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某公立学校ことばの教室教員。公認心理師、言語聴覚士、特別支援教育士。 『クイズで学ぶことばの教室基本の「キ」』の著者。  SINCE 2000.1.1 
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某地区研修会「構音障害の理解と指導」

先日、道内某地区でお話しさせて頂きました。40名のご参加でした。
お昼の後で、ほどよく暗い会場でしたので・・・、ときおり、自作教材の紹介、実技を挟ませて頂きました。
ちょっと音声学に偏ったお話になってしまったことや、話しにまとまりがなくなったことが反省点です。
準備不足でした。
しかし、メールでご感想を頂いた方からは、側音化構音の指導について、「明るい光が見えたような気持ち」とおっしゃってくださいました。

でも私の話より、子どもの指導場面のビデオの方が、皆様生き生きとご覧になっていました。
皆さん、きっと子どものことが好きなのだろうと思いました。
子どもが好きということが、何よりも大事なことで、この地区の先生方の子どもへの愛情を強く感じて帰りました。

***

講義終了後に、何名かの方からご相談頂きました。
もっと、相談に時間を割けば良かったと反省しています。
相談に乗るためには、子どもさんについての情報を詳しく伺うことが必要なのですが、その視点を提供させて頂いただけで、ご本人が解決の糸口を見いだされる場合が少なくありません。
構音よりも、まず先に・・・、ということも少なくありません。
事の重大性をわかって頂けるだけで、その後の支援方法は変わっていかれるのだろうと思いました。
本当に大切なこと、必要なことは、奥に隠れています。
でもその判断のためには、その構音が自然改善するものなのか、発達との関連はどうなのかという知識と経験も必要ですね。
先に歩ませて頂いている者として、その点は情報提供させて頂きました。

ご静聴、ご相談のお声がけ、ありがとうございました。

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【教材】ヨーガで心身のバランスを

  NHKの「今日の健康」では最近、ヨーガについての番組を放送しました。http://www.nhk.or.jp/kenko/kenkotoday/archives/2012/08/0823.html
 ヨーガは緊張と弛緩といった筋緊張のコントロール、腹式呼吸の習得、肩こり腰痛の予防、心理的な安定、バランス感覚などに効果を発揮します。
 下校後はゲームばかりして運動不足に陥っていたり、睡眠時間が短い、朝食をとらないなどで、体調不良の状態で来室するお子さんが少なくありません。中には、入眠困難や早期覚醒、中途覚醒など睡眠障害の状態の子もいます。
 基本的には家庭生活の改善が必要なのですが、ヨーガを行うことで姿勢がよくなり、着座姿勢に落ち着きが出る子がいます。
 また短期的には、表情が穏やかになり、吃音の症状が軽減する例も見られます。
 親子でヨーガを行うことで、親御さんの血色がよくなってきた事例もありました。
 体は心に影響し、心は体に影響します。肩こり、腰痛など、子どもでもストレスを抱えている現代社会です。

 ただ、小学生にとって、ヨーガはあまりおもしろくない指導内容である場合があります。
 キャッチボールや、ドッチボールなどの日常的な遊びの方が魅力的です。
 しかし、それらの遊びだけでは、普段伸ばさない筋肉を伸ばすことができません。
 そこでヨーガの実施前と実施後とで、体の感覚に変化がないか、本人に尋ねたり、姿勢の変化をほめてあげたりしています。

 お口だけを見るのでなく、読み書きのノートだけを見るのでもなく、身体全体を見ていくことの大切さを思います。 

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子どものトラウマへの認知行動療法

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 『こころの科学』 2012年9月号『トラウマ』によれば、トラウマの治療法として、認知行動療法をベースとしたTF-CBTというものがあるそうです。
 トラウマを体験した子どもは、自分の状況を理解できなかったり、自分を責めたり、感情が麻痺したりします。
 この治療法では、「自分だけではない」とか、感情に名前をつけるなど、認知面にアプローチしたり、呼吸法や筋肉の弛緩などのリラクゼーションスキルも学ぶとのこと。
 欧米のいくつかの疫学調査では、一般人口におけるトラウマ体験率は40~80%だそうです。
 でも、大部分は病理的な症状を示さないか、示しても一過性。ただ、一部はその後の人生においてもトラウマを体験するリスクが高く、長期的に社会生活や健康面に影響していく場合があります。

