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某公立学校ことばの教室教員。公認心理師、言語聴覚士、特別支援教育士。 『クイズで学ぶことばの教室基本の「キ」』の著者。  SINCE 2000.1.1 
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そう、先を焦らないで

103.jpg「今、身につけさせないと、大人になってから困る」
「今できるようにしないと、いじめの対象になる」

というような思いと接することがよくあります。

確かに他児と比べたら、遅れているかもしれない。

でも、そうした大人の思いは、子どもの頭の上を通り越すだけで、子どもの心には響かない。

「マイナス査定」では子どもは伸びない。

自分でできるようになりなさい、と口うるさく指示して、ますます子どもの自立性を奪ってしまうパラドックス・・・。

他人の気持ちをわかるようになりなさい、と教えている大人が、子どもの気持ちをわかってあげていない。
子どもは、わかってもらえる経験の積み上げにより、人の気持ちをわかる土壌が培われます。

焦る気持ちは、私も親であるし、教員なので、とてもよくわかります。

そうした方々によく話すこと。

私自身の生育歴。


母はつわりがひどく、出産まで食事が全くできず。
出生時体重 2500g。
双子で生まれた1500gの妹は、出生直後に死亡。
生まれるまで、双子だとは医師も気づかなかった。
それぐらい、2人とも小さかった。
泣き方は弱々しかった。

出生後も、母は不安と恐怖で、私を抱きかかえることができず。

首の据わり 12ヶ月
歩き始め  1歳6ヶ月
1語文   2歳6ヶ月 

小学校低学年の時、周りの子が、友達や親とたくさん「会話」している様子を見て、
刺激が強すぎて怖かった。

どうして自分にはそれがないんだろう、きっと他の友達は、自分が教えてもらっていないことを教えてもらっているに違いない、とずっと違和感を持っていたが、それが何か、ずっとわからなかった。

会話しても相手にされない、何かずれている、周りは離れていくという孤独感を味わっていた。

子どもの頃の写真を見ると、笑っている顔はほとんどない。

親戚には、「ya君は変わった遊び方をするね」と言われていた。

高校時代、自殺念慮が頭から離れない。

教員にはなるつもりはないけれど、教育に関わる仕事がしてみたくて大学へ。

そして大学で哲学に触れて、多様なとらえ方を知る。

親元を離れたのも大きかった。


仲間に励まされて教員になり、たくさん失敗して、学級崩壊もして、
4年目にようやく子ども達の信頼を得るようになる。

そして、中学校、小学校(複式)の通常学級担任を6年経験したあと、ことばの教室へ。

子どもの生い立ちを学ぶうちに、自分自身にも特性があることに気づく。
救われた思いがした。謎が解けた思いがした・・・。

そして今に至ります。

未だに引っ込み思案で、3人以上のランダムな日常会話についていくのは大変で、
聴覚過敏があって(病気もあるけど、元々のもある)、人見知りもあって、
体力もなくて、ほかにも色々あるけれど、一応、支援の仕事をさせて頂いています。

むしろ、そうした苦しみを通ってきたおかげで、今があると思っています。
同じつらさを経験してきた子ども達の気持ちがわかります。

生育歴は関係ないという人もいるけれど、表に見える部分では関係ないように見えるけど、
内部ではとても「関係ある」のです。
ただ、人はある程度変わり得る存在でもあります。

必要な支援は、子ども達が生き生きと暮らすためであって、
「発達を追いつかせるため」ではなく、「標準の大人」に近づけるためでもない、と思っています。

その時々の子どもに合わせて、「適時、適切、適量」が大事です。
遅れを「治す」のでなく、同じ位置から「付き合って」欲しい。
「前から引っ張る」のでなく、「一緒に前に進んで」欲しいのです。

子どもの頃の、楽しさ、安心感こそが、大人への土台につながると思っています。
「能力」よりも大事なこと。

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自主研修会の感想

FAXでの送信をお願いしていた感想が、先生方からほぼ届きました。

複数の方から頂いた感想には、
「子どもをどう理解して、どう指導に結びつけるかの流れがとてもよくわかった」
というものがありました。

子どもをどう理解し、どう支援に結びつけるかは、ケースレポート検討の根幹をなすもので、これがわかりやすかったと感想を頂いたならば、研修は大成功だったと言えます。

特別支援教育士のマニュアルにもあるように、まさに「アセスメントと指導」なのです。

アセスメントが支配につながるという主張をたまに目にしますが、それは担当者次第ですね。
アセスメント自体の問題ではない。
むしろ、子どもをよく理解しないで、思いつきで指導されれば、子ども達には、たまったものではありません。
余計な労力とお金を本人や家族に強いるだけです。

