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某公立学校ことばの教室教員。公認心理師、言語聴覚士、特別支援教育士。 『クイズで学ぶことばの教室基本の「キ」』の著者。  SINCE 2000.1.1 
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通級用の教材おかず1品 7 芸能人にファンレター

「Yahoo!きっず ポストカード」

http://contents.kids.yahoo.co.jp/postcard/

様々なデザインのレターセットが印刷できます。
本来はパソコン上でデザインを選択しますが、
時間がもったいないので、
予め印刷しておいたものを
子どもに選んでもらいます。

手紙を書く動機を高めるため、
好きな芸能人にファンレターを書くことに。

子どもの力をいろいろな角度から評価、指導できます。

1 レターセットを作る
→はさみを入れたり、のりで貼ったりなど、手先の巧緻性、運動企画、構成力を

2 文字を書く
→文章構成力、文字の読み書き、空間関係

3 切手を貼って投函
→切手をなめることで、舌の巧緻運動。投函で郵便の仕組みの説明、理解

こうしたマルチの活動を行うことで、
子どもの日常により近い状態にアプローチできます。
その活動の評価をもとに、次週の指導内容の方向性も決められますね。


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通級用の教材おかず1品 6  組み合わせカード



定番ですが。

「トランプ ギター ピアノ 太鼓」

発問
「ひとつだけ違うのはどれ?」

まず、「トランプ」を指させる子は多いですが、
理由を言える子は少ないです。

「楽器」
という単語が出てくれば最高ですが、
スモールステップとして、

1 何となくでも、トランプは違うことがわかり、指させる。
2 トランプ以外は音を鳴らすものであるという共通内容がわかる
3 2を一言で言うと「楽器」である

もっと細分化できるかもしれませんが、
子どもの状態に合わせて、クリアするレベルを設定し、
ひとつだけ上のレベルに導きます。
または、指導のねらいによって、
到達目標を設定します。

物の形、用途、目的などによって、
こうした教材はバリエーションを組んで作れますね。

ただ、抽象概念が高度になると、
たとえば
「厳しい」、「すなお」などのことばは、
絵で提示するのが難しいですね。
文字で提示することになるでしょう。

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通級用の教材おかず1品 5  あっちむいてほい

課題途中で、小休憩をはさむのに良い遊び。

首や上肢など上半身全体をよく動かすことや、
ゲームそのもののおもしろさにより、
たいていの場合、気分のリフレッシュに有効です。

「あっちむいてほい」、そのものにも、
以下の能力を育てる要素があると思うのです。

1 じゃんけんする能力
→特に「チョキ」を出す手指の運動
→タイミングに合わせて手を出す
→じゃんけんの勝負を判断する力

2 じゃんけんに負けた時、勝ったときでの
次の行動の選択の判断
→負けたのに「あっちむいて」と言ったり、
勝ったのに、首を振ることがありますね。

3 負けた時、「あっち向いてほい」の相手の指先に釣られないで、
それに逆らうように首を向けられるか。
→雑多な刺激に反応してしまう、注意転導性の強い子の中には、
相手の指先にどうしても釣られる子がいます。

多くの刺激の中から、必要な刺激を選んだり、
刺激を受けても自分の行動に影響を受けない、というような
注意転導性へのアプローチに使うことがあります。

全ての子に当てはまるわけではありませんが、
落ち着きが出てきた子は、
「あっちむいてほい」も上手になっている
印象が。

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通級用の教材おかず1品 3 「ました」ゲーム

「ました」ゲーム

 


やりかた

1 任意の絵カードの山を場に置く。

2 絵カードを一枚引き、自分の前に置く。

3 箱の中から、「ましたカード」を一枚引く。

4 「ましたカード」のことばの意味と、絵カードの組み合わせで
意味が通じれば、絵カードをゲットできる。
ゲットした人は、続けて絵カードを引き、
「ましたカード」も新たに一枚引ける。

例) 絵カード→「おすし」
   「ましたカード」→「たべました」
    
   「おすしを食べました」意味が通じるのでゲット。

   絵カード→「しんかんせん」
   「ましたカード」→「なげました」

  「新幹線を投げました」意味が通じないので、次の人の番。


・適用児童例

1) 「し」の構音が文の音読レベルまで改善したが、
自由会話、とりわけ「ました」の「し」が気を抜くと歪む場合。
→この場合、絵カードも「し」のつくことばばかりを用意すると
難易度アップ。