 また、トラウマによる「解離」が起こるかどうかは、愛着、養育者との情緒的な関わりの有無とも関係があるようです。
 
 ただ、特別支援教育の臨床で、子どもの心の傷を発見するのは難しいです。幼少期にそれがあったとしても、その心をのぞいて見るわけに行きません。

 しかし、子どもの行動観察や周辺情報から、心の傷という観点で見ていった方が、理解する上で整合性がとれると思えるときがあります。
 

 実は大人でも、支援者の立場の方々にもそれを感じることがあります。

 発達障害という切り口だけでなく、社会的立場というだけでなく、様々な観点で子ども、大人を見つめる必要を感じます。


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誤嚥性肺炎と「印象」との乖離~先入観を超えたい

最近、誤嚥性肺炎で亡くなる人の割合が、3位に上昇したそうです。
実習生が言っていました。
一見、体力があって、元気そうに見えるのだけれど、嚥下の能力は低下しているのですね。

それと、老人の肺炎で亡くなる人の多くは、実は誤嚥性肺炎なのだとか。

医療関係者でも、嚥下のためには、ベットの角度を30度にした方が良い、
ということを知らない方が多いそうで。

むせているのに、角度を全くつけずに、背臥位(あおむけに寝る)のまま、食事させている例すらあります。

ところで、

「一見したら元気そう」
「一見したらちゃんと席に座っているから大丈夫」

こうした感想を聞くことがありますが、私が見ると、全然そうは見えないのでした。
肩が緊張して、地に足がついていない、高緊張の状態が見えたり、
一見笑顔でも、精神運動がかなり低下しているのを感じてしまったりします。

どうやら見える人と見えない人がいます。

子どもの行動の意図や背景の読み取りが苦手な支援者がいます。
だから、思いつきで解釈してしまう。

よく見える支援者からアドバイスを受けたらいいと思います。
支援者だって、遠慮なく支援を受けていいのだと思うのです。
そういう私自身も、見逃すことがあります。

きれいな文書を作って発信することばかりに時間をかけるのでなく、
その都度、相談、協議することにもっと時間を割いた方が良いと思うのです。



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聴力障害 つらいです。

実習生に私の聴力を測ってもらいました。
結果としては、いつもと同じでした。
だから自分で測っても、他人が測っても同じなのかなあと。

でも、同じ30dBでも、聴覚補充現象が加わると、
きこえの困り感が増大します。
同じ30dBでも、最近聞こえが悪くなったように感じています。
聴覚補充現象がきつくなっているので。

また、今日も会議がありましたが、ある人と話しているときに、
隣で別の人が会話している音声が耳に入ってくると、
もう今話している人の声が聞き取れなくなります。
音を全部拾ってしまい、必要な音だけを選び取るのが困難になるのです。
指向性のないマイクのようなものです。

また、「今のことばが聞こえない」とわかっていても、
いちいち聞き返すのが面倒になったり、聞き返したらわるいかなと思ったり、
聞き返すほど重要な内容なのか判断に迷っているうちに、
聞き返すこと自体がおっくうになったりします。
すると、会話がずれ始めたりします。

たぶん、話し手はそのとき、私の反応が薄かったりするので、
「まずいことを言ってしまったのか。間違ったことをいってしまったのか」
と思っているのではないか、と思ってしまいます。
気疲れします。

本当、困ったものです。

集団の中にいるのがつらくなってきます。

私の見た目は普通なので、時折聴力障害があることを忘れられていることがあります。
日によって調子が変わるので、ますますわかりにくい障害ではあります。

「私は聴力障害者です」というネームプレートみたいなものを首からぶら下げて
歩こうか、と半分本気で思ったりします。

ことばの理解に遅れがあって、会話がままならないお子さんの中には、
会話の自信のなさから、反抗的なきつい態度を見せることがあり、
その背景にはこうした心情があるのだろうな、と、疑似体験、というか本体験をしている気持ちです。


