ハンドルネーム ya
某公立学校通級指導教室担当教員
言語聴覚士
特別支援教育士(S.E.N.S)
性別 男
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「Yahoo!きっず ポストカード」
http://contents.kids.yahoo.co.jp/postcard/
様々なデザインのレターセットが印刷できます。
本来はパソコン上でデザインを選択しますが、
時間がもったいないので、
予め印刷しておいたものを
子どもに選んでもらいます。
手紙を書く動機を高めるため、
好きな芸能人にファンレターを書くことに。
子どもの力をいろいろな角度から評価、指導できます。
1 レターセットを作る
→はさみを入れたり、のりで貼ったりなど、手先の巧緻性、運動企画、構成力を
2 文字を書く
→文章構成力、文字の読み書き、空間関係
3 切手を貼って投函
→切手をなめることで、舌の巧緻運動。投函で郵便の仕組みの説明、理解
こうしたマルチの活動を行うことで、
子どもの日常により近い状態にアプローチできます。
その活動の評価をもとに、次週の指導内容の方向性も決められますね。
文部科学省は、平成21年度の予算要求の主要事項をまとめていました。
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/20/09/08082905.htm
この中では、
*******
「小・中学校の通級指導の充実(352人)」
「特別支援学校のセンター的機能の充実(35人)」
*******
今後財務省との間でどのように調整されるか注目されます。
ちなみに今年は、通級指導の正職員の教員増は、財務省との調整の結果、
各都道府県で割って2,3名ずつというところでした。
単純に教員を増やせば良いわけではないとの指摘は、
その通りかもしれませんが、
求められる理念に比して、
予算のケタが違うのではないかと・・・。
国にお金がないのは重々わかっていますが、
別の予算項目では、特別支援教育の何倍もお金がついているのを見ると、
寂しいなあというのが正直。
巡回相談事業の拡充や教材開発に予算をつけているのは期待しますが。
・どきどきフィッシング
http://www.mocco.jp/W-270
→色と数を表す2つのさいころを同時に振って、
「ピンクが2つ」と出れば、
ピンクの魚を2匹つれるという遊び方ができます。
魚釣りをしながら、色と数という2つの条件を同時に考え、
記憶、判断しながら遊ぶことをねらいます。
とても釣りやすいように作ってあるので、
目と手の協調運動が苦手なお子さんもOKです。
むしろ協調運動の発達をねらいにする場合は、
単純な魚釣りゲームとして使うのもありでしょう。
・「色・形」
「MES自作教材CD-ROM」
「障害者とコンピュータ利用教育研究会」
http://www.ceser.hyogo-u.ac.jp/naritas/mes/mes.html
というところが発行している(いた?)
パソコン教材の一部をハードコピーして印刷、
ラミネートしました。
色と形という2つの条件を考えながら、
当てはまる場所に置きます。
定番中の定番ですが、
色・形・大きさカルタ
→色、形、大きさの3つの条件に合うカードをすばやくとります。
たとえば
「大きい、赤い、まる」とか。
PDFにしていますので、ご自由に印刷してください。
ダウンロード(pdf)
子どもの反応をよく観察して、バリエーションをくみます。
たとえば、以下の反応が見られます。
1)3つの条件を最後まで聞かないでカードをとる
2)問題は最後まで聞くが、まちがえてとりやすい
こうした場合、以下のことを考えてみます。
衝動性のコントロールは? 聴覚的短期記憶は?
ルール理解は? 勝負へのこだわりは?
色、形の弁別は?