2)動詞の語彙の拡大に

3)助詞の使用の工夫で意味が通じる場合があるので、
助詞の活用能力の向上。
 たとえば、「新幹線を食べました」は通じないが、
「新幹線で食べました」だと通じる、など。

4)単語の呼称。(語彙の拡大。練習音が必ず入った絵カードの用意により
構音の般化など)

5)ともかく、明るい雰囲気にしたい場合
→「虫歯と仲直りしました」、「ふろしきをなめました」など
おもしろい文がたくさんできるので、たいての子どもはゲラゲラ笑います。


注意
おもしろすぎて、練習にならない場合があります。

↓ 「ましたカード」の一例です。他にも必要な動詞があれば追加してください。
ダウンロード(pdf)

↓台紙です。
ダウンロード(pdf)


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通級用の教材おかず1品 4 ビンゴ



ビンゴも、運命的な要素があるため、好きな子が多いです。
様々な使い方ができます。

1 数字を入れて、数字の読み、数唱に。

2 ひらがな一文字ずつ入れて、1文字レベルの
読み、形のマッチングなどに。

3 練習音が必ず入った単語を入れて、
 遊びの中でも正しい音が出せる般化へ。

4 漢字を一文字ずつ入れて、漢字ビンゴに。

5 「まっすぐに並ぶ」という視覚的弁別力の育成に

6 カテゴリーを指定して、分類概念の育成に
 例)「動物を9個書きましょう」
 例)引くクジカードには、動物以外の単語も入れておけば、
   「動物以外は、シートから探さなくて良い」という判断の部分が
   鍛えられるのでは。

ビンゴシート(pdf)



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通級用の教材おかず一品 2  三目並べ

「○×3目ならべ」

 
単調な構音練習などの途中でちょっとした遊びを入れるだけでも、
飽きずに練習を続けられる場合が少なくありません。

眼球運動、視知覚(「まっすぐに3つ並ぶという形態弁別が必要)
の育成にぴったりの子もいます。

子どもが上達すると、「引き分け」ばかりになるので、
4目並べ、5目並べと増やします。
ただ。あまり増やすと、今度は勝負に時間がかかりすぎて、
肝心の構音練習ができなくなるので要注意。

3目並べ用シート(pdf)

5目並べ用シート(pdf)

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通級用の教材おかず一品 1  文字マトリクス

「水の中の生き物を10こみつけよう」

 

縦、横に並ぶ文字列の中から、
水の中の生き物の単語を見つける教材です。
下の絵にない単語も含まれています。


・適用児童例

1 ひらがなの読みは、一文字ずつなら読めるが、
単語のまとまりごとに読む力があと一歩の場合。
→「心内辞書」の参照能力の育成
→文字を読む際の眼球運動の育成

2 水の中の生き物についての語彙の拡大、
カテゴライズなど

3 「○○かつ、△△」の学習。判断の連続。
→「意味のある単語かの判断、
かつ水の中の生き物の名前かの判断」など

4 通級指導時の「前菜」、構音練習時の小休憩



・非適用例
1 文字の読みが一字ずつでも困難な場合
2 水の中の生き物についての語彙がほとんどない場合
3 この手の教材を楽しめない場合

ダウンロード用シート(pdf)


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パンク寸前の就学指導委員会

今日は教育委員会レベルの就学指導委員会でした。
朝8時30分から始めて、終わったのは夜9時30分でした。

就学判定したケースは百数十例に達しました。

昨年よりも数十ケース増え、来年度はさらに増えるそうです。
子どもの総数は減っているのに、
支援の必要な子はうなぎのぼりです。

これには、医療機関の普及や、健診体制の向上、
地域の意識の向上などが背景にあると思いますが、
地域や家庭教育の余裕のなさもある、と
乳幼児健診に関わっている先生が言っていました。