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道言協滝川大会 その3 吃音

プライバシーなので、具体的な事例の様子は書けませんが。

吃音があるから、吃音の指導
構音障害があるから、構音の指導
言語発達遅滞があるから、言語発達を促す指導法

という単純なものではないということ。

そして、「練習」の前に、「話したい」があるのか。
そうした意見はたくさん出ていましたが、
私はさらにその土台である「非言語的な能動的なコミュニケーション意欲」
「相互交渉」の段階を見ていく必要があること。

そのためには、発吃の前後での態度の差異を見ることが必要で、
生育歴が極めて重要。

そして、日常のコミュニケーション状況のアセスメントが大事。
ただ、「楽しそう」だけではわからない。

ただ、、「問題の仮説」という道言協レポートの定型語句が、「子ども理解の仮説」
と書き替えられていたのはすばらしいと思いました。
そういうことだなあと。

あとは、「子ども理解」というのは「原因論」ではなくて、子ども側から見た世界観のこと、
という視点が大事なのだろうと。

ただ、フロアーの意見を聞いていて、感じたことを一つ。
「どもってもいいんだよ」のアプローチ。
確かに大事なのだけれど、「どもってもいいんだよ」の
「ても」、とか、「いい」とか、「だよ」のことばの裏の意味理解は、結構高度だということ。

「いいんだよ」の具体的事実の積み上げによって、初めてその意味がわかるのでは、
と言う意見は、私は事例の子にとっては、一番大切だなあと思ったのです。



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トートロジーを見抜く四歳児

子「なんで車は左に曲がるの?」
私「右じゃないから」
子「何で右じゃないの?」
私「左だから」
子「それじゃわからん!」

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言語聴覚士臨床実習

今年度も始まりました。
ちょうど就学指導委員会や、研修会へのお呼ばれが多い時期で、
あまりお構いできないのですが、かなりセンスの良い方なので、
安心して見ていられます。

成人分野で優秀な実習生は、小児分野でも優れているようです。
子どもの行動観察からの背景の推理が、踏み込みすぎず、浅すぎず、
極めて正確なところを指摘できています。

子どもがきちんと理解できていれば、指導も大きくずれることはありません。

これは医療分野でも教育分野でも同じです。

きちんと基礎知識を押さえておくことも、子ども理解の正確さに貢献します。

頼もしい学生です。

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【教材】「たいへんよくできなくてもいいんです」

http://www.pressnet.or.jp/adarc//adc/2010.html

このはんこ欲しいですね(笑)。

元気をなくした親御さんや支援者にお届けしたいメッセージです。

最近辛口記事が多くなってしまいましたが、元気をなくしている方々には
「それでいいんです」とお伝えしたい気持ちです。

子どもに押してあげると、うれしい子と、複雑な気持ちになる子がいますかね・・・。


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頼もしい新人たち

「ya先生、指導を見せて下さい」とわざわざ車で数時間のところから見えた新人の先生。
「相談に乗って下さい」と積極的に質問をしてくださる一人教室の先生。
「この本のここの意味を教えて下さい」と、短期間のうちに、よく文献に目を通しておられる先生。

私たち経験の長い職員は、こうした新しい先生の研修ニーズに応える責務を負っています。

明日の研修会では、基礎的な知識の講座を中心とした内容にしたところ、かつてない規模の
参加申し込みがありました。中には1年、2年ぶりという方まで。

ここに研修ニーズはあったのです。

単なる「思いつき」の独善的な内容には、聞く耳を持つ必要を感じないのです。
公務員は全体の奉仕者なのです。個人的なパフォーマンスをやりたいなら、
独立して民間でやればいいのでないでしょうか。

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学校教育相談 全道大会 特別支援教育部会

昨日は、30分の枠で実践発表をとのことでしたので、内容をかなり端折って発表しました。
講師で、特別支援教育士SVの先生から講評を頂きました。
指導の方法についてアドバイスを頂き、参考になりました。
先生の最新刊が売られていたので、早速購入しました。
先生は、私のDVDもお土産にとおっしゃってくださいましたが、
当日持参していなかったので、後日お送りすることにしました。

