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某公立学校ことばの教室教員。公認心理師、言語聴覚士、特別支援教育士。 『クイズで学ぶことばの教室基本の「キ」』の著者。  SINCE 2000.1.1 
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クンレン的にではなく、単に遊んでいるのでもなく

車でしばらく先の無料遊具施設に行ってきました。
子育てへの配慮が随所に感じられるよいところです。












つい最近まで歩くことさえできなかった子が、
今ではハシゴを登ってきます。
決めポーズできるくらい余裕です。
上の子は1歳半でポーズはなかったのにすごい。
















積み上げて喜んでいます。
健診の時にはできませんでした。
そのときは口頭指示だったので。
今回は模倣。
父親譲りの苦手なところもありそうだけど、
視覚的に教えてやると、手続き記憶や再生、模倣が
きわめて高いと思うのですね。


そしてこの時期の子は特に、学習理論が有効なのと、
教え方の工夫で入りやすくなったりするのが顕著ですね。

「おもしろいから笑うのでなく、笑うからおもしろい」
というやつですね。
周りの反応を見て、状況の価値判断をしているのが
わかります。

そして、単に視覚的に提示するというだけでなく、
理解言語が1語文なのか、2語文なのかなどによっても
対応が変わってきます。

「○○が△△する」がわかっている反応が見られたり、
「○○を△△する」模倣もかなり活発になってきました。

音声言語の input、output は様子見が必要ですが、
視覚的、動作的な理解はしっかり伸びてきているようです。
内言語の発達ですね。

今させて頂いている仕事も、「発達障害教育」オンリーではなく、
個に配慮した子育てと言う観点も必要なのだと、改めて感じるのでした。












定番のボールプール。
触覚にいい刺激ですね。
ボールを外に投げ飛ばすので、反応してやると、
その反応を楽しんで余計に投げます。













ボヨンボヨンと跳びます。
このランダムな動きがおもしろいし、
難易度は高い。


基本は楽しめること。
子どものやりたいことに付き合いながら、
一歩先のお手伝いをすること。

日常の指導もそうありたいですね。


DSCF0893.jpg










帰り道、水芭蕉の群生に出会いました。
そういえば、この時期しか見られない貴重な情景。

a70407d8.jpg











花ではなくて、葉の変形だそうですね。

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***


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文字の読み書きの土台 3 長短、左右など 

development3.jpg











書字においては、大小や長短、高い低い、左右が
わかることで、文字を視覚的にとらえたり、整えて書くことに
つながるのでしょう。
左右が分からないと鏡文字になったり。

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***


文字の読み書きの土台 2 音韻意識の発達


 
3:4-3:7  2語文の復唱 
4:0-4:3  文章の復唱(2/3)「きれいな花がさいています」 
4:8-4:11  ・文章の復唱(2/3)
  「子供が2人ブランコに乗っています」 
・4数詞の復唱 
4歳後半  音韻分解、語頭音、語尾音の抽出 
5歳前後  語中音の抽出 例)「もやし」のまん中は? 
5歳後半  しりとり、2モーラ語の逆唱  例)うし→しう 
6歳前半  逆唱(3モーラ語)                 例)あたま→またあ 
モーラ削除(2~3モーラ) 例)あたま→あま 


文字の読み書きができるようになるためには、
音の抽出やモーラ削除、付加などの音韻分析能力の土台が必要でしょう。
(必ずしもそうではないという学説もあるようですが)

幼児のうちから文字の読み書きに触れたりするものの、
小学校に就学してから正式に文字の読み書きに入るというのは、
通常の発達段階から言って、きわめて合理的なように思います。

逆に言うと、その発達段階に達していない子どもに、
文字の読み書きを教えるのは、まだ早いということになります。

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***


文字の読み書きの土台 1 書く運動の発達


***

積木を2つ重ねる     1:6-1:8
鉛筆でぐるぐる○を書く  2:0-2:2
まねて直線を書く     2:9-2:11
まねて○を書く      3:0-3:3
十字を書く        4:0-4:3
紙飛行機を自分で折る   4:8-4:11

***

発達の観点は、「遠城寺式」から引用したものです。

今、「読み書き困難の評価と指導」という講座の資料を作っています。
資料を読み返して改めて感じたのは、
発達障害を理解するには、まず発達を理解することだということです。

