたことを一つ一つチェックしました。あいまいにとらえていたことなど、改めて再確認することができ、勉強したなあという感じです。画面に出ることばの量もちょうどよいですし、図、音声など、いろいろ取り入れられているので、とてもわかりやすかったと思います。


 ・学術的な正確さ・・5 

 コメント→基本に帰って学びました。音声学のイロハのところは、たしかに少し長いかなという感じはしましたが、見終えた後、安心した感じです。大事なことをこの位コンパクトにまとめられたこと、本当にすごいです。


 ・内容の充実度・・・5   

 コメント→これだけの中にこんなにたくさんの情報が入っていることに驚きです。MFTや感覚統合にまでふれられていて、どうなんだろう?と思っていた自分にとっては納得がいきました。オモチャ等、教材の紹介もありましたが、変化をもたせるために、こうしたものって、とても大事ですね。さっそくハバ社、チェックしてみました。


 ・実用度・・・・・・5 
  コメント→鼻息鏡の使い方、正直きちんと学んでいなかったので、なるほど、こう使うのか、と勉強しました。コップでのストローふきも、実際にやっている所を見ると、なるほどと実感します。鼻息鏡をあてる位置は下口唇の下なのか、上でもよいのか、どうなのでしょう? 


・全体的な評価・・・5   

 コメント→母音をのばす、クヒーがよい(さっそく取り入れています)そのほか、なかなか教われないことがたくさんあり、くり返し見ています。機能訓練をやりすぎない、ということも大いにうなづけました。このようなものが、なぜ今まで、どこからも出ていないのか不思議です。(あっても自分が知らないだけかもわかりませんが)、悩み多き通級担当として、大きな励ましを頂いたと思います。本当にありがとうございました。 


・そのほか

コメント→一つの画面で少し情報量が多いところで、言い終わったとたん、次の画面に切り替わってしまうところが後半あって、少しあわてました。(結局確認のため、また戻って見ましたが)側音化は、本当に悩みのタネで、自分の耳がまだ不確かかなと思います(ヒなど)。疑問もいろいろあるので、実際の映像を見ながら、指導のステップを確かめていけるとありがたいです。 

********************************
(引用終わり)

 詳しく書いて頂きありがとうございます。m(_ _)m
 「大きな励ましを頂いた」とのお言葉に、私も励まされました。\(^o^)/

 ・画面がすぐ切り替わる点 
→その通りですね。(^_^;...
 実はDVDの録画容量の上限は150分で、完成時には152分になっていました。
内容を削ったり、調整したりしているうちに、画面の切り替えが早すぎる所が出てしまったようです。
改訂第2版では修正したいと思います。 

・鼻息鏡をあてる位置について →改めて問われると自信がないので、(^.^;... 文献で確認しました。
 『構音障害の臨床』阿部雅子著、2003、金原出版 の p15には、「鼻息鏡(ステンレス板)を下口唇に軽く乗せるように置いて」とかいてありました。 
また、写真では、『口蓋裂の言語臨床 第2版』岡崎恵子、加藤正子著、2005、医学書院 p79、図5-12 で、やはり下口唇の上に載せていますね。
 自分の口でも確かめましたが、下口唇の下ですと、呼気がうまく当たらない場合があるようです。 
改めて自分でも確かめられました♪

 ・実際の映像で 
→検査時の映像はあるのですが、指導場面の録画が少ないので、今後増やしていけるようにできればと思っています。今も随時録画しています。 ご指摘ありがとうございます。(^o^)(^o^) 
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研修DVDの感想 3 

「構音の指導研修DVD試行版」をご覧になり、
アンケートにお答え頂いた方には、
「改訂第2版」を無料でプレゼントすることにしました!