さて、フロアーからの質問では、指導の中身よりも、教室のあり方についてが多かったです。

1 小学校で通級し、中学校でも引き続きニーズのある子どもをどうしたらいいのか?
2 特別支援学級に移籍したら、通級できなくなり、特別支援学級の先生が指導内容を引き継ぐように言われるが、学級担任はノウハウを持っていない。どうしたらいいのか。

1については、中学校の先生からの質問でした。
小学校で中学生を受け入れることができないので、(受け入れる場合は、教育委員会が「兼務発令」を出す、というハードルの高い行政行為が必要)、ぜひ中学校にも設置するよう、学校から声を上げて欲しい。
親の会でも陳情しているので、それに合わせて学校自身で希望して欲しい。
ただ言うのでなく、自ら動いて欲しいのです。

2については
ノウハウを持たないのは、ことばの教室担当も同じ。通級担当経験年数が5年未満の先生が、全国には50%以上いる。中には、6年間、入学から卒業まで、毎年通級担当が交代している例も。わからないのは、学級担任も通級担当も同じ。自分で勉強するしかない。

1も2も共通していることは、誰かに任せるのでなく、自分でやっていくしかない、ということ。
自分で勉強して自分で担当の子へのアプローチをさぐっていくしかない、
あるいは、いろいろな先生方と相談しながら進める、という地道な努力しかありません。

もちろん、2の場合、アフターサービスは通級担当としてもやることはできます。
月1回程度、学級にお邪魔して情報交換するとか。
ただ、通級担当自身もあっぷあっぷということもあります。

特別支援学級担任が、通常学級の教科を持っているという話しを聞きます。
交流という意味ではいいのかもしれませんが、特別支援学級担任は、在籍児童、生徒への責任をまず持つはずです。
教科担当をしている暇があったら、専門書を読んだり、研修してもらいたいものです。

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マスコミ報道に異議あり 旅費定額制についての報道

最近、自治体職員の旅費に関して、定額制は問題だとか、ホテル代の補助がどうしたとか
報道されています。

確かに、厳しい財政状況の折、少しでも無駄を省くという視点は大切です。

しかし一方では、特別支援教育担当教員の研修旅費が不十分であり、
自腹で、しかも休暇扱いで出ざるを得ないところが多い、という事実をなぜ
報道しないのでしょうか?

今回の滝川大会も、私は全額自腹です。
旅費が出ない以上、出張扱いにもならないので、欠勤扱いです。
事故補償がありません。

中には私事の休暇扱いで行かれた方も多いはずです。

ワタクシゴトでの参加なら、担当している子ども達に研修の成果を
還元しなくてもいいのですかね?
だって、個人的に休んでいるわけですから。
別に個人的趣味で研修に出かけているわけではないのです。

北海道は、専門性ということをいいながら、その研修の機会や予算を削減し続けています。

そして教材だって買ってもらえないから、自腹で買っている先生も多いですよ。

多くは、教職員の良心、自己犠牲によってなりたっているということを報道しなければ、
バランスを欠いていると言わざるを得ません。

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メニエール病も精神疾患も発達障害も本人でなければわからない苦しみ

私はある種の仕事は行い、ある種の仕事はセーブしている状態です。
横から見ていれば、なまけ病にしか見られないかもしれません。
こっちの仕事もできるなら、あっちの仕事もできなければおかしい、と。

実際、メニエール病のある人への偏見は、職場や家族の間でも起こりやすいようですね。

場面緘黙も、全く関係のない第3者には話せるのに、毎日会う人には話せなかったりします。

LDを初めとする発達障害も。

その他精神疾患も。

本人や関係者の苦しみにどれだけ共感できるかが大事だと思うのです。

「疑似体験」はそのために開発されたのだし、特別支援教育もそこが出発点だったはず。

ところが、能力を正常値に近づけるためとか、テストの点数を取るための特別な対応に変質してしまっていないでしょうか。

逆に、「みんなと同じ」、「特別扱いされたくない」という形式平等主義も。

誰のための特別支援教育なのか。

支援者は、本人、当事者の日常への想像力を発揮したいものです。

基本、支援者の「プライド」は、当事者の苦しみへの共感から、もっとも遠いところに存在している、と思うのです。
「プライド」はどこまでも、支援者自身が人にどう見られているかという視点。
「共感」は、あくまでも当時者側から世界をとらえようとする視点です。
全く正反対です。