アセスメントが支援のためにあるのは、当たり前の「言外」のことです。
担当者の興味、好奇心や、口うるさい介入のためにするのではありません。

アセスメントによって、子どもや家族にやってはいけないこと、やってみた方がよいことが明らかになります。

そして気をつけなければならないことは、名前のある先生が言っているから正しいのだとか、名前のある先生と連携しているから、という論調。
名前の有無ではなくて、担当者自身が「実際に」子どもとどう向き合っているのか、そのことが一番大事です。

正しいと言われていることも、将来は変わるかもしれない。
確かにその通りです。そしてそれを主張し、新たな提案をする側にも、その法則は例外なく当てはまるということが抜け落ちてはならないでしょう。

だからこそ臨床家は、「その時点で」もっとも信頼性の高いベーシックな考え方、方法を採用しなければならないのです。

そして、本を読んだり文章を書くのも大事だけど、子どもの日常や親御さんと直接向き合うことがおろそかになっていないか、自己検証していきたいと思います。

評論家は学校現場には要らないのです。


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難病についての厚生労働省の委員会

就学相談や教育相談で、難病や高度障害のお子さんと出会うことがあります。
自分が難病を患って、そのことをさらに考えるようになりました。

病院では、同じ病気で点滴を受けている患者さん同士の会話がありました。
やはりメンタル部分にかなりダメージがあるようです。
そのことが、ますます病状を悪化させるのですが。

難病対策委員会も、文部科学省の中教審の特別支援教育部会と同じように、
最近、中間報告をまとめています。

本人、家族の立場に立った話し合いが行われている雰囲気を感じます。
あとは財政面でどれだけ裏付けられるかです。

第23回厚生科学審議会疾病対策部会難病対策委員会

http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000002hqq1.html

難病情報センター
http://www.nanbyou.or.jp/


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難病助成56種から拡大 重症患者を重点支援 厚労省委、中間報告

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120817-00000077-san-soci


私も月1万5~6千円の支出を強いられています。
でもまだ働けているからいいのですが、めまいでもおこって、仕事ができなくなれば、そしてこの治療費がかかり続けるとしたら、生活の維持も難しくなります。

でも世界には何千という難病が存在するのですね。

難病ではないですが、歯の矯正は我が国では保険の対象外ですね。
だから60万円、70万円とかかります。
でも歯のかみ合わせが良くないと、体全体の姿勢、骨格、健康に影響するだろうと言われているし、単なる審美性の問題だけではないので、諸外国と同様に保険の対象になるといいなと。

でもこのご時世ですから。

みんなで公平に負担して、というようにするには・・・。


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自主研修会2日目

今日は6ケースのレポートを検討しました。
正直疲れましたが、子どもを見立てて指導まで検討する力は、参加者の皆さん、かなりつけたのではないかと。

・子どもをどこまで理解できているか、情報収集できているかがカギです。
 そこがばやんとしていると、指導目標や指導内容の選択もぼやんとしてしまいます。
 
結局通級で何をしていいのかわらかなくなる。
答えはどこかの判断基準や本の中にあるのではなくて、その子の中にある。
そのためには学級担任からの情報収集が大切です。
ある検査項目が落ちているから通級しましょうとか、通級を継続しましょうではなくて、
日常にどれだけの困り感があるのか、が重要です。

レポートの項目に「学級担任の情報」を入れてだいぶたちますが、
その成果がかなり定着してきた印象です。

・発達検査を合わせて発表したレポートがいくつかありました。
今回は検査の解釈の講座ではないですし、経験の浅い先生には難しいので、
私の方で解釈して示させて頂きました。
ITPAはLDの対応としては有用ではない、ということは学術的にかなり前から言われているわけですが、医療ではまだ使っているところがあります。
今回は、バッテリーを組んでいるウェクスラーの方を重視しました。
背景情報はレポートに載っているので、検査結果と付け合わせが可能となります。
ただし、子ども本人に会っていないので、解釈は統計的に言える、言えない、という範囲にとどまります。

・今回強調したのは、他児ではなく、レポートの子ども本人に対する指導を検討すること。
つまり、他の先生はどんな指導をしていますか、とか、どんなやり方がありますか、という質問や意見は基本的に受けませんでした。「この子に」どんな指導が考えられるか、を検討するようにしました。
そうでなければ、生育歴情報や発達検査、日常の情報等の収集は意味をなさなくなります。
それらの情報収集は、その子への指導に生かすために行うわけですから。

そこが抜けると、「吃音には○○法がよい」、「LDにはこのワークブックがいい」という紋切り型指導ができあがってしまいます。
障害別にグループを組んでケース検討してきた既存組織は、その部分に困難が生じている、と感じています。
「○○障害への指導法」ではなく、「その子への指導法」なのです。