発達障害は環境が原因ではありませんが、
助長因子にはなりえるし、状態が目立ちやすくなるわけです。

虐待や不登校など様々な要因、状態が複雑に絡んでいるケースも多く、
障害の重複で、従来の障害種の班分けのシステムが既に
賞味期限切れの状態です。

来年度は対象となる子どもの数がさらに増えることから、
システムの変更が必要だという方向性です。

でも、少ない予算、時間ではどんなに工夫しても、
容量オーバーは解消しないでしょう。
これはどの委員も感じたことではないかと思います。

おまけに、某相談施設が、今年から、判定委員を撤退し、
誰が発達検査を行うかでパニック状態になりました。

重要なスタッフが抜けたが、スタッフの補充をする予算もないし、
分担するのも、知的水準を測る器具はこの地方に一台しかない。
それを買うお金も予算化されていない・・・。

ないことづくしですが、委員のみんなが、1ケースずつ
とても丁寧に検討していこうという姿勢には感動しました。

しかしこれからは、
巡回相談などの他のリソースをもっと実働的にしないと、
就学指導委員会だけで全てを抱え込もうということ自体
もう無理なわけです。

巡回相談と言っても、結局普段授業をしている先生方が
取り組むことになるわけで、日常担当している子さんの
指導時間を休みにしなければならないという矛盾が生じるのですが。

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文科省 概算要求 通級に352名

文部科学省は、平成21年度の予算要求の主要事項をまとめていました。

http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/20/09/08082905.htm


この中では、

*******

「小・中学校の通級指導の充実(352人)」
「特別支援学校のセンター的機能の充実(35人)」

*******

今後財務省との間でどのように調整されるか注目されます。

ちなみに今年は、通級指導の正職員の教員増は、財務省との調整の結果、
各都道府県で割って2,3名ずつというところでした。

単純に教員を増やせば良いわけではないとの指摘は、
その通りかもしれませんが、
求められる理念に比して、
予算のケタが違うのではないかと・・・。

国にお金がないのは重々わかっていますが、
別の予算項目では、特別支援教育の何倍もお金がついているのを見ると、
寂しいなあというのが正直。

巡回相談事業の拡充や教材開発に予算をつけているのは期待しますが。

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「巡回による指導」の成果と課題

いきさつは割愛しますが、
月1回~2回程度、他校へおもむく、いわゆる
「巡回による指導」を始めさせて頂いています。

様々な条件と制約の中での、特例中の特例のケースです。

まだ始めたばかりですが、「巡回による指導」のメリットは、以下の通り。

1 他校通級で週1回の指導では成果が上がりにくかったが、
「巡回による指導」での指導場面を学級担任の先生に参観して頂き、
研究協議することができるため、その内容を毎日の指導に生かすことで、
子どもが著しく伸びている。

2 在籍校に直接伺うことで、子どもの日常の姿を直接確認でき、
子どもの実態によりフィットした指導内容を組み立てることができること。


デメリットは以下の通り。

1  保護者と直接話し合う機会が減った。
2  時間、旅費、勤務対応の問題 など


「巡回による指導」が成功するには、以下のことが必要と感じます。

1 在籍校の学級担任や保護者、そして誰より「本人」が
 「巡回による指導」を求めていること。

2 前日までには、学級担任と電話などで軽く打ち合わせし、
子どもの様子や学級担任の悩みなどの情報を入れておくこと。

3 学級担任に「教える」とか、「指導する」というスタンスではなく、
あくまでも一緒に悩み、考えるというスタンスであること。
→子どものことを一番知っているのは、学級担任であって、
部外者はあくまでもオマケですから。

4 無理をしない。忙しいときは休ませて頂いたり、
延期させて頂く。

あとは、
勤務対応、旅費の問題になってくるわけですが。
個人のサービス精神だけでは長続きしません。


教室に通いたくても、保護者の仕事や交通機関の都合で
通えない子が実はたくさんいます。
「巡回による指導」は、
子どもや親が移動するのでなく、教師が移動することで、
子どもの学習権を保障しようという取り組みなのだと思います。