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文部科学省 平成25年度予算概算要求 通級分

文部科学省の来年度概算要求が出ました。

http://www.mext.go.jp/a_menu/yosan/h25/1325564.htm

通級は600名増なので、47都道府県で単純に割ると、各都道府県で10名ちょっとの増員。
今年度と同規模です。
来年度も、こちらの地域では、一名分増えるかどうかというところでしょうか。
来年度は希望が多いようですので、かなりの競争倍率です。

一人いるかいないかで、特別支援教育はかなり違います。
でも、お国の事情も大変ですね。借金が。

「インクルーシブ教育」も、特別支援学校から通常学校への「認定就学措置」を見なおして、
原則希望に添ってというように変えることを打ち出したようですが、その分、
通常学校への教員の増員がどれだけなされるのかは、まだ全く見えない状態です。

教員というより、保護者同士の間で、このことについて、不公平感があるので難しいです。
「特別支援学級なら、個別にきめ細かく見てもらえると思って同意したのに」
という方々とどう向き合ったらいいのか、正直答えがない状態です。

特別支援学級は、同一障害種の子どもが6人まで、教員一人。
7人からは、教員が2名になる(7名から8名までは加配がつく)、という基準です。
特別支援学校の基準より、教員数が少ないのは確かです。

これをどのように充実させるかが、課題ではないでしょうか。



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構音障害(発音の誤り)が発生する機序

校内のことばの教室についての交流や、研究発表などで使った記事を見なおしています。

発音の指導というと、すぐに舌の運動を鍛えるということを想像しますが、そんなに単純ではありません。

「1日5分でできる発音の指導を教えて下さい」などと、ある学級担任の先生にお願いされたことがありますが、子どもの実態がわからない状態で、即答はできません。

子どもにフィットしなければ、たとえばやり方をお伝えしても、子どもへの負担になったり、時間を無駄に過ごさせる結果、下手をすると余計に悪化させる恐れさえあります。

ちなみに、特別支援教育士は、そのようなことをしてはいけません、と倫理規定に書いてあります。

それはさておき、構音障害の発生要因には様々なことがあり、様々な視点から検討する必要があります。

きこえの問題なのか。
きこえは悪くなくても、音の分析能力の問題なのか。
音韻分析能力に苦手さはなくても、運動企画の問題なのか。
それらに課題はなくても、舌先の運動巧緻性の問題なのか。

それ以前に、人と人との関係ができているのか。

などなど。

そして、要因は一つではなくて、様々な要素が複雑に絡み合っていることの方がはるかに多い。

それらの理解があって、初めて指導で何をやったらいいのかが明らかになります。

そして指導の内容は、絶えず見なおすことが必要です。
年度初めに一年分の計画をたてたのだから、あとは、子どもの実態が改めて見えてきても、計画通りにやっていく、というのは、「指導」ではありません。


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発達を理解しないと、発達障害も理解できないですよ

構音指導の前に、十分遊んだ方がいいなあと思うことがあります。
からみあったり、くすぐりあったり。

発達が5歳ぐらいの子であれば、生活年齢ではなく、5歳に合わせた指導をすればいいわけです。

どうして生活年齢に合わせる必要があるのでしょうか?

社会に出たら縦割りの人間関係です。
同じ年齢の人が何十人も同じ部屋で仕事をする職場なんてあるのでしょうか?

同じ年齢同士で比較して、できる、できないなんていうのは、学校生活だけです。
その学校生活も、人生全体の長さに比べたら、ほんの一瞬です。

ならば、その子に今必要なことに合わせるのが一番いいのでは?

