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某公立学校ことばの教室教員。公認心理師、言語聴覚士、特別支援教育士。 『クイズで学ぶことばの教室基本の「キ」』の著者。  SINCE 2000.1.1 
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私の教職人生に大きな影響を与えた先輩方の訃報~何を引き受け、伝えるのか

昨日は地区親の会40周年記念の集まりがありました。地区に初めてことばの教室ができた時の担当の先生や当時の親の会の役員の方々、そして現役の方々が集まりました。格調高い手作りの記念誌を見ると、諸先輩方が作り上げてきた、職員と保護者との連携の深さ、歴史の長さに尊敬の念を持ちます。
 
当時の通級児のお母さん方と話させていただき、かつては差別や不理解(学校の先生からのも含めて!)もあったけれど、親同士が悩みを共有し合うことで乗り越えてきたこと。当時色々悩んだけれど、子ども達はもう20、30歳代で、それぞれの場で活躍し、楽しい人生を送っておられるというお話を伺いました。親御さんの先輩方の積み上げてこられたご経験は、ぜひ今の親御さんにも伝えて欲しい、そうした機会があったらいいなあと思いました。
 
「親ははっきり言ってもらった方がいい。その時しかない」、「先生、普通学級に戻ったりしないでくださいね」という親御さんのことばはとても重く感じました。
 
長くことばの教室を担当され、退職後は地域の様々な活動に従事され、生き生きとされている先生方とも交流させていただきました。
 
その中で、ショッキングなお話も聞きました。
 
私の教職人生に大きな影響を与え、通級一筋だった先生が、昨年6月に亡くなっていたこと。
 
彼は私が初めてことばの教室を担当した時、20年の大ベテランでした。
 
彼が居なければ、私の今はありませんでした。
 
彼のことについて、過去の記事で何度か紹介させていただきました。
  
そして、今の職場に異動した際、定年退職で、担当児童を私に引き継いでくださった、やはり通級担当の長い先輩の先生も、3年前に亡くなっていたこと。
 
会合では泣く暇もなかったので、帰宅後にゆっくり反芻しました。
 
***
 
先生が退職される際、花束を持って、涙ながらに感謝とお別れの挨拶をされていた多くの親子の姿を思い出します。こんなにたくさんの方とつながっておられたのだと。

日々励まし続けておられた先生の姿が想像されました。
 
先生は私に「教える」ということはありませんでした。
 
先生のご自分の担当のことを話されて、さりげなく私にほのめかしてくださっていました。「あの先生は」ではなく、「私もともに」という謙虚さと温かさが満ちあふれた先生でした。
 
先生は、子どもを通り越すのではなく、あくまでも「適時、適切、適量」が大事だと伝えてくださったように思います。
 
へたくそな私の指導に対しては「子どもが生き生きとしていますね。笑顔が何よりも」と励まし続けてくださいました。
 
先生の姿には、私はまだまだ遠く及びませんが、先生のこころざしを少しでも実践し、近づきたいと思います。
 
そして、その温かいまなざしを次の世代に伝えていきたいと願っています。
 
先生が蒔いてくださった種が、悩み苦しむ全ての親子のもとに届き、花開くことを。
 
この世界に導いてくださったこと、本当にありがとうございます。
 
安らかにお休みください。そして遠くから見守っていただければ幸いです。


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連携のコツ~それぞれの専門性を尊重し、尊敬する

『軽度発達障害のある子のライフサイクルに合わせた理解と対応
 
--仮に「理解」して「実際に」支援するために---』田中康雄著、学研 より引用
 
 
 
(以下、引用)
 
********************************
 
 
 
非力だからこそ、すべての人に感謝をこめて・・・(P248)
 