個別指導だからこそできることです。

・チェックリストで子どもを見ていくと、「できないこと」ばかりの羅列になってしまう可能性があります。
長所をいかに見いだし、活用していくかが重要ですね。


終わった後の個人相談もお役に立てたかと。
実は、本番よりアフターの方が重要だったりします。

また、自作教材もお好きにコピーしてお持ち帰り下さい、ということもしました。
そのまま使うのでなく、子どもに合わせて、と。


自主研修会もいよいよ、来年度に向けてその位置づけを明確にする方向で、参加者の同意を頂きました。


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自主研修会一日目

平成21年度からスタートした自主研修会は、今回で7シーズン目となり、すっかり定着した様子です。
今回もケース検討に適当な人数をかなり上回る申し込みがあったので、2日に分けました。

・文字の読み書きの困難さの背景は実に様々。
マズローの要求段階とか、生活習慣、大きく言えば人生という土台はどうなんだろうと。
すると、通級で単に読み書きの訓練の前に、自立活動だろうなと。
「ことばの教室は遊んでばかりだ」とか言われてしまいますが、
人格の発達にとって、今その子に一番大切な指導を絞り込むのが通級で大切なことだと思うのです。

「読み書きが苦手だから読み書きの指導」というのは、もしかすると「胃が痛いから胃薬を」と同じになってしまうかも。
ガンかもしれないし、仮面うつ病かもしれないし、違う臓器かもしれない。
だから、胃だけ検査すればいいのでなく、体全体の様々な評価が必要なのと同じように、読み書きの困難の背景になにがあるのか、丸ごとの子ども理解のための情報が必要です。
だから、「読み書きの指導のために、この情報は必要ない」、というのはあり得ないわけです。

読み書き障害というと、聴覚認知処理、視覚的認知処理、感覚統合などの視点をすぐ思い浮かべますが、「土台」の視点が忘れられがちかなあと。



時間が少し余ったので、読み書き検査の紹介とLDの簡単な講義、そして聴力検査の実技講習までやってしまいました。

以前から何度も書いていますが、研修に必要な3要素。

1 基礎知識の学習
2 ケース会議
3 OJT

今日の自主研修会は、1と2を合わせたハイブリッド研修になりました。


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「障害のない者」なんてこの世の存在しますか? 文科省中教審に異議あり

http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shotou/084/shiryo/1323488.htm
公立義務教育諸学校の学級規模及び教職員配置の適正化に関する検討会議(第15回) 配付資料

が出ました。

この中で、

「資料1-1:中教審初中分科会 特別支援教育の在り方に関する特別委員会報告 概要(案) 」


内容についてはかなり、現状を踏まえた内容になってきているように感じました。
(最初はどうなるのだろうと、ハラハラしていましたが)

ただ、気になる点をいくつか。

***(引用はじめ)

障害者の権利に関する条約第24条によれば、「インクルーシブ教育システム」(inclusive education system、署名時仮訳:包容する教育制度)とは、人間の多様性の尊重、障害者の精神的・身体的な能力を可能な最大限度まで発達させ、自由な社会に効果的に参加することを可能とするとの目的の下、障害のある者と障害のない者が共に教育を受ける仕組みであり、・・・

***(引用おわり)

障害者の権利に関する条約第24条
http://www8.cao.go.jp/shougai/whitepaper/h20hakusho/zenbun/pdf/furoku4.pdf

ここには、「障害のない者」などという表現は出てきません。「その他の児童」などとは書いてありますが。
「障害のない者」なんて、この世に存在するのでしょうか?
条約は、「 『障害のある者』と『ない者』とを予め分けて考えて、その上で一緒に学習しましょう」などという薄っぺらい内容なのでしょうか?

「障害はお互い様」
という視点に立つ必要があるのでは?
私も含めて。
障害があるから、ではなくて、個別的な配慮が必要なことに合わせる、ということがインクルーシブなのでは?

「支援者側」にも「障害」があるし、自分の中にある、という視点が本質的に必要なのでは?

条約にはこう書かれています。

***(引用はじめ)

学問的及び社会的な発達を最大にする環境において、完全な包容という目標に合致する効果的で個別化された支援措置がとられることを確保すること。

***(引用終わり)

「統合」でなくて「包容」だし、「包容という目標に合致する効果的で個別化された支援措置」なのです。

だから、通級も特別支援学級も特別支援学校も否定しているわけではない。
もっと連続性や交流を保障しつつも、それらの場はインクルーシブのために必要なのです。

通級、特別支援学級、特別支援学校も否定している、と条約を解釈している人がいます。
だから、特別支援学級に籍があっても、ほとんどの時間を通常学級で一緒に過ごすということをしています。
それはそれで「共同、交流学習」の意義としてはよいと思うのですが、個別指導も必要なのに、それを全くしていない事例に出会います。通常学級でほぼ問題なく過ごせても、卒業後、就労など人生全体を考えたとき、この子に必要な教育は何か、を考えたいものです。スタッフの数をそのためにさらに充実させる必要はありますが。