トシで、細かい数字を覚えられない私は、どんな力が何歳までに習得されるか
ということはまず記憶できません。
時々、見返す必要があります。

ただ、数字よりも、発達が一般にどのような順序で進むかと言うことは
しっかりイメージできることが、正確な見立てと指導につながる、
ということを改めて感じています。


「積木を2つ重ねる」は、一歳半健診でも使われる観点ですね。

思い出してみると、我が子も鉛筆で単なる殴り書きからはじめ、
やがてぐるぐる書くようになり、○を書けるようになりました。

交わった線の視覚的認知が弱い子は、交わった部分が欠けて見える
場合があるようですが、通常の発達では4歳代前半に書けるのですね。
幼児の年中さんです。

これらの能力のどこでつまづいているのかの把握が、
指導を適切に行う上で重要です。

そして私はいつも思うのですが、
できないからといって、前から引っ張って何とか年齢なみの力に
してやろうということではなくて、
その子の発達ペースに寄り添い、
その子がよいしょとジャンプしたときに、
横から軽く体を支えてあげるぐらいがちょうど良いと思うのです。

先輩の先生がいつもおっしゃっていたこと。

その子にとっての
「適時、適切、適量」

だから、発達年齢の表を見て、
「この子は、何歳代の課題ができないから、できるように」
ではなくて、
「この子は、今何歳代の発達段階だから、指導をそこに合わせよう」
ということです。

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情報収集先で一番大切な人



今日は地元の言語障害教育研究協議団体の総会と研修会がありました。

例年の通り、今年も組織の3分の1のメンバーが
人事異動で配置換えとなり、新しい先生となりました。
半ば絶望とニヒルな気持ちになりながらも、
新しい先生への支援のために、自分にできることを
コツコツやっていくしかありません。

部ごとの会議では、組織調査部長を引き受けた代わりに、
自分の考えを全面に押し出した会議とさせて頂きました。

組織調査部は一般に、通級制の諸問題の調査と解決に
当たる機関ですが、今年は、新しい先生への支援という意味も込めて、
演習的な内容を取り入れました。

つまり、教育相談時のアセスメントで必要な場、人、器具などを
列挙してみるという学習をしました。
必要な器具を把握して、各教室への設置状況を調査するという意味づけで、
組織調査部の主旨は損なわないようにしながら。

各参加者からアイデアが出され、板書に整理しました。

そのなかで、「情報収集先」として、保護者はもちろん、
療育センターや、児童相談所、医療機関が挙げられましたが、
私が一番大事と考える情報収集先が、なかなか出てきません。

うちの教室の職員が言い当ててくれて、うれしかったです。
つまり
「学級担任」
です。

「学級担任」が情報収集先として一番大事な理由は、
以下のことが挙げられると思います。

1 一日の生活の中で最も長い時間生活する場が学級であること

2 専門職の方から情報を頂くのも大事だが、日常の視点(ジェネラリスト)の
視点が最も大事であり、ニーズはそこにあること。

3 検査でもわかることがあるが、その結果は、日常の生活の情報と
付け合わせて考えるものであること。

4 通級妥当の判断の際、学級担任との役割分担が必要、
または、通級に至らなくても、学級での指導の工夫で対応できないかなどの
検討にも必要であること。


このように学級担任からの情報収集の重要性を押さえた上で、
具体的な実践につなげるための手立てが必要と感じたのでした。

また、学級担任からの情報収集の「観点」を押さえることも大事です。
これらの観点を提示させて頂いたとき、反応があったので、手応えを感じました。

つまり

1 言語コミュニケーション面
2 学習面
3 基本的生活習慣
4 運動面
5 社会性
6 行動面
7 得意なこと、興味のあること
8 その他


必要な情報は落とさない、という心構えが、
正確なアセスメントと指導仮説に結びつきます。

次回は、学級担任からの情報収集を妨げる要因と
解決方法など、さらに具体的な演習を行うことで、
実践力向上につなげられたらと思います。

(もちろん、関係者のだれよりも、もっとも耳を傾けなければならない人は、
「本人」であることは当然の前提です。一定の条件を満たすなら)

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通常学級でうまくいかないから通級にお願いするのではない


甲南第一小学校通級担当の小西喜朗先生は、
『LD&ADHD 4月号』(2007、明治図書)で、
次のように述べています。

(以下、引用。改行位置変更あります)