 
最後に個人的な私の経験によるものですが、他職種連携のコツを記しておきます。
 
 
①互いの職場に足を運ぶ。そこここの仕事の内容・職場の雰囲気大変さに身と心を寄せ、できるだけ理解しておく。
 
②ここで自分が、この仕事についた場合を想像してみる。
 
③話をするときには、それぞれの職場での専門用語を使用しないように注意し、できるだけ日常のことばでのやりとりをする。
 
④出会った時には「ご苦労様。お互い、大変ですね」と声をかけ相手をねぎらうことを忘れない。くれぐれも、苦言・提言から話を始めない。
 
⑤関係者の助け合い・支え合いは、保護者と子どもを支える基になると考えておく
   
⑥それぞれの専門性を尊重し、尊敬する。
 
⑦最も大切にしたいのは、子どもの「今の心」であり、「未来へ向かう育ち」である。
 
  
***********************************
(引用終わり)
 
 
 迷ったら、この原点に戻りたいと思います。

***


亡くなった、ことばの教室の尊敬する先輩のご家族に、わずかな可能性をかけて、手紙を送りました。
 
もしかしたら、転送されるかもしれないと。
 
しかし、宛先不明で戻ってきてしまいました。
 
  
図書館に行って、亡くなったとされる月の新聞の「お悔やみ覧」を全て調べました。
 
しかし、名前はありませんでした。
 
  
最後まで、先生らしい終わり方でした。
 
お線香の一本もあげさせて頂けないなんて。
 
  
 「過去の私を追いかけるのでなく、先生の中にある温かい気持ちに気づいてください」
 
と言ってくださっているように感じました。
 
 最後の最後まで、謙虚さと温かさと、人間への尊敬を教えてくださったように思いました。

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【研修レポート】日本LD学会第20回大会 参加の秘訣

日本LD学会大会の感想のまとめです。

今後の参加の秘訣です。

1 昼食は持参せよ!
 今回は、会場に入るのに、長時間、列に並ぶことが何度もありました。
 次のシンポジウムが同じ会場であっても、いったん全員退出して並び直すというこ

とを今回はしていました。
 そのため、「近くに飲食店が多数あります」という案内を見て食事を用意してこな

かった方々が、
空腹のまま午後のシンポジウムのために待ち続ける、という事態が発生していました

 
2 上着と半袖、両方の用意を
 階段教室では、下側が寒く、上側が暑かったようです。空調について、暑い苦情と

寒い苦情の両方がきていたようです。
 どちらも対応できるよう服装の用意を。

3 遊びの用意を
 今回これを全く用意しなかったので、東京スカイツリーを近くまで見に行くこともできませんでした。
 息抜きも用意しておかないと、3日間の研修三昧は耐えられません。

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【研修レポート】日本LD学会 第20回大会 その6 「医学に関する最新情報」

 



会場の屋上から見た東京スカイツリー(たぶん)
近くまで観光に行く時間はありませんでした。残念。 


***


「医学に関する最新情報」
     和歌山大学 小野 次朗氏

 「精神障害者福祉手帳」は従来、躁うつ病などの精神疾患のある方に交付されていましたが、法改正により、LD,ADHD、自閉症など発達障害にも交付されるようになったこと。交付を受けると、高校以降、就職時にメリットとなる、という説明がありました。

 また、ADHDの治療薬である「ストラテラ」は、24時間効果が持続することや、セロトニンではなく、ドーパミンの再取り込みを阻害すること、そのため薬物への依存性がないことなどを説明。攻撃性が強い場合はコンサータという従来の薬を検討するとのことでした。ストラテラの副作用としては、頭痛(21%)、食欲減退(15.5%)などがあるとのことでした。
 アメリカ精神医学会が発行し、世界中の医師が障害診断のために使う「DSM」は、2013年に「DSM-Ⅴ」に改訂される予定です。

 改訂版では、従来「アスペルガー障害」、「広汎性発達障害」、「自閉症」などと分かれていた障害種別が「自閉症スペクトラム障害」” Autism  Spectrum  Disorder”に一本化されるなどの説明がありました。

 また、従来、たとえばアスペルガー障害と診断された場合は、落ち着きがなくてもADHDを併記することはできませんでしたが、今度からはできることになりそうです。

 超低出生体重児は、発達障害を有する場合が少なくないことは、かつての研究でも示唆されていましたが、改めて指摘がありました。生育歴をたどることは重要であるとのことでした。

 さらに、発達障害と虐待との関係について説明があり、「発達障害があると育てにくさがあるために、虐待に至る危険がある。逆に虐待があると、発達が遅れることがある。発達障害と虐待とが悪循環に陥る」と指摘されました。

既に知っている情報ではありましたが、改めて整理ができ、またこの講師の先生のパフォーマンスがとてもおもしろかったです。

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【研修レポート】日本LD学会 第20回大会 その5 「成人した発達障害の現状」

●大会企画シンポジウム「成人した発達障害の現状 ~生きる力をはぐくむ就労支援と継続 ~ディスレキシアの場合~

 

 LDの当事者団体のご本人6名がフル出場する発表会でした。

 日本では読み書きができないと挫折感を味わうが、アメリカやイギリスに留学すると、長所を生かす教育が徹底しているため、自己肯定感が向上し、才能を伸ばすことができたという本人の話が紹介されました。

 指定討論者の梅永雄二先生は、「某チェーン店では、LDのある店員には、読み書きの必要のない仕事を与え、ADHDのある店員には小刻みに休憩できるように配置するなど、個に応じた配慮をしました。その結果業績が伸び、他の店舗も次々と追随するようになりました。」