この機会に是非。
年度末の忙しい時期に恐縮ですが、
できれば3月末までにお送り頂けるとありがたいです。
改訂版は5月中旬の発行を予定しています。(今のところ)

また、アンケートの回答を頂きましたので、ご紹介します。


(以下、引用)
***********************************

ア わかりやすさ→5

テキストを読んだだけではなかなか頭に入ってこない専門用語が、わかりやすく説明されていました。またたくさんの例を挙げながらの説明なので、とても理解しやすかったです。
 
イ 学術的な正確さ→4

正確さは、正直よくわからない(判断できない)のですが、「音声学のイロハ」で誤りがあったようなので、あえて4にさせてもらいました。
 
ウ 内容の充実度→5

私にとっては歪み音の音声が大変参考になりました。口蓋化構音というのが今までよく理解できていなかったのですが、口元をうつしたビデオや、パラトグラムの説明で、だいぶわかってきました。
 
エ 実用度→5

正音への導き方がとてもわかりやすく、参考になりました。無声音の後の母音はずっと伸ばすのですね。聞いてみないと気づかないことが色々とありました。
また、自分が今まで取り組んできた方法が誤っていたところがあった(しつこいくらい「お口のたいそう」に取り組ませていた など)ので、気づかせていただいて助かりました。
実際の指導メニューの一例や指導計画書のサンプルなど紹介していただければ、もっと実用度が増しますので、改訂版ではぜひお願いします。

オ 全体的な評価→5
基礎的な研修を受ける機会のない者にとっては、非常に貴重なDVDです。
よくぞ作ってくださいました!!

 
その他
DVDで講義をされている先生のしゃべり方というのも、とても勉強になりました。ゆっくりと穏やかな口調の中にも抑揚があり、とても聞き取りやすかったです。子どもと会話するとき、近づけるよう意識したいと思います。
このDVDを作成するにあたって、たくさんの時間と労力を費やされたことと思います。本当にお疲れ様でした。これからの子どもたちの指導に活かしていきたいと思っています。ありがとうございました。

***************************************
(引用終わり)

回答、ありがとうございました。m(_ _)m

なるほど、「実際の指導メニューの一例や指導計画書のサンプル」が
あると実用度が増しますね。
検討します。

ただ、DVDの全体の時間が2時間30分と長いですので、
改訂版では2時間程度に縮めたいと思っています。

指導計画書のサンプルを入れる場合、どこかを削りたいと思っています。
どこを削ったらよいでしょうか?

音声学の構音位置の説明が少ししつこかなと思っています。

でも音声学をしっかり理解することも大切にしたいとも思っています。

何か良いアイデアがありましたら、どなたでも結構ですので、
ご教示ください。m(_ _)m

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・・・(TOT)


1 指示はわかりやすく
2 褒める
3 予告する
4 「××してはいけない」ではなく、「○○する」

などなど・・・。

これら子育ての基本は、
この仕事で食べている人には常識ですね。
でもこの常識を
どのように人に伝えていけばいいのか・・・。

「口で語るな。実践で語れ」
というけれど、
なかなか伝わりませんね。

スモールステップは、
子どもに対してだけではないですが・・・。

やっぱり、子育ての当事者も成功体験が積めるように、
こちら側が工夫しないといけないのですね。
当事者にもいろんな方がいますから、
個々のニーズに応じて。


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特別支援教育士(LD,ADHD等)書類審査「合格」

単位不足で今年は申請できないと勘違いしていました。
知人に教えて頂いたおかげで、速達で申請したら間に合いました。

筆記試験を受けてきます。
昨年の筆記試験の合格率は八十数%だそうで、
なんとしても合格したいものです。

資格が欲しいというよりも、
これまでお金と時間を犠牲にしてきて、
これ以上犠牲にしたくないという思いが強いです。

つきましては、すでに筆記試験を体験された方、
どんな問題が出るのか、コメントかメールで教えて
いただけるとうれしいな、と思うのですが・・・。

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クイズ$アネオリミ 構音指導特別編

クイズ$アネオリミ バージョン2は、
おかげさまで、1~2日に一人「合格」しています。

ただいま、某研修会で使用するための、
「クイズ$アネオリミ 構音指導特別編」
を作成中。

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言語聴覚士国家試験 2

 

問題159 日本語の音韻発達で最も遅い時期に習得されるのはどれか。

1./p/
2./d/
3./r/
4./m/
5./y/

(私見)
構音の発達のおおよその順序は大事です。
パ行はもっとも早い時期に習得します。
最も遅いのは、サ行、ラ行ですから、3が正解です。

 


問題156 /s/が/t/に置換する5歳児に対して必要でないのはどれか。

1.発声発語器官機能検査
2.バウムテスト
3.聴力検査
4.WPPSI
5.ITPA

(私見)
バウムテストは、心理投影法ですから、構音指導には直接関係がありません。
少し古い本では、LDの認知特性のアセスメントの中にバウムテストが入っていたり、
新しい本でも、LD,ADHD、高機能自閉症を「心の病気と症状」に分類している文献もあります。
まだまだ混乱がありますね。
正解は2です。