様々な制約があって、実はとても難しい問題ではあります。

実際、冬は行けないだろうなと思っています。
「本務外」なので、事故補償がないのが致命的ですね。
最近は一時より価格が下がり始めたけど、ガソリン代も。

少しでも世の中の役に立ちたいという気持ちはあるのですが。

国は「巡回による指導」の教員の身分保障をしなさい、
と言っているのですけどね。

地域には先立つものがないので仕方がないですが。
「気持ち」と「現実」との間をどう埋めていくか、
どうつきあっていくか、これからも課題です。

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カテゴリー弁別、上位概念などを育てるゲーム

・どきどきフィッシング
http://www.mocco.jp/W-270

→色と数を表す2つのさいころを同時に振って、
 「ピンクが2つ」と出れば、
 ピンクの魚を2匹つれるという遊び方ができます。
 魚釣りをしながら、色と数という2つの条件を同時に考え、
 記憶、判断しながら遊ぶことをねらいます。
 とても釣りやすいように作ってあるので、
 目と手の協調運動が苦手なお子さんもOKです。
 むしろ協調運動の発達をねらいにする場合は、
 単純な魚釣りゲームとして使うのもありでしょう。


・「色・形」
「MES自作教材CD-ROM」
「障害者とコンピュータ利用教育研究会」
http://www.ceser.hyogo-u.ac.jp/naritas/mes/mes.html
というところが発行している(いた?)
パソコン教材の一部をハードコピーして印刷、
ラミネートしました。
色と形という2つの条件を考えながら、
当てはまる場所に置きます。




定番中の定番ですが、
色・形・大きさカルタ


→色、形、大きさの3つの条件に合うカードをすばやくとります。
 たとえば
 「大きい、赤い、まる」とか。

PDFにしていますので、ご自由に印刷してください。
ダウンロード(pdf)


子どもの反応をよく観察して、バリエーションをくみます。

たとえば、以下の反応が見られます。

1)3つの条件を最後まで聞かないでカードをとる
2)問題は最後まで聞くが、まちがえてとりやすい

こうした場合、以下のことを考えてみます。

衝動性のコントロールは? 聴覚的短期記憶は?
ルール理解は? 勝負へのこだわりは?
色、形の弁別は?
たとえば、四角と三角の区別、
同じ形だが向きが違うとわからないとか。


衝動性のコントロールが苦手なお子さん、
最後までことばを聞くのが苦手なお子さんには、
カードが最後に1枚だけ「赤・大きい・三角」だけが残ったとき、
出題者は
「黄色!」
「緑!」
「小さい!」
「まる」
などと、わざと違うことばを言ってあげて、
間違えて取ったらお互いに笑う、
という遊びにもっていくことをよくやります。

そもそも、色、形、大きさのカテゴリーの弁別ができていないなら、
何枚かのカードをピックアップして比較させて、
何が同じか、何が違うかを考えさせる、
という事前学習が必要になるでしょう。
「色、大きさ、形」ということばが出なくても、
その概念がわかればまずはOK。

同時に3つの条件を覚えられない、
聴覚的短期記憶が苦手なお子さんなら、
条件を2つに減らしたり、
単純に単語1つだけの、ベーシックな絵カードカルタ
から入るのも一法でしょう。


学研などの「3ヒントゲーム」も3つの条件を満たすカードを取る。
トランプの7並べも、同じねらいで使えますね。


今度は逆に「違うところ」「同じところ」を指摘する教材です。
こちらも定番ですが、
「弁別組合せ学習カードセット」
http://www.saccess55.co.jp/kobetu/dlm/dlm2.shtml

どれが仲間はずれかを指摘はできるが、
その理由が言えないお子さんは多いですね。
「わかっているが言えない」お子さんには、
正解を選択肢で示すのも一法では。


以前も紹介しましたが、
少しレベルアップすると、
岡山県言語聴覚士会の
「失語症者のための自習教材集」
http://www.kawasaki-m.ac.jp/mw/commhw/okayamast/self-study_shitugo/index.php

「仲間はずれ」だけでなく、
「似た意味の単語」
「反対の単語」
なども入っているのがいいですね。

児童には難しい問題は割愛します。
また、漢字もひらがなに置き換えたり、
絵に置き換えた方が良い問題もあるでしょう。

カテゴリー弁別の育成がねらいですから、
文字の読みや短期記憶など他の能力にまで負荷をかけない、
ねらいを広げすぎない、
負荷がかかるようであれば、子どもに合わせて改変する、
というのは教材使用の原則ですね。

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キッズ@niftyのプリントで、数唱、目と手の協応運動等を