とおっしゃっていました。励みになります。

また「発達障害に特化した自動車教習所もあります。指導者がいればできるのです。就労支援では、わかってくれる指導者の配置をお願いするなどしています」

という話から、できることを一つ一つやっていくしかない、という姿勢に感銘を受けました。

「文字が読めなくても、仕事と直結しなくてもいいから、何か好きな趣味を小さいときから持つことが大切です。つまらない仕事でも、好きな物を手に入れるために働けます。働くとはそういうことです」

この言葉も、とにかく勉強させて有名企業に、と走りがちな関係者に、本当に向かうべき路線を示された思いでした。


 「挫折を克服できたきっかけは?」という当事者への質問に対しては、「同じことで悩む仲間を見つけること」、「逃げて落ち着ける場を作ること」などと答えていたのが印象的でした。



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【研修レポート】日本LD学会 第20回大会 その4 「行政に関する最新情報」

●「行政に関する最新情報」文科省初等中等教育局特別支援教育課 樋口 一宗 氏

 通級指導を受けている児童生徒は全国で激増し、昨年度は小中合わせて6万人に対したというグラフが提示されました。
 通級担当教員は全国で約5000名で、そのうち1000名は都道府県が独自に配置した予算であること。小中学校は全国で32000校あることから、全ての学校に配置するにはまだまだ足りないことを文科省としても認識しているとのことでした。しかし国の予算が足りず、来年度は現状維持(増加できない)が精一杯とのことでした。 
 特別支援教育支援員については、来年度初めて、高校にも約500名配置する予定とのことでした。
 大学入試センター試験の発達障害の特例措置については、高校での個別の教育支援計画等が必要で、中学校や小学校の取り組みにも波及するとのことでした。

 

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【研修レポート】日本LD学会 第20回大会 その3 教育講演「発達性ディスレキシアの評価と指導」

●教育講演「発達性ディスレキシアの評価と指導」筑波大学大学院 宇野 彰氏

 
 「ディスレキシア」とは読み書き障害のことです。
 「本当は読み障害」なのですが、子どもの発達の場合、脳損傷後の高次脳機能障害とは違って、読めなければ書けないので、「読み書き障害」でよいのだそうです。

 「発達性」とは、事故による脳損傷後の障害とは違う、子どもの生まれつきの発達の障害を意味します。
 
 
 

 ディスレキシアは、遺伝が関係していることは間違いないようですが、どの遺伝子がどのように関与しているかはわかっていないとのことです。
 
 

 LDのある子に、単に書かせる指導を繰り返すのは効果的ではなく、やり方を変える必要があります。
 その理由としては、 「書く」という作業が
1)文字を見る、
2)文字の形を短期記憶する、
3)音に変換する
など、最低5つの処理を一度に行わなければなりません。

一つでもできない処理があれば書けません。
それでは、できることもできなくなってしまいます。

 また、「読み書き障害」というと、音の分析や形をとらえる力ばかり注目されますが、語い力の問題が見過ごされがちです。宇野先生もそのことを指摘していました。

 たとえの例がわかりやすくかったです。
 
 『未曾有』を『みぞうゆう』と読んだとしても、『みぞう』ということばを知っていれば自分で修正できるということ。

 また「筆順は誤っても良いから、その子にとって一定した書き順であることが大切」と述べ、筆順にこだわるべきでないと指摘。

 さらに、漢字が書けなくても、電子辞書やパソコンで検索すれば良い時代。
 
 書けなくても読めれば調べられます。
 就職試験で電子辞書の持ち込みを可とする企業が増えています。
 だから、書きより、読みが重要です。
 検索するために、漢字の前にひらがなの指導が重要です。

 
 
 
 
 この話も納得でした。

 漢字の学習は、学習指導要領通りでなく、社会に出たときの使用頻度で内容を決めている、という実践も、考えてみれば全くそれでよいのだと思いました。
 通常学級では難しくても、通級で、自立活動と絡めた指導なら可能といえるでしょう。

 ところで、宇野先生の『小学生の読み書きスクリーニング検査 発達性読み書き障害(発達性dyslexia)検出のために』は、スクリーニング検査としては使えると思います。
 さらに詳しく見るには、別の『森田-愛媛式読み書き検査』とか、日常のテストなどの資料収集が有効でしょうね。




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【研修レポート】日本LD学会 第20回大会 その2 特別講演Ⅱ「個別学力検査の意義と活用」カウフマン氏





 カウフマン教授は、K-ABCを開発した一人で、“K”はカウフマンの頭文字です。

 最近アメリカでは、「検査なんて必要ない。まず科学的根拠に基づく授業をしてみて、反応がない子どもにはより少人数で介入し、それでも反応がない場合は、特別支援教育を検討する」という「RTI」の考え方が台頭し、従来の考え方と激しい対立があるようです。