 

問題140 小児の言語訓練で適切でないのはどれか。

1.課題を理解し反応しやすいように提示する。
2.検査で達成できなかった項目から訓練する。
3.興味を示す活動を手がかりに訓練語彙や表現を選ぶ。
4.発達レベルと生活年齢を考慮して訓練計画をたてる。
5.問題の改善につながるような内容を選ぶ。

(私見)
検査でできなかった内容をやるというのは、実は最も効果がないですね。
検査の成績を上げるために指導があるのではなく、検査結果から示唆される
学習や生活の困難の要因、また得意なことを見つけ、得意分野を生かして指導する、
というのが基本と思います。
正解は2です。

 

問題139 LD(学習障害)の検査で適切でないのはどれか。

1.RAN(Rapid Automatized Naming)
2.視覚的記銘
3.音韻意識
4.CARS(The Childhood Autism Rating Scale)
5.聴覚的記銘

(私見)
CARSというのは、LDではなく自閉症についてなので、誤りだとわかります。
正解は4だと思います。

 

問題137 高機能自閉症の行動特徴はどれか。

a.相手の話を聞かずに自分からよくしゃべる。
b.漢字や計算は得意だが読解は苦手である。
c.隠喩を理解する。
d.ルールのある遊びに適切に参加する。
e.友達が規則を破るとすぐに指摘する。

1.a、b、c    2.a、b、e    3.a、d、e    4.b、c、d    5.c、d、e

(私見)
高機能自閉症と言っても、子どもによって状態像が違うので、いちがいに○×はつけがたいですが。
教科書的な知識は持っていないよりは、持っていた方がいいのでしょう。
一般的には、d は誤りでしょう。したがって、選択肢の3,4,5は消えます。
また、cも一般的には難しいので、正解は2だと思います。

 

問題135 4歳で3語発話が可能な子供に適切でない検査はどれか。

1.フロスティッグ視知覚発達検査(DTVP)
2.WISC-Ⅲ知能診断検査
3.絵画語い発達検査(PVT)
4.K-ABC心理・教育アセスメントバッテリー
5.田中ビネー式知能検査

(私見)
各検査の適応年齢を問う問題ですね。
WISCは5才からなので、正解は2ですね。
就学前にWISCをとったというケースは見たことがありません。

 

第10回問題134 言語機能の評価を含まないのはどれか。

1.KIDS乳幼児発達スケール
2.遠城寺式乳幼児分析的発達検査法
3.日本版ミラー幼児発達スクリーニング検査
4.新版K式発達検査
5.グッドイナフ人物画知能検査(DAM)

(私見)5でしょう。

 

問題133 正しい組合せはどれか。

a.LCスケール   言語・コミュニケーション発達スケール
b.JMAP      日本版ミラー幼児発達スクリーニング検査
c.STRAW      小学生の読み書きスクリーニング検査
d.PRS       自閉性判断のための調査票
e.MMPI      心の理論課題検査

1.a、b、c    2.a、b、e    3.a、d、e    4.b、c、d    5.c、d、e


dのPRSは、LDの調査票ですね。最近はPRSよりLDIを使いますが。
eのMMPIは、「ミネソタ多面的性格検査(多面的人格目録)」で、心の理論とは違います。
正解は1。

 

問題67 幼児の遊びについて誤っているのはどれか。

a.保育や教育の場では遊べない子供のことが心配されている。
b.ごっこ遊びには生活の流れについてのスクリプト的知識が必要である。
c.いざこざは遊びの楽しさを壊すので大人はすぐに介入した方がよい。
d.遊びを通して認知発達を促すことを認知行動療法と呼ぶ。
e.ある物を別の物に見立てるには象徴機能の発達が必要である。

1.a、b   2.a、e   3.b、c   4.c、d   5.d、e

(私見)
c 子どものいざこざにすぐ介入してばかりだと、せっかくそこから学ぶことを
 もぎとってしまいます。
d 認知行動療法ではなく、遊戯療法ですね。
正解は4だと思います。