*****************************

p28
まず通常の学級でできることを考え、
その下支えとして通級があると考えて欲しい。
(中略)
6.3%の子どもすべてに通級が必要と勘違いされないように、
個別の指導計画をしっかり立てる必要があります。
 
p29
通常の学級でうまくいかないので通級にお願いするのではなく、
通級は通常の学級と車の両輪のように一緒に考えていく教育機関
であることを共通認識する必要があります。

*****************************

通級について、まだまだ、上記のような事例が見られます。
つまり、在籍学級では支援できないので、通級にお願いする
というパターンです。

通常学級での支援が難しいのはその通りですが、
ちょっとした声かけだけでも、随分違う場合があります。
そうしたことの検討がなく、通級に「丸投げ」というつながり方は、
通級制の本質から外れているし、
予後もよくない、と私は経験的に感じています。

また、文部科学省1178号通知には、以下の様に書かれています。

(以下、yaの要約。原文は文部科学省HP)
****************************

イ 通級が必要かどうかは、必要に応じ、校内委員会で検討する。

ウ 通級対象にするかの判断の際、医学的な診断の有無のみに
とらわれることのないよう留意し、総合的な見地から判断する。
 
エ 通級するまでもなく、通常の学級における教員の適切な配慮や
ティーム・ティーチングの活用、学習内容の習熟の程度に応じた
指導の工夫等により、対応することが適切である者も
多くみられることに十分留意する。

*****************************

つまり、初めに通級ありきではなく、通常学級でまず工夫できることを
模索すること、と国も明言しているわけです。

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この時期の教材ネタ

子どもの日が近づいているので、
男の子には、こいのぼりの折り紙をすることがあります。

アニメを見ながら折れる『おりがみくらぶ』


母の日も近いので、お母さんへのプレゼントを
紙工作することもあります。
はさみを入れる練習や、書字の練習にもなります。
もちろん、通い始めた子の能力的な評価にもなります。
母子関係の改善?にも。

 http://contents.kids.yahoo.co.jp/papercraft/


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幼児の学習素材館

http://kotoba.littlestar.jp/kisetsu-sozai.html

ここは、質がかなり高いです。
しかも、日々更新して新しい教材が。

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特別支援教育は、目新しいものではない

PTA総会と授業参観がありました。

どの授業もすばらしく、一斉指導のダイナミズムに
心地よさを感じたのでした。
個別指導にはないものです。

その中でも、これはという授業がありました。

授業展開の理論的背景に、認知心理学のベースを明らかに感じました。

・聴覚的、視覚的短期記憶
・見ながら、唱えながら、手を動かしながらの五感をフルに活用し、感覚統合。
・同時処理と継次処理の両方を意識した展開。
・授業全体に一貫する一定のリズムとテンポ。
・活動内容の一つ一つを子ども達が声に出して宣言してから始める

などなど。

後で伺ったら、それらは目新しいものではなくて、
昔からあるやり方を脳科学の視点で掘り起こした先行実践を
取り入れたのだそうです。

まあ、認知心理学が全てではないし、
それぞれのやり方があるので、いちがいには言えないのですが、
通級でやることは何もなくなちゃうなと思えてきました。

「通級は特別支援教育のすべてではない」
「障害があるから、ただちに通級ではない」

改めてそう思いました。


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ネットで学ぶ発音教室


http://forum.nise.go.jp/kotoba/htdocs/

ことばの教室を初めて担当した先生にも、
親御さんにも、超お奨めのページです。

動画がいっぱいで、わかりやすいです。

ただし、実際の構音指導には、
やはりベテランに、検査と評価、
指導方針をアドバイスしてもらうのが良いと思います。

でも参考になる情報としては、かなり質が高いです。
私も作成に、ほんの一部かかわっています。

私のDVDもお役ご免かもしれませんね。

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担任の先生や保護者との「顔の見える連携」

うちの教室は、来週から通級が始まります。

これまでは校務分掌の仕事や会議、
指導開始までの準備などに
時間が追われていました。

おまけに今年は、全職員パソコンシステムの導入の
フォローなどに、かなり時間を消費してしまいました。

ブログの更新もままなりませんでした。



忙しい中でも、一番大切にしたいのは、
学級担任の先生や保護者との意思疎通。

さっそく、学級での様子を詳しく教えてくださる先生が多いです。
何十人もの子どもを受け持っているのに、
よくいろいろなことをみてくださっているな、と尊敬の気持ちです。