前文以下の内容については、現実を踏まえた具体的な提案が盛り込まれています。ST,PT,OTの活用とか、通級担当教員の充実とか、特別支援学校の免許保有率の向上とか。
ただ、まだ気になるところがあるので、次回触れます。


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WISC-4の解釈依頼について

ブログをご覧になった方から、ときおり、検査結果の解釈をお願いされることがあります。

お子様のために努力されている保護者の皆さん、支援者の皆さんには頭が下がる思いです。

ご期待にお応えしたいところなのですが、検査結果は数値だけで解釈できるものではありません。
様々な背景情報と「セット」になって初めて解釈が可能となります。
また、一度もお会いしたことないお子様ですと、さらに適切な情報提供が難しくなります。

したがって、実際に検査をかけた方や、その周辺のスタッフとよく話し合っていただくことがベストです。

なお、WISC-4の結果の示し方については、以下のとおり、たいへん厳しいルールが作られています。

http://www.nichibun.co.jp/kobetsu/technicalreport/index.html

のページの「Report #2 実施・報告の使用者責任と所見の書き方」(PDFファイル)

これまでの検査では、誤った解釈が見られたことや、検査内容が漏れ出てしまって検査そのものの信頼性に問題が生じかねない事態となっていたこと。そして、解釈には専門的知識や技量が必要なことから、ルールが厳しくなったのは、ある程度やむを得ないと思っています。

ここで解釈が誤りかねないリスクを冒すことは、お子様、ご家族の皆様にかえって混乱を与えることになります。

気持ちとしては、今すぐにでも飛んでいって、お子様にお会いし、検査をかけた支援者とも話をし、一緒に報告書を作りたい、そんな思いです。

しかし、たいへん申し訳ないのですが、上記の主旨をお酌み取りいただければと思います。

支援を必要とする全てのお子様、ご家族の皆様に、心からの声援を送りたいと思います。


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言語障害とは何か

今回の公的講座の感想文を読むと、「言語障害の内容だったので、隔年で違う内容も扱ってみては」という意見があれば、「言語障害の内容ではなかった」という意見もありました。同じ講座を受けられていて、これは興味深いです。言語障害をどうとらえるか、参加申し込み時点で、違いがあるわけです。今回の講座は、子どもをどう理解するか、その深い理解に基づいて指導の手立てを考えるので、どの障害種にも共通する大切なことなわけです。しかし、講座名自体が「言語障害」なので、申し込み時点で先入観を持たれる可能性ありです。だから講座名を変えることも視野に講師陣に相談中です。

ことばの教室は、週の限られた時間の指導なので、子ども理解をしっかりした上で、指導の手立てを考えます。それは過去もこれからも変わることのない根幹部分です。特別支援教育で、ことばの教室の活躍が期待されているのは、その幹があるからなのです。だからノンカテゴリカルに様々な相談に応じるキーパーソンになるのです。限られた指導時間なので、全てのお子さんに通級が妥当かどうかはまた別の議論にはなりますが。

いずれにせよ、講座では、言語障害だから関係ないや、と先生方に思われないよう、何らかの手立てが必要です。


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地域の大学で科学講座



30近くのメニューの中から選択しての講座が、大学主催で開かれました。
たくさんの親子が訪れ、こういう時には、必ず通級児童と出会ったりします。
科学離れと言われるけど、結構な数の参加者でした。

地域に大学がある強みです。子育て環境としては恵まれていますね。


うちは、第2希望の「鉄板に黄銅メッキ」するという実験講座が当たりました。

鉄板を紙やすりで磨いた後、超音波の水につけて鉄粉を取り除きます。
そのあと銅メッキをします。90秒。(上の写真)

P1000521.jpg













酸化亜鉛(Zno)+水酸化ナトリウム(NaOH)溶液(ph~10程度)を使用して電流を流します。5秒。


P1000523.jpg 









熱すると、黄銅になります。
黄銅メッキは5円玉と同じです。

P1000525.jpg







できあがり。首飾りです。


私、化学は苦手だけど、好きなのです。
高校の化学はつまらなかった。
大学の一般教養でとてもおもしろいと感じました。
どうしてそうなるのだろうと考えるのが好きです。