問題136 1才半の子どもの発達スクリーニング項目で適切なのはどれか。

a.なぐり書きをする。
b.絵本を見て3つのものの名前を言う。
c.困難なことに出会うと助けを求める。
d.簡単な命令を実行する。
e.「大きい・小さい」がわかる。

1.a、b、c    2.a、b、e    3.a、d、e    4.b、c、d    5.c、d、e

(私見)
大きい、小さい、がわかるのは、3歳前ぐらい。
なぐり書きは1歳ぐらい。
正解は4。

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言語聴覚士国家試験1 

私は言語聴覚士の資格を第4回国家試験で取りました。
あれから6年、久しぶりに試験問題を見ました。

「たんぽぽ」のHPから国家試験のページ。
http://park18.wakwak.com/~tanpopo/mezase/st/10kai-mondai.html

2ちゃんねるの「第10回言語聴覚士国家試験」
http://school7.2ch.net/test/read.cgi/doctor/1203166531/


当時必死で覚えた知識もほとんど忘れてしまい、今受けたら
受からないだろうな・・・。

午後の専門科目では、小児の問題がたくさん出ているので
ありがたいなあと思います。
学校教育の問題も含まれています。
医療現場のSTさんが、少しでも学校教育のことを知っていて
欲しいと願っているのは、問題作成者も同様なのでしょう。

これからシリーズで(できるかな?)、特に小児に関わる問題を
見てみます。


問題143 発語のない3歳のダウン症児の指導で適切でないのはどれか。

1.身振りによる表現を促しコミュニケーションを楽しませる。

2.理解語彙を増やす。

3.構音点や構音方法を教える。

4.発声に意味づけをし、適切な表現を聞かせる。

5.言語面だけでなく遊びや生活習慣・社会性など全体発達を促す。

(私見)
ことばがないからと、お口に注目したい気持ちはわかるのですが・・・。
3歳児に構音点位置づけ法は難しすぎるし、しかも構音障害ではなくて、
発語がないわけですから・・・。
こういう問題が出るということは、実際にそうした指導事例が出かねないという
状況を反映しているのでしょう・・・。
正解は3でしょう。



問題146 教育との連携で言語聴覚士の対応として適切なのはどれか。

a.個別指導計画作成のために言語・コミュニケーション能力を評価する。

b.個別指導計画の作成・実施の援助をする。

c.個別指導計画の親への説明は教師に任せる。

d.学校からの求めに応じ保護者の同意なく検査結果を報告する。

e.日常の授業を参観し集団の中での子どもの状態を把握する。

1.a、b、c    2.a、b、e    3.a、d、e    4.b、c、d    5.c、d、e

(私見)
STが学校の個別の指導計画の知識を持つことを求められた、というのはありがたい話です。
c は、STからも説明が欲しい部分がありますね。
d は、個人情報保護法から照らして、通常は問題ですね。
例外もありえますが。
正解は、2だと思います。



問題147 言語発達障害児の保護者支援について適切でないのはどれか。

1.情報提供とピアカウンセリングの機会として保護者教室を開催する。

2.発達レベルに応じて保育所・障害児施設などへの参加を勧める。

3.発達レベルや障害像を説明する。

4.全体的な発達を促す働きかけを助言する。

5.障害児の育児を最優先するよう助言する。

(私見)
「もっと育児をがんばりなさい」とやってしまうのは・・・。
育てにくさのあるお子さんに疲れ切っておられる親御さんにどう対峙するか。
できないことを指導するのでなく、今できていることを認めたり、
子育ての悩みを共有し、解決策を一緒に考えることが大切では。
正解は、5だと思います。

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失語症者のための自作教材集

岡山県言語聴覚士会HP 

アレンジすれば、子どもにも使えます。
たとえば、「文が正しいか判断する」では、 
「紙でハサミを切る」 
うっかり正解と思いがちです。
 「で」「を」の助詞の文法は理解できているのに、
耳で聞くと聞き誤りやすい子などに。
(助詞の理解ができていない段階では、
この教材はレベルが高すぎです)

 問題文を読んで聞かせ、
正解なら「ピンポン」、
間違いなら「ブー」を押してもらいます。 
あくまでも、学習というよりは、
クイズ風に楽しみながら。

それでも、こうした「学習的な」指導をいやがる子には、
遊びの中で意図した内容をさりげなく入れた方がよいでしょう。
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研修DVDの感想 2