私ならできないかも。

子どものわずかな変化をとらえる先生のアセスメント力は
すばらしいと思うのです。

担任の先生方とお話しして、改めて気づくことが多々あります。

「ことばの教室は、しゃべることばがおかしい子が通うのですか?」
「○○ちゃん、全然ことばに問題はありませんよ」

つまり、「ことばの教室」とは、「ことば」とは
「話しことば」とイコールととらえられているわけです。

また、たくさん会話ができれば、言語発達に問題はない、
とらえてしまいがちです。

それが一般的ですし、当然と言えば当然です。

「ことばとは、コミュニケーションであり、話しことばだけでなく、
理解することばも、もっと大事」

というお話しをさせて頂きました。

また新しい先生には当然抱く疑問もあります。

「ことばの教室には、どうやって通うようになるのですか?」

つまり、通級までの手続き、つながり方についての質問でした。

1 就学指導委員会で、通級妥当と判断された子が通います。
判断されるまでには、保護者の意見、本人への検査、
専門家の意見を聞いて判断します。

2 就学後、6月の任意検査で、通級妥当と判断された子が通います。
保護者や学級担任の先生等、専門家の意見を聞き、検査結果を合わせて
判断します。

3 学級担任の先生などの気づきから、つながることもあります。
その場合でも、必ず保護者から相談依頼を直接受けるようにしています。


ここまでお話しした後で、実は他に心配な子がいる
というお話しを頂きました。

その情報だけでも、担任の先生の置かれている状況が
わかったりします。
通級児童のことで連携するには、その他の子の状況など
学級全体をとらえることも大切です。

こうしたことは、文書のやりとりだけでは、なかなかない展開です。



他校通級の在籍学級の担任の先生には、
FAXで予めこちらの都合の良い日時をお知らせし、
先生のご都合の付く時間にお電話頂いています。

こちらからいきなり電話しても、つながる確率は低いです。
学校の先生は常に忙しいのです。

先生の都合のよい日時にお電話頂くことで、
ゆったりと話すことができます。

文書を送るだけでは伝わらない。
相手の気持ちもわからない。

しかし、電話によって、子どもと担任の先生との間の
関係が息づかいとして伝わってきます。

それが、その後の連携の戦略を考える上で重要です。

そのことが、一番大事だと思うのです。


保護者にも、まずは電話等でご挨拶し、最近の様子をうかがいます。
意外な発見、子どもの変化、親御さんのお気持ちが伝わってきます。

文書を一方的に送りつけるより、双方向のコミュニケーションが
いかに大切か。

ただし、長時間話し続けてお仕事の邪魔をするわけにはいきません。
短時間で、要点を押さえてコミュニケーションするのが基本だと思います。

「顔の見える連携」
「相手を尊敬し、尊重する」

これからも大切にしたいことです。

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初めてことばの教室を担当した先生へ

初めてことばの教室を担当した先生へ



1年以上前に書いた記事ですが、
改めて読み返すと、
これは初めて担当した先生へだけでなく、
今の自分にも繰り返し振り返るべきことと
改めて思いました。

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やってみたいという先生が一番貴重

知識や技術は後から付いてくるものです。

やってみたい、とか、この子を何とか支えてあげたい、
自己顕示欲のためでなく、純粋に一人の人間として。

一年や二年でできる仕事ではない、
と思って頂ける方は本当に貴重ですし、
そうした先生にぜひ担当して欲しい、と
切に願っています。

最近、そうした方に次々とお会いしたので、
とてもうれしくなりました。

公的にも、私的にも、関係者の一人として、
率直にうれしいのです。

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就学指導委員会報告書が担任の先生の元へ届きますように

今日が始業式、入学式でした。

親御さんや本人と出会わせて頂き、
関係者から丁寧に聴き取った情報を総合して、
この子にどんな配慮が必要かを
丁寧に文章にした就学指導委員会の報告書。

始業式、入学式までに、担任の先生や関係者に
届きますように、と祈るような気持ちで作成した文書です。

届きましたか?