でも化学記号は覚えられないし、計算も苦手です。


そういう子ども達って、少なくないのでは、と思います。

知識はネットですぐ手に入るし、忘れても調べられるし、
スーパーのレジではおつりが自動的に出てくる。

正確に計算できることも大事だけど、だいたいのことがわかる、
課題をとらえて解決方法を考えて実行し、振り返る力が一番大事だと
いつも思うのですが。

本来、自立活動でそうしたことを身につけさせるのが通級の役目だと思うけど、
二次的な塾化しているのが現状。

週1回のお勉強をしたところでねえ。


通常学級では問題がないから、個別指導は必要ない、という話を聞きますが、
一対一のコミュニケーションの土台ができていかないと、いつか土台から崩れてしまいます。
特にまじめで目立たない子の方が、心は渇いていると感じることがあります。
無理をしているのですね。
だから家では暴れてしまう。

子どもの全体を理解した対応を。
苦手なことをつっつくよりも、得意分野が興味を持って伸ばせれられる教育を。

いつも思うのですが、学力テストのマスコミ報道って、どうしてできないことばかり伝えるのでしょうか。

知能検査を覚え立ての支援者が、数値の低いところばかり指摘しているのと同じに見えてきます。

講座の講師は、いかにも「理系」という感じの方でしたが、とても生き生きとしておられて、
教え方もとてもわかりやすく明るいのです。

得意分野が生きる仕事に就けている幸せ感を分けて頂いた気持ちです。


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【吃音】言友会のトップの先生方を招いて、講演、交流会、相談 ついに実現 2

【【吃音】言友会のトップの先生方を招いて、講演、交流会、相談 ついに実現】


記事を詳細にしました。
http://kotobaroom.blog.shinobi.jp/Entry/728


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【メニエール病】NHKで特集があります

NHK 今日の健康

http://www.nhk.or.jp/kenko/

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「藁をも掴む思い」


DVDのご注文を頂いています。
「簡単な自己紹介」では、何人もの方が「藁をも掴む思いで注文します」
と書いて下さっています。
本を読んだだけではわからない、実際の指導を映像で見たい、と。

日本は教育後進国なので、担当になる前の1年研修が保障されず、
担当になってから「藁を持つかむ思い」の先生方がたくさんおられるわけです。

少しでもお役に立てば。

おぼれかけている人に、安易に教材を紹介しても流されていくだけですし、
飛び込んで一緒におぼれてしまっては、意味がないわけです。


毎年のように担当が替わり、前年度の形だけを真似しても、方向がずれていくだけです。大事なのは、形ではなく、哲学。子ども理解。

DVDでは構音指導の具体的な方法も提示させていただいていますが、
あえて、音ごとにインデックスも設けていません。
カ行の指導方法を見たいから探す、という見方は難しいと思います。

音ごとの指導方法に走る前に、構音障害の仕組みや、考え方の体系を
理解していただきたいと思っています。

それができれば、音ごとの指導方法を初めて理解できる土台ができたことになります。

音ごとに指導方法を知りたいという方は、別の文献に当たって下さい。
そういう文献もありますから。
でも、目の前の子どもにヒットする確率は低いと心得てください。頭痛があるから痛み止め、ではなく、なぜ頭痛があるのかをよく調べる必要があるのと同じです。


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【親の会主催 教育相談会】幼児から高校生まで13ケース 親の会主催だから実現



日常の業務を超えて、様々なニーズに応えるために、親の会が絶大な力を発揮しました。
親の会役員の皆さんの一人一人の得意分野が生かされた係分担と、運営により、
通常ではあり得ない遠方から、そして幅広い年齢層の方々の教育相談ができました。

体がいくつあっても足りないというのが正直ですが、地方のニーズはとても多いということを実感しました。

そして、どこの地に暮らしていても、必要な専門性の高い支援が受けられるシステムを作ることで、教育の機会均等が保障されていかなければならないとも感じました。
子どもの一生に関わるわけですから。

OJT、出張研修、ぜひ、こちらの地方にも、それらを専門に行う人材の配置が必要と思います。
でも、巡回相談の予算は、毎年下降していると聞いています。
さて、どうしたものか。

でも、親の会はやっぱりすばらしい。教員にできないこと、親ができないことでも、
お互いに手をつなぐことで、できないことができるようになります。

ある他地域の親の会役員の方が、行事の様子をみてこうおっしゃっていました。
「こちらの地域では、誰が親で、誰が先生だかわかりませんでした」

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情報収集、問題の仮説の設定から教材作りまで S.E.N.S実習のような研修会実現

P1000512.jpgカードに書かれている問いに答えるゲーム。
親子でも楽しめるように、製作が工夫されています。
子どもの実態に合わせて漢字の使い方も検討すべきところはありますが、
内容は、ほぼ子どものニーズに合っているように思われました。

これを製作した班では、私の「会話すごろくイラストバージョン」
を用意された方もおられましたが、指導のねらいから見れば、
どちらでも良いでしょう。
ネガティブな感情の質問もされていますが、ネガティブな気持ちを言語化すること自体も、自分の気持ちを客観視する力をつける上では大切ですね。そんな話し合いもしながらの製作で、質の高さを感じました。