DVDを見て頂いたある方からアンケートFAXの返信が届きました。

以下のように5段階評定で、コメントを書くようになっています。

5 とても良い 
4 良い 
3 普通  
2 良くない  
1 とても良くない

(以下、引用)
***********************************

・わかりやすさ・・・5
  コメント→画像も解説もとてもわかりやすかったです。

・学術的な正確さ・・4
  コメント→私も「音素」という表現を使用していますが、阿部雅子先生の『構音障害の臨床』の本では、「単音」となっています。混乱しているのは私だけでしょうか。  

・内容の充実度・・・5  
  コメント→「よくぞ、ここまで」と感心して見させてもらいました。

・実用度・・・・・・5 
  コメント→保護者や対象児に説明する時に参考にさせて(真似させて)もらいました。 

・全体的な評価・・・5 
  コメント→構成もすばらしく、飽きることなく楽しめました。

***********************************
(引用終わり)


アンケートありがとうございました。

子音部分=「単音」
子音+母音=「単音節」ですね。f(^_^)

次回改訂に是非反映させたいと思います。
ありがとうございました。m(_ _)m

かなり甘く評価してくださったと思います。
これからアンケートを送ってくださる方は、改訂のために、
少し辛めでも大丈夫ですので、よろしくお願い致します。m(_ _)m

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カウンターで褒める。見通しをつける。

100円ショップで買ったもので、もう何年も現役で使えているもの。
  

使い方
1)一課題クリアしたら、一つ玉をずらす。10個たまったら、遊びなどの報償。
 2)ゲームのポイント記録表として。
 3)10までの数の分解、合成に 

単調な練習で飽きやすい子どもでも、カウンターで終わりの見通しをつけてやると集中できる場合があります。
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これまでの日本LD学会の発表で印象に残っていること 2

・中学校では、教科担任制のため状態把握の難しさがある。中学校は反応が冷たい、と誤解されることがあるが、一度わかると対応は早い。
→(私見)私も経験上、そのことは感じています。
確かに教科担任制なので、子どもの様子が授業によってどう違うのかわかりにくいです。
では小学校のように、ほとんどの授業を同じ先生が指導すると、状態把握がしやすいかというとそうでもありません。結局、学校の中での情報交換を密にできるかどうかということが鍵のように思います。

・「専門家チーム」というより、「専門家を育てるチーム」だ。
・専門家チームのメンバーは、関わっている人が入る。メンバーはフレキシブルに。
・専門家チームは、市町村ごとに。
→私も地域の巡回相談員として、学校を訪問したり、地域の専門家チームの会議を傍聴?(でも発言も求められる)する役を仰せつかっていますが、各市町村レベルで「専門的な」専門家チームを設置するのは現時点では難しいと思います。
あまり「専門家チーム」と構えるより、子どもに関係する方々が集まって、なぐさめあったり、情報交換したりするだけでも、意味があるのではないかと思います。
そのような時間がとれるだけでも、現状では大変なことですから。
そして、そのような場にも、特別支援教育の基礎的な研修のニーズがあるように感じています。

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中学校で激減する通級指導教室

下の棒グラフは、ある地域における2007年4月現在の通級児童生徒数の累計です。 
(特別支援学級への通級を含む)
あえて、人数は載せませんが、
グラフに特徴があることが読みとれるでしょう。
 
小学校の通級を利用していた児童が、中学校でも利用したいが、教室が存在しない、という話をよく聞きます。
ある市町村の就学指導委員会が、中学校への通級指導教室の設置が妥当と答申し、教育委員会も準備していたにもかからず、学校の都合で設置されなかった、という保護者の涙ながらの訴えも見ています。
 中学校に通級指導教室が設置されにくい理由は、たとえば以下のことが挙げられています。

1 クラブ活動などで放課後の通級がしにくい。
2 中学生ともなると、授業を抜けて別室で指導を受けることに抵抗を感じる場合がある。
3 教科担任制なので、通級しても、それを担当する教員の教科の関係があり、教科指導の補充は難しい。