届いていなければ、請求して下さい。

係や管理職の段階で止まっているのかもしれません。

必要な情報の多くは、そこに書かれています。
もちろん、文書だけではわからないし、
子どもの状態像も刻々変わってはいきますが。
必要な情報が届いているのは、最低限の教育インフラ。

時には、係を超えて、思い切った行動に出なければならないことも。
子どもの利益を第一に考えて。

初めの日が一番大事だったりします。

どうぞよろしくお願いします。

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通級加配 今年は増員が多い?

私の居る自治体で、合わせて4名が新規に加配されました。
隣町も一人加配されました。
私の知っている限り、これほど一度に加配されたのは、
ことばの教室が「特殊学級」(当時)から、「通級指導教室」へ
移行し始めた平成5年以来か、またはそれを上回る規模です。

前回、特別支援学級の新規設置に制限が設けられたと書きましたが、
その一方で通級指導教室の加配が増えているというのは、
在籍一元化に向けた取り組みの現れである可能性もあるのでは
と感じています。

ただ、問題がないわけではありません。

発達障害の通級が増えるのはありがたいことですが、
担当者の専門性向上のための具体的な取り組みは
行政的には提示されていません。
各個人の努力に委ねられています。

各個人は努力するでしょうが、
システムとして研修体制を保障するということが
やはり必要と感じています。

全道、全国的な状況を知りたいものです。

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依存と甘えと自立

「子どもが自立できないのは、親が甘やかしているから」

確かにそうした事例がないこともないのですが。

その前に、「自立」「甘え」「依存」について、
掘り下げて考えてみる必要があると思うのです。

人は基本的に、子どもも大人も、何かに依存して生きています。

「そんなことはない。私は誰にも頼らず一人で生きている」
と反論が返ってきそうですが、
人は一人では生きていくことはできないし、
実は何かに依存していることに気づいていないだけかもしれません。
あるいは「一人で生きていく」というポリシーに依存しているのかもしれません。

子どもは、養育者への依存の保障があるからこそ、自立できます。

お母さんから離れるのが不安な赤ちゃんでも、
「お母さんはいつもここにいるから大丈夫」とわかると、
少しずつ離れて行動するようになります。

そして時々、お母さんの姿をチラッと見ながら、
居ることを確認できると安心して、
さらに離れていられるようになります。

認知が発達すると、目の前にお母さんがいなくも、
あの場所にいる、あの時間にいる、とわかるから
安心できるわけです。

そして、依存の対象は、養育者から別のものへと拡大していく。

つまり、安心感が保障されるからこそ、人は自立できる、
これは人の発達段階からも言えることでしょう。

いい年して、と言いたくなりますが、
その子にとっては、今が愛着形成の時期。
幼い頃、様々な理由で甘えが成立しなかったからこそ
今それを取り戻すとき。

もちろん、愛情要求の行動、方法に不適切なものがあれば
修正を図りますが、依存や甘えが、その子の発達にとって
必要な通過点、と思えることが少なくありません。

自立できないのは、甘やかしているからではなくて、
甘えと依存の保障期間を通過してきていないからだ、
と思えることの事例の方が多いです。

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言いまちがい? 見まちがい?


今日は地方議会選挙。

投票会場に入ると、係員は通常、挨拶をしてくださっても
「おはようございます」
とか
「こんにちは」
とか
「お疲れ様です」
と言うことが多いですが、
今日は違っていました。

「いらっしゃいませー♪」

間違ってはいないですが、何か微妙にずれている気が・・・。
まあ、投票率を上げたいという気持ちの現れかもしれませんが。

選挙管理委員、係の皆さん、お疲れ様です。m(_ _)m



ウォーキングしていたある日、
ミニパトが私の後をノロノロついてきます。

気味が悪いので、コースを変えたところ、
ミニパトも追跡。
ついには、先回りして停車して待っているのでした。

知らない振りをして通り過ぎようとしたら、
おまわりさんが車から出てきて、私の顔をまじまじと見つめます。
呼び止められました。

P「最近、○△中学校で露出事件が発生したものですから。
何か情報がないかと思いまして」

見せられたモンタージュの似顔絵は、
私そっくり!