土台が積み上がっていない段階で、発音だとか読み書きだとか、バランスが悪いですね。

適時、適切、適量。

それは通常学級で支援員がつく、というだけではやりにくい、やはり個別指導の良さなのです。

個別だからこそ、十分に栄養を与えられることもあるのです。
集団との上手な使い分けによって。

個に合わせるためには、子どもの発達を見立てられなければなりません。

いわゆる標準的な発達というのがどういうものなのか。
それがわからなければ、発達障害もわかりません。

某初心者向けの研修会では、生育歴や発達の知識をたくさん教えられたという話を聞きました。
小手先の技術の前に、子どもを理解すること。

小手先の技術なんて、「コー○○○フォー」に行けば、いくらでも並んでいます。
特別支援教育コーナーや幼児教育あたりに行けば。

お口をいじる前に、先生の脚に抱きつく幸せを味わう段階ではないですか?
それさえも難しい家庭環境という場合もあるし、今がやっとその時期になった子だっています。
小手先の技術に走ると、そこから大きくずれていくのです。

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【親の会】一泊旅行で職員と親子との距離がさらに短く

先日、親の会主催で一泊バス旅行に行ってきました。
幼児教室と小学校教室とが、建物を別にしても、親の会は共同で進めています。
自治体管轄の幼児の先生方は、親の会活動を公的勤務として認めてくれているのも大きいです。親の会から市長への陳情が功を奏しているのです。

さて、バスの中では、役員の親御さんがレクを進めて下さいました。
定番のビンゴ。定番だけど、飽きないですね。





sIMG_0109.jpg動物園着。
水の中からペンギンを見るのは、今や他の動物園でもやっているのでしょうか。「ここが元祖だね」と言っているお客さんが。









ホテル着。sIMG_0115.jpg
実は食事はあまり期待していなかったのですが、とんでもない。
どれもすごくおいしい!

カニも中身がびっしりつまっていて、美味でした。
(写真は、食べた後のしかなくてすみません。)
カニばかり食べている子もいましたが、気持ち、よくわかります。
こんな日ぐらいは、栄養バランスよりも、楽しめることですよね。

お部屋貸し切りでのバイキングの設定でした。



写真はないですが、温泉もかなりレベルが高かったです。
絶景を眺めながらの露天風呂は最高でした。夜中と早朝にはゆっくりと入れました。


でも日中は、子ども達にお風呂を付き合わされて、それどころではなかったですが。
通級時には見せない、子ども達の日常の姿がそこにあります。
究極の子ども理解ですね。

夜は大人だけの交流会がありましたが、私は体調を優先してお部屋で寝ておりました。
カラオケの音は、リクルートメント現象のあるお耳には最悪なのです。
結局、カラオケは一曲も歌われず、お話だけで終わったようですが。



a2fba49e.jpeg
 帰りにバスを一時間止めて、話題の水族館のある道の駅へ。
 この日は地下水が濁っていて、透明度がいまいちでしたが、興味を持たれた何人かの親御さんをエスコートさせて頂きました。
私の解説を興味深く聞いてくださいました。
温泉水族館ならではの解説があるのとないのとでは、見え方が全然違うのでは、と思いました。

一方で、子ども達は・・・、

 


sIMG_0139.jpg 「魚」よりも、「魚釣り」のようでした。








親御さんが中心に運営する親の会の姿は理想的ですね。
昨年よりも参加数も多く、職員と親子が仲良くやるのが一番です。
子ども達にとって、大人同士がいがみ合う姿は、決してよろしくありません、

この伝統はぜひ続いてほしいものです。
一番大事なのは、中身とか進行のやり方ではなくて、「関係ができる」ということなのですから。

親の会がうまくいっているところは、教室運営もスムーズです。何よりも、子どもを中心に。

運営にたずさわった役員の皆さん、参加者の皆さん、お疲れ様でした。
私自身は戦力になりませんでしたが、親子との距離がまた少し近づいたかなと思っています。

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子どもの「嫌だ」の真意を読み取る


小さい子や、ことばの表現が苦手な子の中には、色々な意味を「嫌だ」ということばで表現することがあります。

その真意を読み取らないと、誤解することになります。

1 文字通り「嫌だ」=嫌悪感
2 自信がない=失敗するのが不安
3 できない=やってもできないと自分でわかっている。
4 どうやっていいのかわからない=指示や説明の意味がわからない。ことばで説明されても完成形がイメージできない。