 「RTI」は、個別に検査する専門家などにかかる経費削減の意図も含まれているようですが、カウフマン氏は次のように述べました。

「RTIは、2つの問いに答えられない。
(1)なぜその子に学習障害があるのか?
(2)子どもの認知や学力の強さと弱さについてのどんな具体的な情報が、一人一人の子どもにもっとも適切な指導のために使えるか?」 

 つまり、認知検査や学力検査なしには、子どもができない理由がわからず、結果として子どもを傷つけることになる、と主張していました。

 LDは、認知発達検査(WISCなど)と、学力検査(アメリカでは、彼が開発した”KTEA-Ⅱ”等)との間の差異を見ることがモデルになっています。

 ただ、IQなどの数字だけで判断するのでなく、検査中にどんな誤り方をしたか、などの情報が最も役に立つ、ということを何度も強調していました。
 

 上野先生によれば、個別的な支援を必要とする第3ステージでは、検査などのアセスメントは必要だ、とRTIも認め、合意ができているそうです。

 つまり、週の限られた通級指導で、アセスメントが重視されてきたこととも符号します。
 
 様々な情報をアセスメントせずに、ただ行動観察だけで判断するというのは、通常学級ではフィットしても、通級指導ではフィットしないのです。
 独善的な見立てと指導につながる危険性があると言えます。

 「特別支援教育士」の養成カリキュラムは、他の心理資格の中で、もっともアセスメントに厳しい資格なのだそうです。
 この資格を持つ以上は、その主旨に沿った実践をしなければなりません。
 私はそのように襟を正す気持ちになりました。
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【研修レポート】日本LD学会 第20回大会 その1 「中学校通級指導教室」

大会テーマ「あらためて問う発達障害児の学習支援 –知能・学力・生きる力-」
9月17~19日 於 跡見学園女子大学(東京)


●自主シンポジウム「中学校通級指導教室のあり方を考えるⅢ ~通級指導教室と各関係機関との連携~」

 この学会には、通級指導担当の先生も多く参加しています。今回は中学校の通級というテーマに惹かれてこのシンポを選んで参加しました。
 中学校の通級指導教室の先生が、小学校の通級指導教室を訪問することで、小学生時の情報を収集したり、逆に中学校卒業後の進路の情報を小学校に提供できるメリットの紹介がありました。
 また、医療との合同事例検討会のノウハウを生かして、「生徒指導」の会議と接続することで、特別支援教育と生徒指導との連携を図っている事例が紹介されました。
 そして、高等専修学校との連携を取ることで、就職を意識した通級指導を行っている事例も紹介されました。
 高等専修学校の先生は、発達障害のある生徒の就職後の問題として、「同僚に攻撃的態度をとる」、「自分のやり方に固執する」、などを挙げました。そのため専修学校では、「毎週SST指導」、「授業では、話を聞く時間と、書く時間を明確に分けている」、「エプロンや靴のひもを縛る練習」などに取り組んでいるとのことでした。高等専修学校でここまで指導しているところは他にあまりなく、人気がとても高いが、厳しい指導のため、中退する生徒もいるようでした。 
 高校の特別支援教育をどう充実させるかが課題になる中、全国に向けて問題提起するインパクトの強い分科会でした。 





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日本LD学会第20回大会

このシンプルにして重みのある大会名。詳細は後日 >にほんブログ村 教育ブログ 特別支援教育へ
 


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【自作教材紹介】ビー玉迷路を自作して、他児との交流に



(写真は、私が即席で作製したサンプル。ちょっと難しい)


用意した(する)物
・捨てられているフラットファイル
・捨てられている発砲スチロール
・100円ショップのビー玉
・両面テープ
・コンビニでもらったポケモンのシール


ねらい

・目と手の協応運動などを育てること
・作製手順を自ら考えて実行する(プランニング)こと
・作製したおもちゃで他児との交流

通級でのSSTを通常学級に般化させるには、
と苦労されている担当の先生が多いと思いますが、
関わりの技術だけでなく、まず関わりのきっかけを提供するということも。
ねらいは大ヒットしました。
たくさんのお友達が集まってくれましたよ。



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【教材HP紹介】創る化プロジェクト

創る化プロジェクト
http://www.kidsc.jp/tsukuruka/



結構、使えそうです。全て無料で、作製の参画も求めているようです。


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【研修レポート】難聴の疑似体験

 夏季休業中、地域の発達支援センターで、聾学校の先生が
 講座を開いて下さるという案内を頂き、参加してきました。

 講座のメインは「難聴の疑似体験」でした。
 ヘッドフォンで音楽を聴き、周りの会話が聞き取れない体験をすることで、
難聴のある子どもの心情を理解するものです。

 一人ずつ順番に体験し、yaの番になりました。
 みんな楽しそうに話していますが、私にはさっぱりわかりません。
 みんなが爆笑するのを見て、私もつられて笑いましたが、
内容はわかっていませんでした。
 だんだん、腹立たしい気持ちになってきました。

