ハンドルネーム ya
某公立学校通級指導教室担当教員
言語聴覚士
特別支援教育士(S.E.N.S)
性別 男
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2.S.E.N.S、S.E.N.S-SVは、前項の内容が、商業的、宣伝的、広告の場合は、社会的影響について責任がもてるようにしなければならない。
倫理基準
パソコン上の絵カードが一枚ずつ替わるので、
1
「き」の音が入った絵カードだったらボタンを押す。(例「きつね」)
→構音障害があって、単語の中の特定の音の抽出が難しい子に。
単語中にあるかないか、どの位置にあるかが瞬時に判断できるようになることが、
正音の定着には必要です。
2
「食べ物のカード」が出たらボタンを押す
→衝動性のコントロールなどに。
3
「なぞなぞの答えがわかったらボタンを押す」
→短文の読みの育成に
4
「(同時に4つの絵を表示して)、仲間はずれの絵がわかったらボタンを押す」
→カテゴライズ、抽象概念、言語表現の育成に
この早押しボタンのゲームは、グループ指導でよく使えます。
グループ指導の長所は、少人数での他児との関わりによる教育的効果。
弱点は、一人一人の特性に合わせた指導が難しくなり、一人一人の行動観察が手薄になりやすい。
この長所と短所を踏まえないと、何でもグループ指導でやってしまう、それ自体が自己目的化してしまう危険性をはらんでいると言えます。逆に言えば、個別指導では補い得ないことが、グループ指導で補える可能性はあります。
また、遊びの方法や内容をどこまで統制するか、自由にするかは、それぞれの子どもの実態やグループ指導のねらいによって検討される必要があります。
原則としては、グループ編成は、指導のねらいや子どもの実態が似通っているということがあるでしょう。
逆に言えば、子どもの状態像が似通っていても、その背景(機序)が違っていれば、グループ指導を組むかどうかは慎重な判断が必要と思われます。反対に言えば、状態像が全く違っていても、背景(機序)が一致していれば、そこへのアプローチとしてグルーピングは可能ということになります。
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『エビデンスに基づいた吃音支援 入門』 菊池 良和著、2012、学苑社
吃音の当事者でもある菊池先生の最新刊です。
これまで言われてきた吃音についての考え方、指導方法などを
科学的エビデンスに基づいて一刀両断にしています。
最新の研究で言われていることを科学的にきちんと示しているという印象を受けました。
菊池先生は、直接的な指導に対して否定的なのかと勝手に思っていましたが、
「過去からの吃音体験(感情、情動)の共感+自己肯定感を育てる+言語療法を
するのが良い」と述べていました。
つまり直接的な指導を否定しているわけではないと思われました。
逆に小手先の指導だけでは、良い支援ができていない可能性がある、とも述べておられますが、
それもその通りだろうと思いました。
一方、昔は、本人に対して吃音に触れないようにするという考え方もあったようですが、
私がことばの教室を担当してまもなく、
『学齢期の吃音指導 専門家のための手引き』
Carl W.Dell,Jr./著 長沢泰子/訳、大揚社 1995年
が出てから、ことばの教室での吃音に対する考え方が大きく変わったのを覚えています。
ただ、自然に改善するかもしれない、しかも発症まもない幼児に、
聞き手が話し方を指摘するのはやり過ぎですし、
話しに夢中になって流ちょうに話せているときに、「上手に話せているね」などと
声をかけられれば腹が立つわけですから、子どもの状態、年齢等々に合わせた
対応はしなければならないのでしょう。
著書も指摘しているように、吃音は多因子モデルであり、症状だけではなくて、
トータルな子どもの理解が大事なのでしょう。それは吃音に限らないですね。
そうすれば、子ども一人一人の違いが明らかになるし、明らかになれば
アプローチ法も違ってくるわけです。
トータルな子ども理解の上で、いくつかの考え方、方法を組み合わせるのが良い
と私は思っています。吃音に限らず。
実際それで、効果を上げてきています。
私の病気は、
1 専門職でストレスをためやすい人に多い
2 先進国に多い
3 30~50代に多い
ということは、統計上、科学的エビデンスとして、間違いないようです。
症状の原因については特定されていますが、その原因がなぜ生じるのかはまだわかっていないようです。
諸説を挙げると、
1 自律神経の異常
2 血行不良(肩こり、首凝りとも関連)
3 アレルギー(自己免疫疾患)