リンク集にこそっと入れておいたのですが、

「キッズ@nifty」

ここの「プリントあそび」の絵がきれいです。

「点つなぎ」では、目と手の協応運動の他、
数唱にも使えますね。

工作もおもしろそう。

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「ハヤオシピンポンブー」でクイズ風に

人が長く話したことを聞いて理解する練習によく使う教材の一つです。

「葛西ことばのテーブル」の『おはなし読解ワーク」です。

http://homepage2.nifty.com/kotobanotable/

本当は子どもが自分で文字を読んで答えるのかもしれませんが、
指導者の私が2回読み聞かせたり、
設問も子どもの実態に応じてアレンジして使うこともしばしばです。
子どもの実態やねらいによって、アレンジの仕方を変えます。


これだけではつまらないので、はやおしボタンも使います。

「NEWハヤオシピンポンブー」

http://www.p-kaneko.co.jp/pitem/47128565


正解した数が視覚的にわかるように、
ポイントをゲットするごとに、色カードをわたします。


保護者やきょうだい等が同席した時は、
競争になるのでもりあがります。


また、プリキュアの教材化でも紹介しましたが、
回答の語句を「○○○」などと提示して音節数を予め指定すると、
音の分析を育てることにもなるし、
回答が正しいかどうかを正確に判定しやすくなります。

最終的には子どもが勝つようにし、自信を育てます。

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言語聴覚士 中川信子先生がホームページ公開

「子どもの発達支援を考えるSTの会」代表で、
言語聴覚士の中川 信子先生がホームページを公開しました。
http://www.soratomo.jp/


先生のことばは、いつも励みになっています。

「中川先生の講演は、温かさを感じる」という感想をよく聞きますが、
このホームページからも温かさを感じます。

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「逆唱カルタ」で語音の短期記憶、分析能力を育てる



指導者が、「も・く」と言ったら、
その反対の音を考えさせ、
「くも」だとわかったら、くものカードを取ります。

3人以上いるなら、通常のカルタ風に、
1対1の指導なら、「早くとらないと、先生がとっちゃうよ」
と言いながら、競争にします。

写真は全て2音節の単語ばかりですが、
3音節、4音節とレベルアップすることもできます。

また、さらにレベルアップするなら、
子どもに出題役をやってもらうことで、
「反対のことば」を考え、発音するまでの過程を
刺激することにもなります。

語音の短期記憶、似たような語音を聞き分けること、
語音の分析能力などを育てるための教材の一例です。

音韻の分析能力が弱いと、人の話の内容を聞き分けたり、
思ったことを話したり、
文字の読み書きの学習に遅れが出る場合があります。

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これは使える! 構音指導のビデオ

岩手県立総合教育センターのホームページに
ビデオを見ながら構音練習ができるページを発見しました。

http://www1.iwate-ed.jp/tantou/tokusi/kyouzaitop_tokusi.html

舌の運動機能を高める練習や、「けいーーー」から「き」を誘導する
漸次接近法による指導など、実際の映像を見ながら練習できます。

ビデオの対象となる子どもの状態を
よく検討することなしに利用するのは問題ですが、
映像でわかりやすいという点ではピカイチと思います。
私が作らせて頂いたDVDに欠けている部分とも言えます。

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構音(発音)のための基礎となる力の一つ「吹く」

blowing1.jpg












お口は本来、飲んだり食べたりするための器官です
そこに発音という高度な機能を持たせたのが人類です。
したがって、発音以前に、
食べたり飲んだりという機能が十分でないと、
発音もうまくできない、という場合があります。

「BCSS」が大切です。
 BCSSとは、
 B;ブローイング(吹く)
 C;チューイング(噛む)
 S;サッキイング(吸う)
 S;スワロイング(飲み込む)
 
発音が不明瞭な背景に、BCSSの弱さがある場合は、
その練習を取り入れます。
今回は「ブローイング」(吹く)練習の紹介です。
この手の地味な練習では、子どもは疲れやすく、
飽きやすいです。
小休止をときどき入れながら、楽しみながら、
いかに飽きさせないかがポイントです。
 
右側のピンポン球が載っているのは、
コースがパズルになっていて、
組み合わせを替えることができます。

ブローイングには、
ソフトブローイング(弱く吹く)と
ハードブローイング(強く吹く)があります。
練習目的によって使い分けるので、
どの教材、どんな使い方が適切かを考えて使います。