 ヘッドフォンをはずし、講師の先生に「何の話をしていたかわかりますか?」と尋ねられました。

「実は、ya先生の娘さんの話をしていたのですよ」と言われ、
親をさしおいて、と腹立たしさがさらに増しました。

 講師の先生はおっしゃいました。

 「難聴のある子は感情のコントロールが難しいと言いますが、
聞こえなければ孤立感を深め、腹立たしい気持ちになるものです」
 
 「一度でも、ある人と気持ちが通じたという体験があれば、
その人に安心感を持ち、頼りたいと思うようになります。
 ジェスチャーや文字など、他の手段を使って、気持ちを
わかってもらえるということがとても大事なのです。
これは発達障害の子も同じです」

 また講師の先生は、「難聴の疑似体験はこんなに簡単にできます。
周りの理解を得るためには、疑似体験がとても有効です」とおっしゃいました。

  *

 とても貴重な体験でした。

 そして、「指導方法」とか、「改善目標」の設定とかの前に、
子どもの心情を内側から感じ取ることがとても大切だと
改めて認識させられました。

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【コメント】教職は書類作りよりも、子どもと触れあってなんぼの商売

行政に提出すべき書類が増えています。
学校教育の世界にも、説明責任とか、成果主義の考え方が持ち込まれるようになりました。
それはそれで、時代の流れですから、ある程度はやむを得ないのかもしれませんが。
説明することにばかり仕事の比重が移り、肝心の目の前の子どもと向き合う時間が減るとすれば、本末転倒も甚だしいと言わなければなりません。

最近私は、休み時間には意識して、通常学級の子ども達と触れあうようにしています。
研修や雑用が、やっと少し一段落し、就学指導の仕事まで、少し時間ができたからです。
3年生とバスケットボールをして、自身の体力の衰えを痛感しました。
体育館を3往復したぐらいから、息が切れ初め、チャイムが鳴って終わったあとも、しばらく息が荒い状態でした。
またある休み時間には、柔軟体操やバランス感覚を楽しむ遊びになったので、一緒に乗ってみました。
体も硬くなったなあという印象。
最近ウォーキングをサボっていますし。

遊んでみてわかるのは、日常の信頼関係を作るのは、やっぱり休み時間の遊びだなあということ。
掃除当番だけ出て行っても、関係ができていないければ、指導も難しい。

そんな当たり前のことをしばらく忘れていたなあと。
今しばらくは、教師の原点に立ち返り、通級以外の子どもと触れあうことを大事にしたいと思っています。

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【研修レポート】特別支援教育士養成セミナー「指導実習」にならった事例検討会 

子どもやその周辺についての豊富なアセスメント情報をもとに、
「問題の仮説」(総合的判断)と、
「指導仮説」(支援の方針)を設定し、
個別の指導計画の策定、
そして実際に教材までつくってしまうという、
この上なく実践的な研修会を昨年に引き続き、開かせていただきました。

問題の仮説と指導仮説では、
いずれの班も正確に捉えていました。

個別の指導計画の策定では、時間がたりませんでしたが、
私が感動した、ある班の発表
「ソーシャルスキルを教えて身につけさせることはできるだろうが、
他者への関心がないのに、技術だけ身につけることが、
この子のためになるのだろうか」

事例の本質をよくとらえている発表で、感動しました。

そして、教材作成。




あらかじめ持ってきていただいた自作教材の一つです。
デザインがとてもきれいで、まるで、市販品のようです。

止まったマスの数字のカードをゲットできるそうです。
書かれている数字の足し算で勝敗を決めても良いし、
子どもによってルールを変えられるとのことです。

DSCF1938.jpg











それを、
発表事例用にアレンジしてくさだったのが、このすごろくです。


DSCF1935.jpg












たたいてかぶってジャンケンポンです。
ディフェンス側は、子どもの好きなキャラクターのかぶりものです。


DSCF1937.jpg















そしてこの教材。「なまえぴったん」


DSCF1931.jpg












ひらがなカードを一枚ずつ引きながら組み合わせて、人の名前を作ったらポイント。
レアカード、ナビィカードで変化をつけているところがにくらしい。
また、遊び方のバリエーション、レベルアップも多段階で考えているようです。