自信がない、という真意なのに、「嫌だ」を「やる気がない」、「反抗的だ」などととらえると、子どもへの対応が厳しくなりがちですが。実はできないことへの不安、つまり「本当は上手にできたらいい」の願いの反語表現だったりします。

真意をとらえれば、対応も全然ちがったものになります。

普段、「語用論」とか「ことばの裏の意味」とかいいますが、支援者自身が子どものことばの裏の意味を理解するよう努めたいと思います。

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子どもの行動の背景を感じ取る

子どもが物を何でも投げ飛ばすとき、「投げてはいけません」という指導が必ずしも良いかどうか。

物を投げることの背景に何があるのか。

1 かまって欲しかったけど、注目してもらう方法をそれしか持たない。
2 怒りの感情の表れ
3 物を投げたときの結果が見たい。性質を知りたい。
4 大人の指示の意味がわからない。意味がわかってもどうやっていいかわからない。
5 遊びのバリエーションが少ない。

などなど。

子どものそのときの表情や、物を投げるまでの話しの経緯、文脈など総合的に感覚を研ぎ澄ませて感じ取ること。

1ならば、かまってあげよう。かまってほしいときの表現方法を具体的に示そう。

2ならば、まずはクールダウン。投げられて危険な物、場所を遠ざける。おちついたら、気持ちをしっかり共感、言語化してあげる。大人が修正すべきは素直に認めて謝る。怒りの表現の別の方法を具体的に教える。

3ならば、安全な物、場所を決めて投げさせる。投げても壊れない物、壊れる物を教える。別の遊びに誘う。

4ならば、指示を視覚的に、しかも細分化してわかりやすくする。ことばだけの指示でなく、実際にやって見せて模倣させる。一緒にやる。できたらほめる。

5ならば、その物を使った様々な遊びを体験させること。


もちろん、複合的な場合もあるけれど、行動の表面だけを見るのでなく、その背景を見ること。
そのことによって、対応方法は全く違ってくる。

感情コントロール方法がどうしたとか、教材がどうしたとか言う前に、子どもを理解すること。

特別支援教育とは、何も特別なことではなくて、子育ての延長、配慮された子育て、配慮の前提となる子ども理解、と思うのです。

そして、行動を治すとか、学力を向上させるとか、できないことをできるようにするということも大事だし、やるべきですが、「発達障害があっても、育ち(パーソナリティー)が良いかどうかが成人後重要」というある小児科医のことばの意味は、そこにあるのではないかと思っています。人や社会への信頼が育つことが一番大事なのでは。


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【自作教材】車カードとプリキュアカード


子どもの興味関心に合わせたカードは、指導の汎用性が高いです。

今日改めて発見したことは、車の写真カードは「り」の構音練習に役立つということ。
多くの車種で「ハイブ『リ』ッド」が出ているのですね。
「プリウス ハイブリッド」は、「り」が2回出てくるので難易度が少し高くなります。

ハイブリッドが発売されていない車種でも、わざと「ハイブリッド」をつけて練習するのもいいかもしれません。(^_^)