しかも、サングラスをかけているという情報とも一致。

住所、氏名、電話番号、勤務先、生年月日などなど
全部きいたあと、
「それでは、何かありましたら連絡して下さい」
と見つめるまさざしは、まだ私を疑っているようでした。

それ以来、私はそのコースを二度と歩いていません。

聞くと、他のウォーキングしている人も、
結構呼び止められているみたいですね。

これから、あやしい人が増える季節です。
また疑われないように気をつけなければ。

おまわりさん!
お疲れ様です。m(_ _)m


(ちなみに、私は露出していません)

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言語聴覚士国家試験 合格発表

今日発表だったようですね。

厚生労働省内の該当ページ
http://www.mhlw.go.jp/general/sikaku/successlist/siken21/hp21.html

昨年の実習生からも、メールで吉報を頂きました。
おめでとうございます!

私のところに、これまで6人の実習生が来ましたが、
全員一回目で合格しているようです。



前にも書きましたが、
ことばの教室をSTに全て任せるという考え方は
ちょっと違うのではないかと思っています。

STは構音などのスピーチだけでなく、
発達心理学、神経心理学、学習心理学なども学びますから、
発達障害の見立てと指導も期待できます。

しかし、一年生の国語の教科書はこうなっているとか、
生徒指導はどうしたとかいうのは、ST養成カリキュラムには存在せず、
学校の教員の出番です。

したがって、STに完全に任せるというよりは、
STが時々学校に巡回してきて、専門的な知見で交流する
というのがベストと考えます。

そして通級担当には、通級専用の教員免許状を創設し、
STのカリキュラムよりも、医療より教育を重視した内容にすべきです。

その免許状が創設されるまでの間は、
人事や現場研修にもっと力をいれるべきです。

これまでの全国的議論を端的にまとめると、このようになるように思います。



実習生を受け入れるのは、専門学校の諸般の事情で今年が最後に
なる見通しです。

学校現場がわかるSTの養成に、少しでもお役に立てたでしょうか?

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スクールニューディール政策と学校現場

「こんなに使えない!」

今日のグループウェア研修会での感想です。

グループウェアは、市町村内の学校の教職員用パソコンを
一台一台全て回線でつなぎ、データをやりとりするものです。

このメリット。
他校通級の児童の学級担任との情報交換が格段にやりやすくなります。
これまでは、通級票に挟んだ教材を担任の先生に、子どもを通じて見せたり、
FAXを通じてやりとりする場合がありましたが、
グループ内メールを使うことで、瞬時に指導の様子を伝えることができます。

相手がパソコンを開く先生ならの話なので、事前の協議と合意が必要でしょうし、
「実際に会って交流する」ことがないがしろになってはまずいですが。

使えるのはそれぐらい。

他はアナログの方がずっと合理的だと思いました。

全児童の出席状況を整理する機能もあるようですが、
職員室に板書するのと、
パソコンを開いて電源を入れ直して、
グループウエアにアクセスしてインプットするのと、
どちらが速いでしょうか?

校内で出欠状況が把握できるというメリットがうたわれますが、
そんな数字、一日の中で何回必要でしょうか?

「今日の全校児童の欠席数は?」
「ええと、ちょっとまってください。今アクセスしますから」

「ちょっとまってください」の数秒間が、
学校現場でいかに致命的な時間的ロスであることか。

職員室の板書なら、見たらすぐわかります。

それに、欠席数データ化してしまったら、
ADHDの子に「欠席数を職員室に行って書いてきて」
の指示ネタがなくなってしまいますね。

学年打ち合わせで、顔を合わせながらスケジュール調整するのと、
週のスケジュールを一つ一つインプットして、バッティングを画面で
確認し、バッティングしたら、やっぱりミーティングして調整するのと、
どちらが合理的でしょうか?

打ち合わせ後にインプットするとしても、
打ち合わせ時にメモしますよね。
またインプットし直す時間と手間は、学校現場には致命的なロスです。

体育館に移動するたびに、事前に「今体育館にいます」とメッセージを残すことを
いちいちできるでしょうか?