教材作成の観点である、
「指導目標の一致度」、「意欲・関心度」、「理解度」、「発展性」
の全てにおいて、私は今回ピカイチ賞と思いました。

なんと言っても、このゲームで実際に遊んだ班のメンバーが、
終わったら飲みに行こうかというぐらい、打ち解けたそうです。
遊びは大人の人間関係も変えていきますね。

やっぱり遊びは大事だなあと。

感想アンケートを見ると、時間がたりなかった、もっと基本的な内容も、
という意見もありましたが、ほぼ大好評だったようです。
なかには、「心が何度もしびれました」などという感想もあり、
こちらもしびれました。

参加者の皆さん、ありがとうございました。

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人の立場に立ってということの難しさ

自閉症スペクトラム障害は、人の気持ちが読み取れないと言いますが、
障害の有無にかかわらず、人の立場に立つというのは難しいものです。


1 「あげすぎ」は禁物
相手に何かしてあげることが、相手のためになると思いがちですが、
それがやりすぎてしまうと、
「物をあげると、あなたにとって都合の良い人になる、と損得感情の材料にされているのでは」
「何か下心があるのでは」
「頂ける気持ちの背景に、とてつもない巨大な要求が隠れていて、期待につぶされそう」
「自分でできるのに、何でもやってもらう。自分の力を信頼してくれないのか」
etc.
このような気持ちが人には働きます。
何事も、過ぎたるは及ばざるがごとし。

2 「断りすぎ」は禁物
逆に、人の厚意をかたくなに断り続ければ、
「自分のことを嫌っているのでは」
「人の善意より、自分のこだわりが大事なのか」
と、厚意そのものだけでなく、存在そのものを否定されたような気持ちになります。
「もう二度と声をかけるか」
となり、コミュニケーションは減退します。
コミュニケーションの減退した相手の態度を見て、
「この人は私に否定的」
と誤解した受け止め方になります。

気持ちは感謝して受け止める、多すぎる場合は上手に断るということが大事です。
何事も、過ぎたるは及ばざるがごとし。

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【子どもの遊び場紹介】ウォータースライダー



なんと、公園なので無料で遊べるウォータースライダー。
暑い夏には最高の遊び場でした。
うちの町にも欲しいなあ。

芽室町の国道沿いです。

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【研修資料】基礎知識を問うドリルで土台の積み上げを(科学的論考)

○科学的な論考
■応用編
 以下のレポートは、科学的な論考と言えますか? そうなら○、違うなら×と理由を書いてください。

a)折り紙が折れないとき、脳の一部が不活性だった。
→b)脳のその一部が不活性な別の子は、縄跳びがとべなかった。
→c)したがって、折り紙が折れない子は、縄跳びができない。
→d)転じれば、折り紙が折れる子は、縄跳びもできる。

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【研修報告】子どもの気持ちを内側から感じ取る中に答えはある~ケース検討

午後のケース検討では、
社会性、コミュニケーションと想像力の困難が背景にあって、
様々な状態像を示すと思われる小学生の事例を検討しました。

いつも思うのですが、
どのように対応したらよいかを検討するためには、
子どもの気持ち、感情を内側から理解すること。
その中に、答えはあるのだということ。

そして、学習面、コミュニケーション面、と分けて検討することも大事ですが、
両者に共通する背景を見いだし、
その背景にアプローチすることが大事なのだと。
通級の役目はそれであって、
学習成績を伸ばすこと自体が目的ではないはずです。

問題行動の修正というと、すぐに応用行動分析、SSTとなりがちだけれど、
子どもの感情をどう受け止めるかは、ずっとずっとだいじじゃないかなあ。
まあ、それもSSTの一部なのだけれど。

問題行動の背景にある心情を多義的に理解して、
それを言語化してフィードバックしていくこと。
これは、通級でもよくできることでもあります。

そしてアセスメントは、背景に深く入っていかないと、
やっぱりずれるなあということ。

あと、学校での支援策の検討は、
学校の先生の発言が、もっとも現実的で、
もっとも効果が期待できる内容だと感じました。

学校の先生は、もっと自信をもっていいなあ。
まあ、こうした研修会に顔を出す先生だから、ということも
あるかもしれませんが。

よくある、マニュアル本的な支援策なんて、
実際には学校現場では使えないことが多いのです。
ちょっとの工夫でできることの方が長続きするし、
学級担任の負担を増やすようなアイデアは、
残念ながら尻すぼみの運命です。

その子にとってだけ良いのではなくて、
他児にとっても、先生にとっても良いのでなければならないのです。

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【研修報告】「できる、できない」よりも、「育ち」が大切~発達外来のある病院主催の研究大会