P1000511.jpg好きなポケモンを使った漢字学習とのこと。
ちょっとだじゃれの要素も取り入れながら、楽しく漢字学習。
教科の補充指導なわけですが、週何時間を使っての指導なのかということについて、
研修課題の提示時に確認すればよかったと反省です。

またこの班では、アメリカのRTIモデルを参考にしたと思われる教材をお持ちになった方もおられましたが、今回の事例では採用されなかったようですね。

既存の教材も、その子に合わせてアレンジすべきですし、アレンジしても適合しない場合、そもそも、教材がどんな指導仮説で作られているのか、その理論的背景をしっかり理解した上で活用しなければなりません。

既に個別指導をしているわけですから、今回の事例の子では、個別指導単独でRTIモデルは使えないわけです。

ただ、今回は、参加者一人一品教材を持ってくる、ということをお願いしていたので、持ってきて、紹介してくださったこと自体はとても良かったです。私も参考になりました。



このように、今回も、

1 子どもやその周辺についての情報収集(アセスメント。できないことだけでなく、できること、活用できることも含めて)
2 問題の仮説の設定(原因探しという意味ではなく、本人が何に困っているのか、何が問題なのか、という意味)
3 指導仮説の設定(どのような指導をすれば、どのような子どもになっていくと考えるのか)
4 個別の指導計画の作成
5 教材作成

という手順で研修をしました。公的な研修です。

今回は、事例発表者の強い意向で、子どもの情報の説明はわずかに、
そして質問は10まで、と制限しました。
インシデント・プロセス法が背景理論です。

内容は難しいかなと思っていましたが、参加の先生方、みな生き生きしていました。

・子どもの状態像の背景に何があるのか。
・互いに矛盾した情報をどのように解釈するか。
・子どもの苦手なところは色々あるけれど、何を優先して指導したらよいか。
・指導目標の設定は高すぎないか、低すぎないか
・教材は子どもに合っているか

など、皆さん積極的、意欲的に話し合いをされていて、ほっとしました。

感想文を読ませていただくと、全員が「来年度も継続を」
そして「楽しかった」という感想が多く見られました。


今や「特別支援教育向け」を称する教材は、本屋さんに満ちあふれ、
誰かが紹介するとみんな飛びついて、みんな同じようなシートを使って指導をしている、
というのが最近のご時世のように感じます。

色々やってみて、子どもの反応を見てアレンジしたり、方向転換をしたりという試行錯誤も大切ですが、
できる限り様々な情報を総合して、子どもにとってどんなことが必要なのかを
話し合いながら検討していく、ということが、子どもにフィットした教材活用につながります。
それこそが、支援者の「本物の力」をつけることになる、と感じています。

普段できないような研修、つまりアセスメントと指導をどのように進めていくかの検討力をつけていくことを目標とした研修会とすることが、経験の長い先生方に課せられていることであるように思います。
そうした力をつけた先生は、私も安心して見ていられます。

そして、教材紹介の際は、必ずその背景理論や、適合する子どもの状況などとセットにしていかなければならないな、と改めて感じているところです。

殺人的に忙しい学校現場では、上記のことを全部きちんとやることは難しいところもあり、同じ教材を違う子にも使ったりすることもあるでしょう。私もそうです。しかし、たまにでも、上記のような研修で力をつけることで、同じ教材を使ったとしても、使い方やねらいを子どもに合わせて変えたりすることができるようになります。場数を踏むと、上記の検討が自然とできるようになってきます。



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【吃音】言友会のトップの先生方を招いて、講演、交流会、相談 ついに実現


地区親の会主催。この地で同じ悩みのある親子が出会う機会ができたのは画期的。
数年来の思いが遂に実現。

吃音についてかつては、触れてはいけない、そっとしておけばそのうち治る、などとことばの教室でも言われていました。本人が吃音のことを訴えてきたとしても、そのことを話し合うこともためらう雰囲気がありました。

しかし今では、本人が自覚している場合について、むしろ隠さずにフランクに話し合うことが大切だとされるようになりました。デル著『学齢期の吃音指導』という文献は、当時は目から鱗でした。

また、症状を完全に「治す」ことは難しくても、「より楽に吃る」練習が有意義であることもわかってきました。

さらに、4~6歳未満の、特に5歳になる前の幼児期の子どもには、「リッカムプログラム」というオペラント技法をベースとした指導の有効性が根拠のあるものとして登場してきました。日本には実践事例が少ないため、試験的に行っている先生もいます。