そして
4 中学校での設置数がもともと少ないため、中学校の教員が通級という制度そのものになじみがうすいこと。
ということもあるかもしれません。

一方では、過日NHKでやっていたように「通級指導学級」を中学校に設置し、成果を上げているところもあります。

通級が特別支援教育の全てではありません。
通級は、通常学級での授業の工夫、TT、支援員や放課後の活用など様々な選択肢のひとつにすぎません。
通級が妥当かどうかは、通常学級でのフォローだけでは足りない場合、初めて選択肢として考える、という順序が必要かもしれません。
 ただ、週1回でも、個別指導にメリットがある子がいることも事実であり、授業を抜けてでも、通級を望む親子が存在することも事実です。
中学校の通級指導教室の増設というハード面の解決は、特別支援教育の前提とまではいわないまでも、重要な要素の一つであるとは言えます。

様々な選択肢が用意されるということが、特別支援教育の基本的理念ではないでしょうか。

 道親の会のある方は、中学校の通級指導教室について、以下の掲示板で述べておられます。 

http://bbs3.sekkaku.net/bbs/dokotoba.html


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「音韻抽出」おそるべし

練習ではきれいな発音なのに、会話になったとたん、側音化(歪み)一貫、
しかも長期にわたって、という事例に遭遇しませんか? 

私が思う、代表的な理由は2つ。 

1 舌背緊張がゆるんでいないまま、単語まで練習してしまったため、会話では挙上して歪みやすくなる。

 2 音韻分析能力に苦手さがある。

 今回は2の話し。

エポック社の ポカポンゲーム。  

「シ」が聞こえたら、ボタンを押してね。
先生は、盾をおろしている。
「シ」が聞こえたら、すぐ上げて守るからね。
どちらが早いかな。 

予め録音しておいた音声を再生する。

「き、み、じ、み、し」
「はさみ、りんご、ものさし」
「きのう、だいちゃんが、雨のなかを 走りました」・・・

 これがどの子も夢中になる。

「早く押して」なんて指示をしなくてよい。

競争だから、子どもの方から早くする。 

今までは「シが聞こえたらカードを上げてね」「シールを貼ってね」など
おとなしい指導が中心だった。

 しかしポカポンでは、子どもの集中度が全く違う。 

次に、パソコンに予め保存してある絵カードを見せる。 

数秒間隔で自動的にめくってくれる画像閲覧ソフトを使用。 

「し」のつくことばの絵が出たらボタンを押してね。 

初めは、めくる間隔を5秒とする。 

なれてきたり、レベルが低い場合は、間隔を3秒にしてみる。

 これで、耳から目から、両方からの「抽出」練習ができました。

つまり「認知心理学的アプローチ」。

 練習では正しい音が出たのに、会話になると一貫の歪み。
 なかなか「般化」が起こらない、という事例の背景に
「音韻抽出」の問題があるのかも。

「音韻抽出」によって、般化が一気に進んだ事例を
複数経験しています。


子どもによって、間違え方にも特徴が。

どの音でもすぐボタンを押してしまう衝動的タイプ。

石橋をたたいてこわすわけではないけれど、
音の同定に時間がかかるタイプ。

などなど、間違え方によっても、いろいろ見えてくるものがあります。


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ペーパークラフト教材

リンク集に、優れたペーパークラフトのページを入れてあります。
その中から。

ぐっぴょんのペーパークラフト
 http://kids.goo.ne.jp/papercraft/goopcraft/index.html

この中の、すごろく ~シェフになろう!~
http://kids.goo.ne.jp/papercraft/goopcraft/data/vol018/index.html

を何ケースかで取り入れてみました。

ねらいとしては、
1 レシピと自分の持っている食べ物カードとのマッチングや、
  終了後の点数の計算など、ワーキングメモリに負荷のかかる
  作業を楽しめること。

2 料理の感覚も育てる(一人暮らしをしてもいいように。高学年には)

3 工作段階から関わらせて、手先の巧緻性を育てる など。

結果としては、
予想以上に楽しめますが、

・カード一枚一枚が小さく持ちづらい、見づらい、探しづらい
・ボードも、その中の字も小さくて、とても読みづらい

ということがあったので、

・同じ種類のカードを表裏に貼り合わせて、ラミネートしてみました。
 →すべりがよくなり、探しやすく丈夫になりました。
・ボードは拡大印刷
 →読みやすく、コマも扱いやすくなりました。