たとえば、ストローを使ったシャボン玉は
ソフトブローイング、少し重めの風車は
ハードブローイングになるでしょう。

風船ガムは、噛んだり丸めたり、
できれば風船を作ったり、
舌の運動のコントロールを育てるのに
最も多く使われる教材の一つです。

ただし、BCSSだけをやっていれば
全ての構音が改善というわけでもない場合が
少なくありません。
筋トレをやっていれば、
バスケットのシュート率が上がるわけではないのと同様です。

逆に、様々な理由で直接的な構音練習は避けた方が良いと
判断される場合や、
未熟構音などBCSSが大きな要因と考えられる場合は、
BCSSをやりながら様子をみるということはあるでしょう。

言語発達やきこえ、音韻分析能力、心理面など、
総合的な評価の上で、どんな指導内容が適切かを判断します。

構音指導は、「訓練」ではなく「遊び」、「楽しみ」になるように。
「この人に伝えたい」という気持ちになって、
ことばは初めて使うものなのでしょう。

言語聴覚士の臨床実習が終わり、ほっとしているところです。
いつの年も、実習生は「訓練」という用語をよく日誌に書いてきます。
私は、まずそのとらえ方を変えて頂くために、
「訓練」ということばを使わないように指導しています。
もちろん、学校教育上も「養護・訓練」から「自立活動」に
変わっているということもありますが、意図はもっと深いものです。

医療サイドではSTは「訓練」、「リハビリテーション」の領域に
位置づけられるでしょうから、当然の用語ではあります。

だから「訓練」は間違いとか正しいとかではなく、
ことばを考えることで、
STの前提をとらえ返すきっかけとなることを願っています。

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プリキュア5 の教材化 その2

プリキュアは、戦うことよりも、
メタモルフォーゼ(変身)すること自体に
力点が置かれている感じがありますね。


前回の記事の出題の仕方では、
プリキュアの知識がある人が
有利になってしまいますが、
出題のバリエーションをくめば、
プリキュアを全く知らない人でも
取り組めるようにできるでしょう。

また、指導のねらいによっても、
バリエーションをくめるでしょう。

たとえば、

「1 ナッツが作ったパソコンでは、
パルミエの王国と何ができますか?」
    「○○○が○○○」

→ ○に文字を入れるという課題です。

指導者が文を2回読み、
大事な単語はメモをとるように指示します。

○に文字を入れるという指定により、
音韻意識や、言語的推理等に負荷がかかります。

ことばを正確に聞き、メモをとっておいて、
質問に正確に答える部分の強化を図ります。

今回は、プリキュアの固有名詞を答える訳でないので、
番組を知らない人でも負担がかかりません。

私は、このクイズを「アタック25」風にアレンジして、
ゲーム化しました。

http://www.asahi.co.jp/attack25/

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プリキュア5予告編で聞く力、まとめる力を

市販の教材ではどうも集中できない子どもに、
好きな話題をネタにすることがあります。

プリキュア5 
http://asahi.co.jp/precure/

はやっていますね。

この中の予告編は毎週変わるので、
ネタに苦労しません。

読んで聞かせた後、
オリジナルに作成した問題に答えられたら、
問題番号をゲット、ビンゴ風にして遊びました。

聞いているとき、大事な内容はメモするように指導しました。
特に、固有名詞、数字は大事だよと。

9月7日(日)放送分予告編の問題。

1 授業中におしゃべりをしていたのは、誰と誰ですか? 
2 「ぜっこうよ」と言ったのは誰ですか?  
3 「ぜっこうよ」とは誰に言いましたか? 
4 どうして ぜっこうよ と言ったのですか?  
5 のぞみたち5人は、だれにつれさられましたか?  
6 つれさられて、どこにつきましたか?  
7 ちかくのわくせいになげつけたものは何ですか? 
8 わくせいの名前は何ですか?          
8 くるみは、何がわからなかったのですか? 
9 ぜっこうしたのに、どうして助けてあげようと思ったのですか?
10 月はどんな世界ですか?