このように、吃音についての研究実践は変わってきていますが、今回お越し頂いた先生の講義では、時代の最先端の研究を含め、接し方などバランスよく紹介されていました。
そして、当事者と支援者の両方の視点に立てる先生のお話はとても説得力がありました。

講演の前の時間帯には、親子同士が一堂に会し、同じ悩みを抱える方々がお互いに感想や意見を交換しました。
初めてのことで、ちょっととまどいもあったようですが、それぞれの親子に何かプラスになればと祈るような気持ちになりました。

後半は先生にご講演を頂きました。

吃音がある人に対してできる基本的な支援は何ですか?
「       をかけない!」

という問いに対し、参加者はワークシートに記入しました。
正解は「タイムプレッシャーをかけない!」

つい周りの人は「ゆっくり話しなさい」とか、「あわてないで話しなさい」、「一呼吸してから話しなさい」などと注意してしまいますが、本人にとっては余計なお世話です。話し終わるまでじっくりと待つこと。

「(相手が)自分の話し方をゆっくりめに変える」
「同じことを何度も言わせない」
「質問攻めにしない」
「吃りながら話されても、ほほえみを浮かべ、目を見ながら話を聞く」
「話し終わってからワンテンポおいて話し出す」

このことは、吃音の自覚がない子ども達への対応としても一番大切だ、と先生は強調されていました。

3歳児健診で吃音がわかった時は、2週間以内に連絡を取り、「様子見」としてもどのように様子を見たらよいか具体的な助言が必要だ、ということも強調されていました。

吃音のある子どもと親の特性として、同じ悩みを持つ親同士、子ども同士の出会いがなかなかない、ということが挙げられています。
この地域にもそのような定期的な場を持ちたいという思いもありますが、まだ期は熟していないようです。あわてずに、しかし地道に歩みたいと思います。まずは私自身が、言友会でもっと学びたいと思っています。



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構音障害は、自然に改善するものと、改善しにくいものがあります

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「機能性構音障害は、自然に治るから指導しなくてよい」
という方にお会いすることがあります。
ある学校を訪問させて頂いた際には、ことばの教室の存在理由そのものを否定しながら、そのように主張される先生もいらっしゃいました。しかし・・・。

「機能性構音障害」とは、聴覚障害や、発語器官、認知発達の問題など、他の要因が見あたらず、原因がはっきりしない構音障害のことです。

子どもの構音の発達については、以下のページがあります。
「ネットで学ぶ発音教室!」より
 

成人で歪みが残っている方にはたまにお目にかかることは事実です。
単純な置きかえの方はあまりおられません。
 
成人の機能性の側音化構音に悩む方は、たくさんおられます。
ネットで検索すると、本人の書き込みがいくつも出てきます。
 
また、以下のページが、ことばの教室での感覚に近いです。
「東京発音アクセント教室」
 
また、側音化構音などの詳細に関しては、
『構音障害の臨床』阿部雅子著、金原出版
『口蓋裂の言語臨床』岡崎恵子著、医学書院
『言語聴覚療法シリーズ 機能性構音障害』 本間慎治/編著、建帛社
に、自然に改善しにくことが書かれています。

子どもの構音やそのほかのことを正確に評価することで、
予後(今後どうなっていくか)を推測し、指導の必要性、時期、指導方法、手順などを判断することが重要です。

機能性構音障害で、側音化構音や口蓋化構音などの歪みの場合、幼児期はまだしも、年齢が上がっても、お口の体操をやっているだけでは改善しません。

一方、単純な置きかえであっても、お友達に指摘される、通じにくいなどの困り感があれば、当然指導を検討しなければなりません。お友達との関係調整をしながら、はもちろんですが。


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『ボクは吃音ドクターです』の 菊池 良和さんがNHKに出演

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放送前にアップすればよかったですが、菊池良和さんが、7月22日(日)朝7:00~8:00のNHKの「おはよう日本」に出演されました。

ある患者さんが、音読教材としてよく使われる『ジャックと豆の木」の音読をしていました。難発、連発が頻回でつらそうでした。
そこで支援者が、ハミングするように音を伸ばしてから読むよう指示しました。すると、その前より楽に読むことができていました。本人も実感したようです。

ハミングはあくまでも、その患者さんに適用したもので、他の人に有効かどうかは、患者さんの状態をアセスメントすることが必要でしょう。

また、聴覚的なフィードバックの問題が、吃音の背景にある場合があることが、脳の電気信号の映像で紹介されていました。
通常人は、クリック音を2回聞くと、2回目の脳の反応は弱くなります。「慣れ」のためであり、余計な刺激はカットする脳の特性があります。しかし、吃音のある方の場合、2回目も同じ強さの電気信号が計測されていました。