「子どもと向き合う時間を確保するために(パソコンの導入が良い)」
とうたわれています。
全く逆ですね。
画面に向き合う時間は確実に増えるでしょうが。

今ほとんどの人は携帯を持っていますが、
その機能を全部使っている人はあまりいないですよね。

技術はあっても、それが現場でどれくらい使えるかは別。

「使われる」のでなく、「使う」こと。

与えられた機能を全部使わなければ、という強迫観念を
まじめな学校教員は持ってしまいがちです。

手段の見た目の美しさ、便利さに心が奪われ、
結局手間が増えたり、目的がずれていくということを
このことに限らず、色々見てきました。

特別支援教育も最近、そうした風潮を感じることがあって、
何とか本質に立ち返って欲しいと切に願っています。

文字が半角ずれているのを直す暇があったら、
様式を整える暇があったら、
学級や職員室へ足を運んで、対面することの方がいかに大切でしょうか。

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死生観

今日は葬儀の受付のお手伝いをしてきました。

スタッフは仕事ができる人が多いですね。
半分は退職教員。

町内会活動はいいですね。
日常、ストレスがたまっていても、活動を通して、
精神的にリフレッシュするし、地域のつながりが深まります。

我が国に自殺者が多いのは、地域の人間関係の希薄化とも
関係あるのでは。

それはそうと、北海道では「御霊前」を受け取ると、
その場で、印刷された返礼のはがきとノリを渡す習慣があります。

そして、頂いた方の目の前で封を切り、
中身の額を確かめて、表に金額を書きます。
その際、領収証は必要ですか? と尋ねます。

必要と言われたら、
「お作りして、後でテーブルの上に並べておきます」
と返事します。

他の地域では、目の前で封を切るのは失礼でしょうね。

北海道では虚礼廃止運動が盛んだった時代があり、
合理的に物事を進めようという考え方が浸透しました。
私もそうした考え方は好きなのですが。

参列した方の中には「記帳はないのですか?」と尋ねる方がいました。
地方によってはあるのですね。

お金の計算は、手書きと電卓。
エクセルでやればいいのに-、と思いますが、
たぶん使える世代は私だけ・・・。

参列者の苦情処理も大変でした。
気の弱そうな私のところに、苦情は集中するのです。

悪くなくても、「申し訳ありません」
が基本ですね。
教員になって身につけた作法かも。(笑)

帰りのバスの中、スタッフの同士の会話にはついていけませんでした。
「オレは子ども達に言っているんだ。もうすぐさよならするけど、
お金は遺さないかからね。300万だけ遺すから。両親の葬儀代」

葬儀代は一人150万あればいいようですね。

あれほど、「死」をあっけらかんと会話されると、
死のイメージがとても軽く、明るくさえ感じてきます。

子どもの死への不安、恐怖というのは、
大人の死生観の学習効果によるところが大きいと言われます。

確かに、お祭り騒ぎをする国(民族?)もありますからね。

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公的講座の事例レポートの様式(例)

通級担当の先生がそれぞれ一本ずつレポートを出し合って、
交流するケース会議の様式を検討しています。

事例を交流するためには、様々な情報が必要です。
しかし、短時間にしかも質の高い交流にするには、
文字数を制限しながらも、必要な情報が網羅されていなければなりません。

A4 一枚程度のレポート様式です。
これまで研究団体が使用していたものを一部改変しています。

実はこれだけでも情報は十分とは言えません。
たとえば、
学級担任の先生からの情報では、
体育が苦手で、なかなかやりたがらないことがある。」
とあります。

およその方向性はわかりますが、
やりたがらないのはなぜなのか、
体育のどの分野なのか、
実際やってみての状態は、
やりたくないときはどうしいているか、
など、掘り下げた情報が必要です。

運動面にも

触覚
固有受容覚
前庭覚

と色々あるし、具体的な姿が見えなければ、
推論もできません。

幼児期がどうだったのか、学校へ上がってからなのか、
広げれば、
生活リズムや環境など、
様々な可能性を見なければなりません。

もちろん、思うように情報収集ができない場合も多いですから、
関係者にはわかる範囲でできるだけ伺うという姿勢が大切です。

そして紙面にないことは、交流しながら確かめていきます。

実は、学級担任からの情報収集がなされていない
レポートがとても多いのです。
それを避けるために、この様式を予め参加者に
お送りしておくわけです。

各参加者が情報収集する過程で
自己解決に結びつく場合も多々ある、ということも
ねらっています。

検討時間中も、すぐに答えを言うのではなくて、
視点を提供することで、
自己解決への道が開かれる場合が多々ある、
と思っています。

座長や参加者は助産師であって、
実際に産むのはご本人ですから。

ダウンロード(pdf)