たとえば、四角と三角の区別、
同じ形だが向きが違うとわからないとか。
衝動性のコントロールが苦手なお子さん、
最後までことばを聞くのが苦手なお子さんには、
カードが最後に1枚だけ「赤・大きい・三角」だけが残ったとき、
出題者は
「黄色!」
「緑!」
「小さい!」
「まる」
などと、わざと違うことばを言ってあげて、
間違えて取ったらお互いに笑う、
という遊びにもっていくことをよくやります。
そもそも、色、形、大きさのカテゴリーの弁別ができていないなら、
何枚かのカードをピックアップして比較させて、
何が同じか、何が違うかを考えさせる、
という事前学習が必要になるでしょう。
「色、大きさ、形」ということばが出なくても、
その概念がわかればまずはOK。
同時に3つの条件を覚えられない、
聴覚的短期記憶が苦手なお子さんなら、
条件を2つに減らしたり、
単純に単語1つだけの、ベーシックな絵カードカルタ
から入るのも一法でしょう。
学研などの「3ヒントゲーム」も3つの条件を満たすカードを取る。
トランプの7並べも、同じねらいで使えますね。
今度は逆に「違うところ」「同じところ」を指摘する教材です。
こちらも定番ですが、
「弁別組合せ学習カードセット」
http://www.saccess55.co.jp/kobetu/dlm/dlm2.shtml
どれが仲間はずれかを指摘はできるが、
その理由が言えないお子さんは多いですね。
「わかっているが言えない」お子さんには、
正解を選択肢で示すのも一法では。
以前も紹介しましたが、
少しレベルアップすると、
岡山県言語聴覚士会の
「失語症者のための自習教材集」
http://www.kawasaki-m.ac.jp/mw/commhw/okayamast/self-study_shitugo/index.php
「仲間はずれ」だけでなく、
「似た意味の単語」
「反対の単語」
なども入っているのがいいですね。
児童には難しい問題は割愛します。
また、漢字もひらがなに置き換えたり、
絵に置き換えた方が良い問題もあるでしょう。
カテゴリー弁別の育成がねらいですから、
文字の読みや短期記憶など他の能力にまで負荷をかけない、
ねらいを広げすぎない、
負荷がかかるようであれば、子どもに合わせて改変する、
というのは教材使用の原則ですね。
市販の教材ではどうも集中できない子どもに、
好きな話題をネタにすることがあります。
プリキュア5
http://asahi.co.jp/precure/
はやっていますね。
この中の予告編は毎週変わるので、
ネタに苦労しません。
読んで聞かせた後、
オリジナルに作成した問題に答えられたら、
問題番号をゲット、ビンゴ風にして遊びました。
聞いているとき、大事な内容はメモするように指導しました。
特に、固有名詞、数字は大事だよと。
9月7日(日)放送分予告編の問題。
1 授業中におしゃべりをしていたのは、誰と誰ですか?
2 「ぜっこうよ」と言ったのは誰ですか?
3 「ぜっこうよ」とは誰に言いましたか?
4 どうして ぜっこうよ と言ったのですか?
5 のぞみたち5人は、だれにつれさられましたか?
6 つれさられて、どこにつきましたか?
7 ちかくのわくせいになげつけたものは何ですか?
8 わくせいの名前は何ですか?
8 くるみは、何がわからなかったのですか?
9 ぜっこうしたのに、どうして助けてあげようと思ったのですか?
10 月はどんな世界ですか?
まあ、プリキュア好きなら、
メモしなくても答えられるかもしれませんね。
要領がつかめるようになったら、
少しずつプリキュアから離れていくのもいいかもしれません。
今年うちの教室に入荷したものの一部です。
DN-CASは、ルリア・ダスモデル、
PASS理論がもとになっています。
つまり、
プランニング
注意
同時処理
継次処理
ですね。
ここにありましたね。
http://www.nichibun.co.jp/kobetsu/kensa/dn_cas.html
K-ABCでは測れなかった「プランニング」が測れるというのは
大変興味深いです。
何年か前に、芦別でダス教授の生講義を受けることができました。
PREPという、文字の読みに入るための継次処理能力を高める
指導の紹介がありました、
かなり質の高い豪華な研修会でした。
同時処理、継次処理ですが、
同時処理が優れているから、目から見せた方がわかりやすい、
なんて単純なものではないのでは、
と思うことがよくあります。
同時処理課題でも、継次処理も多少負荷するし、逆も同じ。
視覚=同時処理
と考えがちですが、
視覚的な継次処理
というものも存在するのですよね。
人の認知特性を単純に2種類に分けるだけでは足りない、
ということだと思うのです。
宇野先生は、この認知様式について、興味深いことを
おっしゃっています。
第4回 LD・ディスレクシア研究会(2001年)
講演内容
http://www.todoplan.co.jp/dyslexia/giziroku_4/kityou_kouen.html
質疑応答
http://www.todoplan.co.jp/dyslexia/giziroku_4/situgi_oh_to.html
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玉子焼き、だんだん上手になってきました。
全部食べてくれるとうれしいですね。
「お父さんの作った弁当すてきですね」
と幼稚園の先生に褒められた。
そうか保護者を褒めるのは大事だなあ。
幼稚園の先生から学ぶことは多いのです。
特別支援教育を学ぶ時に、幼稚園の見学は
とても参考になりますよ。
端的な指示、説明
視覚支援
発達段階に合わせたアプローチ
まさにずばりです。