まあ、プリキュア好きなら、
メモしなくても答えられるかもしれませんね。

要領がつかめるようになったら、
少しずつプリキュアから離れていくのもいいかもしれません。

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読み書きのご相談について

読み書きのご相談を頂きました。以下のcomment です。

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学校現場に言語聴覚士臨床実習

今年も言語聴覚士(ST)をめざす学生を受け入れています。

受け入れている理由は、
1 医療機関や老人保健施設、就学前の発達支援センター等に就職しても、
学校現場を知っているSTが一人でも増えて欲しい。
2 私自身も勉強になる。

このほかに次のようなメリットも感じています。

3 普段は1対1の指導でも、もう一人が加わることで、
子どもの様子の変化を見ることができる。

4 ゲームでも課題でも、2人でやるより、3人でやった方がおもしろい。
(もちろん、構音指導など、1対1でないとできないこともあります)

5 ちょっと子どもを見ていてもらう間に、保護者と話し合いができる。

3,4、5については、普段から、同僚の先生同士でやればいいのですが、
どの先生も他の子の指導が入って都合がつきにくいです。
同じ時間に通う子ども同士でグルーピングしてもいいのですが、
なかなか都合の良いようにはいきません。

1年間通しで、もう一人いたら全然違うのに、と思うこともあります。
受け入れた分、雑務に時間を取られることも多くなり大変ではありますが。

実習生はおおむね、LDの話をしても、
高次脳機能障害を含めた認知心理学的なセンスをもっているので理解が容易だし、心理アセスメントについての知識(知能モデルも含めて)も勉強しているようなので、そこから話ができるわけです。

専門用語を用いても、ほとんどの場合通じます。

私の指導の仕方について、どきっとするような意見を頂くこともあり、
私の方が学ばせて頂いていると思います。

民間の懇話会へ連れて行った時には、
「保護者のナマの声が聞けてよかった」と
感想を持ってくれたこともありました。

また実習を通して、小児の道を歩むことを決断した方もいて、
受け入れて良かったと思うことも多いです。

今後は実習だけでなく、
職員として、学校現場に専門職が入る時代が
くるかもしれません。
既にモデル事業が始まっていますね。

いろいろな視点、支援の手が
学校現場に入ることは、
子ども達にとってメリットになると思うのです。

指導主事をやらないかとか、管理職をやらないかという声が
そろそろかかっているのですが、
そんな仕事についたら、実習生なんて受け入れられないですね。

私は昇進(?)の野心も色気も全然ないのです。

現場から実践をコツコツ積み上げたいのです。

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なぞなぞを好きにさせたい



なぞなぞが苦手という子は少なくありません。
音声だけで問題を提示され、しかも、
様々な能力の総合が必要なため、
他の子はみんなわかるのに、自分だけがわからない、
という挫折体験をしているようです。
しかも、なぞなぞは、たのしいレクレーションの場が
多いですから、孤独感、疎外感も味わいやすいのでは。

しかもなぞなぞには、ダジャレ的に音韻処理を負荷するものや、
イメージ形成、言語概念など、問題の種類によって、
どう考えたらよいかが違う、その選択の難しさもあります。

おみくじボックスから、なぞなぞカードを一枚引いて、
答えられたらシートに置きます。
カードの裏に印がついていたら、もう一枚引けます。
先に9枚正解した人が勝ちです。

そこで、なぞなぞが苦手なお子さんには、
正解を示す絵をたくさんちりばめたシートを用意します。
初めは見せないで、
どうしてもわからなかったら見せるようします。

視覚的なヒントを出すと、正解しやすい子がいます。
問題の文が読めて、内容も理解できるのに、
正解がわからない子に適用です。

絵を増やすことで、難易度も調整できるでしょう。

ダジャレ的な問題、ストレートな問題などありますが、
1種類に絞った方が難易度は低いでしょう。

なぞなぞ嫌いなのに、これなら、
勝負が決まった後も続けたがる子もいます。

適用例
1 文字の読み、問題の内容理解に問題はないが、
想像力、言語概念と視覚的な表象との結びつきに
困難がある等の子。

2 文字の読みは苦手だが、指導者が読んであげることで、
問題の内容は理解できる子。

適用が難しい例
1 問題文の意味が理解しにくい場合
2 その子にとって簡単すぎる場合 など



もちろん、日常生活でなぞなぞが出されるときは、
視覚的なヒントなんて出ません。

たんなる甘やかしでしょうか?