 講師の医師は、歯に衣着せぬところがあり、好みが分かれるようですが、今回の講演で印象に残ったことばを紹介します。
 
 「できる、できないの『能力』よりも、『育ち』が大切です。話せるようになること、歩けるようになることも大切ですが、みんなと暮らしやすい人に育て上げることがもっとも大事なのです。能力は高くても、育ちが良くない子が多いです。パーソナリティーが一番問題なのです」
 
 「日本人は就労後、作業をそれなりにできる人が多いのですが、対人関係や余暇の過ごし方が弱いのです。ちょっと何か言われたぐらいで落ち込みます。レジャーは一人、少人数、大人数のそれぞれで18歳までにできるようにすることです」

 「女性のアスペルガー障害は発見されにくいです。結婚して子育てをするようになってからトラブルが多くおこってわかるのです。『女王様型』になってしまうと対応が困難になります。何でも自分の言うとおりに人を従わせようとする型です。小さいうちからの早期対応が必要なのです。」

 「ちょっと何か言われたぐらいで睡眠障害、鬱病になってしまうアスペルガータイプの人がいました。たくさんの薬を処方されてもよくなるはずはありません。『共に歩く』ことです。『大丈夫だよ』と声をかけて共に歩むことで、鬱病はすぐに治ってしまいました」

 「暴力をふるう場合、ほとんどは対応の遅れが原因です。」
 
 「保健師などの多職種が集まって話し合って対応を決めた結果、落ち着いた事例がありました。しかし2年後、全く同じ問題が起こりました。驚いたことに、担任、校長、教頭、コーディネーター、全てが人事異動で代わっていたのです。しかも2年前の確認は全く引き継がれず、やってはいけないとされていた対応を再びとっていたのです。日本の自閉症教育はこれが現状です。こんなことでいいのですか?」

 
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【研修資料】基礎知識を問うドリルで土台の積み上げを(ADHD)

■初級編
 ADHDには、【 ① 】型、【 ② 】型、混合型の3つがあり、行動面は多動でなくても、ADHDの診断基準を満たすことは十分ありえる。ADHDの診断は、その状態が【 ③ 】の場所で見られ、【 ④ 】歳までに症状が現れていることが条件である。
対応としては、まず、その行動がどんな条件下で生じるか等を分析する「行動分析」を行い、環境調整を図る。次に、不適切な行動は無視する【 ⑤ 】、適切な行動をほめるなどする「強化」、到達目標を少しずつの小目標に刻む【 ⑥ 】などの「応用行動分析」が考えられる。実際には複数の方法を組み合わせるのが良い。また、行動の修正のみならず、不適切な行動を取る子どもの気持ちを【 ⑦ 】する関わりも大切である。
 対応を誤ると、【 ⑧ 】障害や、【 ⑨ 】障害に移行することがある。

 

ア)学習障害  イ)混合  ウ)うつ  エ)妄想  オ)多動優勢  

カ)不注意優勢   キ)覚醒水準  ク)複数   ケ)1つ以上
コ)3  サ)4  シ)5  ス)6  セ)7  ソ)8  タ)行為  
チ)適切  ツ)不適切  テ)しかる  ト)ほめる  ナ)学習  ニ)知的
ヌ)反抗挑戦性  ネ)スモールステップ  ノ)自閉性  ハ)消去  ヒ)受容 
  
■応用編
  以下の説明が正しければ○、正しくない場合は×と理由を書いてください。
 
説     明
多動の原因の一つに視機能の問題がある場合がある。
多動、衝動性は、認知能力に問題があるから生じるということはあまりない。
座っていられる時間を長くする指導が、多動のある子への第一選択である。
会話の焦点がずれていくのは、主に注意集中困難が原因であり、集中を持続させるトレーニングが第一選択である。
 

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【グルメ】おいしいおそば屋さん紹介

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たまには、やわらかい話題を。

暑い日には、冷たいおそば。
麺はコシがあって、とてもおいしい。
イカの天ぷらが、また、とっっってもおいしい。
つゆがまた、出汁がいいです。
大根おろし、ショウガなど、体がとても喜んでいます。

地元では大人気のそば屋さんで、駐車場はいっぱい。
営業時間は昼前後で短く、麺がなくなり次第閉店という、
本当にいいものを出すという意気込みを感じます。

実は職場のすぐ近くなのですが、今回初めて行きました。
研修の昼食会場にしようと、偵察目的もあって行ったのですが、
研修のある水曜日は定休日とのこと。残念。

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【研修資料】基礎知識を問うドリルで土台の積み上げを(LD 学習障害編)