菊池さんは、吃音についての講演などを通じて、吃音の研究を促進したり、周囲の理解を広げるようと努力されているそうです。

当事者のことば、活動は本当に説得力があります。
支援者は、自己満足ではなく、当事者の立場に寄り添わなくてはいけない、ということを改めて思いました。


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【メニエール病】聴力、奇跡の上昇



このオージオグラムは、
http://www.itokencorp.com/Audiogram/PHP/Audio712.html
を使用して作成しています。


赤が不良時。
黒が7月25日
青が本日7月28日

500Hzが、30dBまで上がったのは初めてのことです。
500Hzは、マ行、ナ行などの聞き取りに影響しやすいです。
初診時も確かこれくらいでしたが、点滴と投薬治療にもかかわらず下がり続け、
3ヶ月ずっと40dBで変わらず、4ヶ月目にして初めて上昇しました。
珍しいパターンではないでしょうか。

うれしいですし、医師も予想外だったようです。
でも、下がってもがっかりしないでくださいね、とも言われました。
30と40の間で、行ったり来たりする可能性もあるようです。
でも、全体的には上昇している印象です。

聴覚補充現象+耳鳴りは、以前より軽くなったものの続いています。
特にかわいい女性の声(高い音)が、ヘリウムガスを吸って話したときの音に似ているので、人生の楽しみの半分は減ったかも・・・。(^_^) 音楽も聴けません。

現在はできるだけ、毎日1時間の速めウォーキングで有酸素運動をしています。
それと、メチコバール、アデホスコーワ、ムコスタ錠、イソバイド 120ml/dayの服用と、 グリセリン200ml+ビタミンB12+アデホス点滴 / w です。


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構音の指導研修DVD限定復活

夏季休業中、頒布を復活します。詳細はのちほどにほんブログ村 教育ブログ 特別支援教育へ
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WISC-4研修会3

第4版では、数値を専門家外の人にコピーして見せることも禁じられました。保護者はもちろん学級担任でもだめでしょうね。スペシャリストなら別ですが。数値の一人歩き防止の意味もあるでしょう。数値よりも解釈が大事です。解釈は、周囲でも正確にできる人はごくわずかです。専門機関の心理職の方や、専門家チームでも一部の方、小学校教員でも1、2名のみと言っても過言ではありません。解釈の誤りによりクライエントの不利益につながることは絶対に避けなければなりません。正確に解釈できるためには、様々な知識の総合と、日常の情報との付け合せが大事です。検査結果は詳しい人にみてもらった上で、保護者や担任等と話した方がよいでしょう。それがきちんとできている先生はけっこういます。今回の第4版で、一層その思いを強くしました。今回の実技研修では、心理職の方が同席しましたが、わからないときは、詳しい人に聞く、ということを確認しあえました。


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WISC-4研修会2

特別支援教育士は、他の資格と比較しても、最もアセスメントに厳しい資格らしいです。資格がなく、ことばの教室経験が浅いのに、アセスメントがとてもしっかりしている事例発表と最近出会いました。今回の講座でも講師がおっしゃいました。検査よりもまず、日常の情報をアセスメントするのが専門性であると。検査のやり方、理論の講座だからこそ、検査を絶対視してはいけない、というのは説得力がありました。恋人にだって、まず相手のことを色々知ることが大事ですね。子どもが好きな先生は、子ども理解も素敵です。愛情があるから。教育の原点、子どもを理解すること。これがぶれてないと、大きくは間違えないな、と。


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WISC-4の研修会

地域の4人の仲間と共に受講中。難しい部分は割愛されていましたが、それでも難しく感じた方もおられたようで。私も理解はしたものの、複雑なのを覚えていられるか、自信がないです。ちゃんと勉強しないと、使ってはいけないという思いが残りました。こういう検査は、下位検査に落とすほど、解釈は慎重でなければならないし、解釈しすぎに注意です。

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自主研修会で聴力検査の実技研修をやります。8月15日

「自主研修会」の「自主」の文字が引っかかると、いくつかの学校では管理職に言われているようですが、今回も管理職によって対応が異なるようです。参加者の皆様、余計なところで気を遣わせてしまってもうしわけありません。
いよいよ、既存の組織に正式に位置づけるか、新たに団体を起こすか、二者択一の時が来ました。

さて、今年夏も、予定以上の参加者数となったため、8月15,16日と2日に分けて行います。
15日は発表レポート数が少ないため、残り時間で実技研修会をやる方向です。
今回は聴力検査の実習。
8月15日、私の学校でやります。
私のことをご存じの方で、受けてみたいという方は、遠方の方、ブロック外の方でも歓迎です。ご連絡ください。
でも、私も10年以上前に研修を受けていて、その後、十数例検査した経験がある程度ですので、初心者向けとさせていただきます。でも、私、被験者としては経験豊富です(笑)。


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