そんなことはありません。

苦手意識のある子には、まず成功体験を積み、
その楽しさを味わうことが目標では?
そして、コツをつかめるようになったら、
徐々にヒントの頻度や質、時間を変えて難易度を上げます。
最終的にはノーヒントにします。

なぞなぞに答えること自体が目的というより、
言語概念形成の支援にもつながるでしょう。

たとえば、

「階段を上っても、すぐにおしりで降りてくるものなあに?」
→すべりだい

すべりだいの機能、特性についての言語概念を
思考する機会が与えられるわけです。

「できた」
と思えれば、楽しいと感じれば、もっと求めたくなる、
それが大事だと。

通常では失敗体験を積みやすいから、
特別な場に通って成功体験を保障するわけです。

支援がなくても成功体験を積める子なら、
特別な場に通う必要はないわけです。

通常の場で成功体験を味わえる子ども達と同じように、
支援の必要な子にも味わえるようにしたい。

むろん、それは特別な場だけでなく、
通常の場でも体験できるように、
発射台の役目という観点も大事だと思います。

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DN-CAS と LCスケール

今年うちの教室に入荷したものの一部です。

DN-CASは、ルリア・ダスモデル、
PASS理論がもとになっています。
つまり、

プランニング
注意
同時処理
継次処理
ですね。

ここにありましたね。
http://www.nichibun.co.jp/kobetsu/kensa/dn_cas.html

K-ABCでは測れなかった「プランニング」が測れるというのは
大変興味深いです。

何年か前に、芦別でダス教授の生講義を受けることができました。
PREPという、文字の読みに入るための継次処理能力を高める
指導の紹介がありました、
かなり質の高い豪華な研修会でした。

同時処理、継次処理ですが、
同時処理が優れているから、目から見せた方がわかりやすい、
なんて単純なものではないのでは、
と思うことがよくあります。
同時処理課題でも、継次処理も多少負荷するし、逆も同じ。

視覚=同時処理

と考えがちですが、

視覚的な継次処理

というものも存在するのですよね。

人の認知特性を単純に2種類に分けるだけでは足りない、
ということだと思うのです。


宇野先生は、この認知様式について、興味深いことを
おっしゃっています。

第4回 LD・ディスレクシア研究会(2001年)
講演内容
http://www.todoplan.co.jp/dyslexia/giziroku_4/kityou_kouen.html

質疑応答
http://www.todoplan.co.jp/dyslexia/giziroku_4/situgi_oh_to.html




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玉子焼き、だんだん上手になってきました。
全部食べてくれるとうれしいですね。

「お父さんの作った弁当すてきですね」
と幼稚園の先生に褒められた。

そうか保護者を褒めるのは大事だなあ。

幼稚園の先生から学ぶことは多いのです。
特別支援教育を学ぶ時に、幼稚園の見学は
とても参考になりますよ。

端的な指示、説明
視覚支援
発達段階に合わせたアプローチ

まさにずばりです。

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安心感と子育て

どたばたして、今、我が子の生活全体を面倒見ています。
幼稚園が始まったら、弁当も作らなければなりません。

しばらくはブログの更新もしにくいですが、
今日は少し時間ができたので。


今日、図書館で本を借りてきました。
借りたい本を選ばせました。
中身をほとんど見ないで、
カバーの色合いだけで
4冊選んできました。

ねんねの前に、4冊読んであげました。

「読み聞かせ」でなく「読みあい」

そこまではできなかったけれど、

難しいことばをわかりやすくアレンジしながら、
絵の細部から読みとれることを「話し合い」ながら、
読んであげました。

文の正確な理解の前に、
子どもと楽しさを共有できることを優先しました。

借りてきた本はとても気に入ったようです。

本を枕元に置いて寝たいと要求しました。

本に手を大事そうに添えて、
いつのまにか眠っていました・・・。


集団では
ほとんど何もできない我が子。

しかし個別では、
これほどまでに生き生きと。


「標準に近づかせるためでない」
「安心感があってこそ、能力は伸びる」

ある有名な方のことばが、
時間が経つほどに、
心に深く刻まれていくのを感じます。
他のことばではそんなことはないのに。

不思議です。

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