○ LD(学習障害)
■基礎編
 文部省のLD定義では、【 ① 】、【 ② 】 、【 ③ 】、【 ④ 】、計算する、推論する能力のうち、特定のものの習得と使用に著しい障害がある、とされている。
 この6つの能力の羅列は、認知発達の順番をそのまま示しており、【 ③ 】【 ④ 】の指導の前に、【 ① 】【 ② 】の発達状況をよく検討することが必要である。
 通級指導で、教科の補充指導を行う場合、この観点が重要である。
 また、学習に遅れがあるという事実だけで「LD」の判断をしてはならない。
 「LD」の判断のためには、学習能力におおむね【 ⑤ 】学年分以上の遅れがあり、全般的な知能水準に遅れがないこと、環境的な要因が見あたらないこと、【 ⑥ 】障害、【 ⑦ 】障害、【 ⑧ 】障害、【 ⑨ 】障害が直接の原因でないことが原則である。また、【 ⑩ 】などの発達検査を行うことや、【 ⑪ 】などの情報収集も必要である。

ア)書く イ)話す ウ)読む エ)聞く オ)見る カ)1  キ)2  ク)3  ケ)4 コ)6  サ)知的  シ)自由  ス)自閉性 セ)視覚  ソ)聴覚  タ)バウムテスト  チ)Y-G検査  ツ)WISC  テ)食べ物  ト)生育歴

ナ)予防接種  ニ)血液型  
 
 
 

 

 

■応用編
 以下の説明が正しければ○、正しくない場合は×を書いてください。
 
説     明
WISC-Ⅲで、言語性IQ 70 動作性IQ 130 で、全IQが100なので、全般的な知能に遅れはない。
会話は流ちょうにできていて、物の名前も正確に覚えているのに、文字の読みが苦手な場合は、ほとんどは視機能の問題である。
聴写(聞いたことばを文字に書く)の際、小さな「っ」や「―」をほぼ全部落としてしまう場合、音の長短に関わる感覚の発達が遅れていることも考えられる。
K-ABCでは、「習得度尺度」があれば、だいたいの認知能力は把握できる。
『森田式読み書き検査(音読、視写、聴写)』で、行を飛ばして読んだり書いたりする場合、眼球運動や注意の問題の可能性も疑う。
WISC-Ⅲで「注意記憶」が平均であれば、注意の問題はないと言える。
通級でのLD指導では、何学年か下のレベルの学習を用意するのが原則である。
授業中、先生の話をよく聞いていないのは、「注意集中」の問題が大きいためであり、通級では注意集中を高める指導が妥当である。
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【研修資料】基礎知識を問うドリルで土台の積み上げを(吃音編)

○吃音
■初級編
 吃音には、出だしの音を繰り返す【 ① 】、音を引き延ばす【 ② 】、出だしの音が詰まる【 ③ 】があり、一般に、【 ③ 】が吃音の症状としてもっとも重い。
 発話の際、手足などの動きが伴う【 ④ 】が見られることもあるが、誰にも気づかれないように工夫している場合もあるため、身体全体をよく観察することが必要である。 
 吃音の原因は諸説あるが、未だにはっきりしていない。
 たとえば、大脳の左右は、どちらかが優位で、どちらかがそれに従うが、優位側が確立していないと発語器官がうまく動かなくなるという【 ⑤ 】があった。しかし、利き手と吃音に対する調査によって、この説は否定された。
 また、子どもの症状を”吃音”と名付け、その態度と行動をとり続けたために、子どもが吃音を学習したとする【 ⑥ 】などの環境説(学習説)もある。
 現在では、様々な要因が複合的に作用しているという説が最も支持されている。
 吃音のみならず、発達障害のある子どもには、運動面の苦手さも合わせ持つことが多いことは、統計上の事実である。その際、運動面を鍛えたら、必ず吃音が改善、軽減するということは【 ⑦ 】。
 運動面だけでなく、子どもの状態や生い立ち等、子ども全体を理解することが大切である。これは吃音のみならず、どんな障害、どんな子どもに対しても同様である。

 
ア)難発  イ)伸発  ウ)連発  エ)動作法  オ)随伴動作  カ)舞踏病 キ)遺伝的  ク)機能的  ケ)右脳の過干渉  コ)左脳の過干渉  サ)左利きの矯正   シ)話しすぎ  ス)診断起因説  セ)大脳生理学  ソ)大脳半球優位説   タ)十分ありえる   チ)ない

 

■応用編
  以下の説明が正しければ○、正しくない場合は×を書いてください。
 
説     明
随伴動作は、徐々に異なる目立たない行動に置き換えるという指導も選択肢としてある。
吃音の原因の一つに視機能の問題があるため、視機能の改善指導が有効な場合が多い。
吃音の指導の例として、「そっと話し始める」とか、わざと音を軽く繰り返すといった練習が有効な場合がある。
 

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