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OJT 「実務の中で仕事を覚える」



通級指導教室に必要であるが、なかなかできない研修形態があります。


「OJT」


つまり「実務の中で仕事を覚える」


です。


通級担当教員の研修形態は一般に、ケースレポートをまとめて発表するのが主です。
ただ、ペーパーのレポートは、指導者のバイアスが往々にして入ってしまい、
子どもの実像に迫りにくい場合があります。
そこで指導場面のビデオ映像を併用したりするのですが。


もっともOJTに近い研修形態は、
「実際の指導の様子を見せ合う」
ことではないでしょうか。


担当一人の教室では難しいし、複数教室でも同じ時間に
全員が指導に入っていることが多いので難しい面はありますが、
定期的にでも行うことが


「生きた研修」
「本当に足下からの研修」


になるのだと思います。


関係者にも、文字で伝えるのもいいですが
実際に指導を見てもらうことが本筋と思います。


マジックミラーはそのためについているのですから。


でも、うちの教室のマジックミラーは小さくて見にくいのです・・・。
(写真ぐらいの大きさだと、かなり見やすいのですが)

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「見立て」はクリティカル・シンキングで

「自閉症になったのは、予防接種が原因」
「自閉症になったのは、ビデオの見せすぎが原因」

これらの単純な見立ては論外ですが、

「この子の発音がうまくできないのは、舌がうまく動かせられないから」
「その根拠として、舌先をまねして動かすことができない」

「この子が字をうまく書けないのは、指先をうまく動かせないから」

一見もっともらしいですし、本当にそういう場合もあります。

しかし、こんな事例もあるのです。

「舌を真似して動かせなくても、発音に問題のない子はたくさんいる」
「指先をうまく動かせなくても、字がよく書ける子はたくさんいる」

あらゆる可能性を排除することが、見立ての妥当性、信頼性を高めます。

これらは能力的なことだけではなく、
エピソードに関しても言えます。

あるエピソードを切り取って、「だから○○」と即断するのではなく、
その経緯、背景をよく調べること。

ある心理の先生はこう言っていました。
「私が高校教員の時、トイレである高校生が
もう一人を殴る、けるの暴行をしていました。
殴った高校生を別室に呼び叱ったところ、
『今までさんざん暴力をふるわれていたが、
やっと有利になったところだった』と言うのです。
私は事情も聞かずに一方を叱ったことを後悔しました。
両者の言い分をよく聞かなかったのです」

因果関係の単純な結びつけを避け、
認知バイアスを克服するために、
クリティカル・シンキングはとても大切だと感じています。

様々な情報が必要なのは、
クリティカル・シンキングをするためだとも言えます。
生育歴など、不確かな情報がまざっていても、
情報を総合することで、より真の実態に近づくことができます。

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町内会活動    尊重、尊敬

町内会班長の仕事がまた舞い込んできました。
訃報の連絡とお手伝いの依頼の電話をしています。
 

この町内会は、高齢化率がトップクラスで、
長い歴史があります。


一つ一つのやり方について、「不文律」「慣習」
のようなものとぶつかりそうになったり、
ぶつかってしまったりします。
そのたびに謝ったり、慌てて修正したりするのですが。


客観的には不合理と感じることであっても、
地域にとっては、長い時間を掛けて醸成してきたものであり、
そこに歴史的な経緯、深い意味を見いだすこともできます。


それぞれの場所、地域のやり方を尊重し、その中に光を見いだしていくこと、
決して前例を崩してはならないということではなく、
過去から積み上げてきた先人達の想いに尊敬の念を持つこと、
新しいことは、その土台の上に築かれなければならない、
それはどの分野のどの仕事においても言えることだと思います。


マザーテレサはカトリック教徒でしたが、
お世話をして亡くなった方々には、
それぞれの方の宗教に合わせて葬儀をしたそうですね。


尊重する、尊敬する、共感する。


この軸がぶれていないか、時々振り返ること。


ぶれているときは、本当の目的が見失われているとき。
そう思っています。

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入学から卒業まで通級指導をさせて頂きました

何度も泣きそうになりました。

今の学校で、最も思い出深い出会いになりました。

今日の制服姿には、本人のがんばりはもちろん、
支えてくださった親御さんや関わった方々のたくさんの
支援が結晶となって輝いているように感じました。

笑顔がとてもすてきでした。

もしかしてここをご覧になっているかもしれません。

心を込めて、「卒業おめでとう!」

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