市販のボードゲームに決して劣らないものになりました。
紙代とインク代以外は無料なので、何枚でも作れます。
おみやげに自宅にもって帰らせると、親子のコミュニケーションにも。

料理についても、子どもと会話が弾むかもしれません。
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流氷3

DSCF2571.JPG 
(写真をクリックすると拡大。全画面表示でご覧ください)

今年は、流氷の滞留期間が長いです。
撮影時マイナス11度でしたが、海からの冷たい風には、それ以上の
寒さを感じさせられました。シャッターを切る手がかじかんで
大変でした。

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研修DVDの感想

ご感想のメールを頂きました。
以下引用します。

************************************

こんにちは。
研修DVDが昨日届きました。
クッション封筒でご丁寧な梱包していただき、ありがとうございました。
 
本日DVDプレイヤーとパソコン(VAIO)にて再生しましたが、特に不具合無く見ることができました。料金を振り込み済みですのでご確認下さい。
 
一度、通しで拝見しましたが、濃い内容をとてもわかりやすく説明していただいているので、久しぶりに接する専門用語もスッと頭に入ってきました。
歪み音について扱ってくださっていましたが、テキストでは音がわかりませんから、指導を始めた当初に知っていれば、初めから歪みの指導ができたのに…と通級児に申し訳ない気持ちになりました。
「百聞は一見にしかず」のように、百読は一聞にしかず と痛感しました。
今度指導するお子さんには、このDVDで学んだことを実践していきたいと思います。
 
もう少しじっくり見てからアンケートを送らせていただきます。

************************************
(引用終わり)

もし、ざっとご覧になって、まだアンケートまではいかないけど、簡単な感想をお持ちの方がいましたら、お気軽にコメント、またはメールください。
アンケートは各観点を5段階評定なので、ちょっと書きづらいという方もおられると思いますので。
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言いまつがい

ある日、プレイルームで野球をしました。
バットを力強く構えた彼は、
「オレは、一本足打法だ」
というべきところを
「オレは、一本ダシ アホウだ」

ほう、あなたは「アホウ」だったのね。

2人でしばらく笑い転げました。

指導室では、
「先生が言うからね」
というべきところを
お父さんが言うからね」

家でも自分の子どもに
「お父さんが行ってくる」
というべきところを
先生が行ってくる」

言いまつがい
http://www.1101.com/iimatugai/index.html


言い間違いとは違いますが、ダジャレは
音韻分析の力を育てる教材として使ったことがあります。
どの音とどの音が似ているか、入れ替わっているとか。

へんてことば -子供たちのダジャレから絵本が生まれるサイト-
http://www.hentekotoba.net/

言いまつがいも、ダジャレも、
以前はおもしろさがわからなかったのに、
わかるようになったら、
音の分析の力などが育ってきているなあと感じます。

「さぶくて」おもしろくない、というのとはまた違います。

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『たのしくあそんで感覚統合』

紹介して頂きました。
『たのしくあそんで感覚統合』佐藤和美著、2007、かもがわ出版
http://www.7andy.jp/books/detail?accd=32015741

ことばの教室で感覚統合の実践を豊富にされている先生の著書。

感覚統合の困難さとして7つのタイプをあげ、それぞれに
合った運動遊びを紹介しています。
具体的な遊びの紹介では、これまでの実践記録のノートをまとめたようで、
手作り感があります。

通常の構音指導に合わせて、感覚統合をねらった遊びを行うことにより、
改善が早まる、と著者は実感を持っておられます。

「発語運動」と「運動企画」は同じ。

私も、通級を担当して11年になりますが、構音や吃音等の背景に、
身体全体の感覚統合のことを見る必要がある場合がある、
ということを実感しています。

いずれにせよ、指導は楽しくなければなりませんね。
指導の様子を撮った各写真では、遊んでいる子どもたちの表情が
生き生きしています。
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ちょっとした自主教材3 ひらがな多面体

DSCF2496.JPG










作成は「ペパクラデザイナー」が便利。
http://www.tamasoft.co.jp/pepakura/


使い方 1 多面体を振り、出たひらがなのつくことばを言う。
使い方2 多面体を振り、出たひらがなと、練習音を組み合わせて構音練習。

注意
多面体を振ること自体に夢中になり、遙か向こうに投げ飛ばし始める子がいます。
転がす場所を箱などで予め示すとよいでしょう。


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