4 遺伝性(ただし、統計上のエビデンスはないようです)
5 ストレス、過労
6 感染症(一部、強く唱えている方がいて、そのお薬はとても高価なようです)
7 水分代謝の異常、塩分過剰摂取
などなど。
治療にも色々あって、
1 第一選択は、利尿剤。ビタミンB12。場合によっては抗炎症薬。睡眠薬。精神安定剤。
これが、今のところ、医学的に一番エビデンスとして信頼できる治療のようです。漢方もあるのでしょうが。
そのほかに、
2 有酸素運動(週3時間、脈拍が一定以上に上がる運動)
もあるそうで、さらに民間療法としては、
3 栄養価の高い飲み物
4 某メーカーの某清涼飲料水(笑)
5 気功、ヨーガ
6 食事療法(塩分や水分の制限)
7 感染症に対応する薬(とても高価らしい)
などもあるようです。
私の2ヶ月の闘病生活では、睡眠や疲労と聴力との相関が一番強く、医学的にもそれは確かなようです。
それと、夜の食事も、次の日の体調に影響していることは、この病気になる前から感じていたことですが、忙しくなると、どうしても後回しになっていた生活を反省しています。
今、考えると、なるべくしてなった病気ではないかと思います。
この病気は、耳だけでなく、身体全体との関連で見ていかなければならないということは、間違いないです。薬を飲みながら、当たり前の、食事、睡眠、運動、静養を地道に続けるしかない、というのが今の私の結論です。
わらを持つかむ心情の人に、科学的エビデンスのないことを主張して、高価な物を売りつけようとする業者は、どの分野にもあります。
特別支援教育にも。
それを飲んだから(行ったから)状態が改善したのか、それともたまたま改善の時期が一致したのかは、経緯や他の要素との関連で論考しなければなりません。
ビデオデッキが家庭に普及した時期と、自閉症の発症率が増えている時期とが一致するから、「ビデオの見せすぎが自閉症の原因」という文献がありましたね。
この子にこういう指導をしてはいけないという禁忌は守らなければならないし、科学的に支持されている第一選択の指導をまず採用する、ということでなければなりません。独自の研究に基づくものや、個人的な思いつきで対応することは、専門職として、いかがなものでしょうか。だから、基礎知識は必ず必要ですし、「そのとき、その場での」実践的な研修が、新しい先生には必須なのです。
雨の日のせいか、今日は聴覚補充現象が強く、遠くのプレイルームで遊んでいる子どもの声が、そばで聞こえるようにギンギンと響き、痛みを覚えました。休み時間に2年生の廊下を歩いていると、子ども達の黄色い声で、耳が壊れてしまうのではないかと思いました。
まるでハウリングを起こしているスピーカーのようです。
また、運動会の練習の放送の音が急に聞こえてきて、身体全体でショックを覚えました。運動会当日のために、既に3種類の耳栓を用意しています。
きっと聴覚過敏の子も、運動会はこれだけつらいのだろうなあと、本当に自分のこととして感じました。
大人の視点では、子どもに運動会にどれだけ参加させられるかとか、どれだけ我慢させられるだろうか、と考えてしまいますが・・・。
NHKのラジオ第一放送では、「子どもの心相談」というコーナーがかつてあり、内田良子さんを始め、すばらしい先生方のカウンセリングに学んだ点は多くありました。(今でも細々とやっているのでしょうか)
内田先生の視点は、大人の都合ではなく、あくまでも子どもの視点に立ってのものであり、それは一貫していました。
大人の自己満足、自己顕示欲ではなく、その子の今と将来への視点に立って。
全ての手続き、仕組み、ことば、はそこから作られていかなければならないなあと思うのです。
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結論から言うと、周りの状況によるということ。 私の右耳は125,250Hzで40dBまで低下しています。
難治性です。
高い音が割れる聴覚補充現象 リクルートメント フェノメノンもあり、語音明瞭度が低下しています。
構音指導時は左側で聞いています。
日常では周囲に雑音があると、聞き返すことが多いです。
聞き返すと、もう一度言ってくれる時、面倒臭そうに言う人が減りました。
私の病気を知っている人は。
聞き返されると言うことは、話した内容を否定されたのではなくて、内容への関心がないのでもなくて、純粋に聞こないんだなとわかる、ということもあるからでしょう。
そんな時は病気を公開してよかったなと思います。
一方、私が過去別の病気だったときは、周りのメンバーは今と違いますが、ひどい扱いを受けました。
言わなければよかったと後悔しました。
ただ自分で気をつけられるので、診断をもらったこと自体はよかったのです。