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【自作教材】新しい仮面ライダーのジグソー



仮面ライダーフォーゼが終わるという話しを聞いて、
検索したら、「仮面ライダー ウィザード」が登場するのですね。

大好きな子のために、印刷した画像を段ボールに貼り付けて即席のジグソー完成。

改めて思いますが、ジグソーは単に視知覚だけでなく、計画とか段取りとか、
いろいろな力が関与しますね。

それにしても、ヒューマニズム世代に育ったおじさんにとっては、
今の仮面ライダーはおもしろくないのでした。
大人になったからおもしろくないだけかな。

技術は進歩したけど・・・。

番組構成は、時代を反映していますね。


P1000564.JPG










よく使わせて頂いている「幼児の学習素材館」のまちがいさがしです。

http://happylilac.net/kisetsu-sozai.html

ラミネートするか、クリアファイルに入れて、付箋を貼るようにすると、何度でも使えます。

有意味刺激の視知覚。

幾何学図形の認知とは必ずしもイコールではないですね。


風呂上がりに自分で体をふいて、服を着れない子ども。
タオル、パンツ、シャツと順番に並べておいてあげると、あら不思議、自分でちゃんとやるのです。

落ち着きがないからできないのではなくて、できないから落ち着きがなくなるのでした。
自信をもちにくい子ですからね。

落ち着きがないから、落ち着く指導法を考えるのではなくて、落ち着きがなくなる背景の理解が大切なのでした。


認知(物事のわかりやすさ)と、行動(強化、修正など)の両方を見ることが大事だなあと。
「言うことを聞かない」場合、まず言うことがわかりやすいかどうか、目で見て、耳で聞いてわかりやすいかも大事だし、
いくらわかりやすくても、それを実行することで、いいことがあるかということも大事だし。


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ヒトの生体リズム

「時間治療」が注目されています。
同じ薬でも、投薬時間によって、効き目が全く変わる場合があるそうです。
夜中に点滴を開始することで、別の病院ではあきらめていたガンが、手術可能なまでに小さくなったとか。

生体リズムは、子どもの頭と体の成長、発達のためにもとても重要であることは、研究例を挙げるまでもありません。
一度乱れると、正常に戻るまで1,2週間はかかるそうです。

早寝早起き朝ご飯。

夜1時ぐらいまで起きている子。結構います。親も知らないのです。
そして朝食をとらないので、脳に栄養が行き渡らず、注意やワーキングメモリ、短期記憶、姿勢、意欲などに影響するでしょう。
もともと発達障害があれば、さらに・・・。

昔は9時にはみんな寝ていましたね。
夜中までお店が開いていることもあり得なかった。
だから親は早く帰ってこれたし、今よりも家族や地域の結びつきは強かった。
そうでない家も多かったでしょうが、全体としては。

現代、うつ病や慢性疾患が増えているのは当たり前でしょうね。

ということで、皆様もネットを見ていないで、早く寝ましょう(笑)


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「障害があるから通級妥当」ではない

通常学級には様々なタイプの子が「そもそも」、「もともと」存在しています。
低学年であれば、早生まれ、遅生まれの要素も入るし、
差が大きく感じられることもあるでしょう。

この時期、まだひらがなが読めない、書けない1年生が一定程度いることでしょう。
ラ行とダ行が混同している子ども。
サ行がシャ行に置換している子ども。

確かに今の時期では、「標準的な物差し」で見れば遅れはあるかもしれないけれど、
だからといって、直ちに通級妥当ではないのです。

通常学級の中で伸びていくことをまず考え、通級は初めからの選択肢ではありません。
通常学級での指導の工夫や、TT、支援員、放課後の指導など、他の選択肢もあります。
もちろん、就学前の段階から明らかに通級による支援が必要と判断される例もありますが、それは「障害があるから」、という単純な理由ではないのです。個々の実情、条件などケースバイケースでの判断なのです。

通級担当がこの点をしっかりおさえておかないと、「通級は差別的な分離・別学教育だ」
という主張に理論的根拠を与えることになるのではないでしょうか。

通常学級から「取り出す」ということに対して、もっと敏感になる必要があると感じています。


文部科学省1178号通知より

「通級による指導の対象とするか否かの判断に当たっては、医学的な診断の有無のみにとらわれることのないよう留意し、総合的な見地から判断すること。」

「学習障害又は注意欠陥多動性障害の児童生徒については、通級による指導の対象とするまでもなく、通常の学級における教員の適切な配慮やティーム・ティーチングの活用、学習内容の習熟の程度に応じた指導の工夫等により、対応することが適切である者も多くみられることに十分留意すること。」


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就学相談の季節、始まる




先日は、就学相談のための打ち合わせ会議でした。

相談員の事務量を軽減し、相談やアセスメントの整理に集中できるようにするため、文書のデータ化を進めています。

また、報告書が学級担任の先生へ確実に届き、特別の支援を必要とする児童生徒の理解が現場に反映されるよう文言の変更も承認されました。

著作権や情報開示の方法がかなり厳しくなったWISC-Ⅳの扱いについては、役員内で議論を重ね、やっとまとまりました。

教育委員会の現場主義への尊重には頭がさがります。

この地域では、相談期間を2期に分けて、前期は9月中に開催します。

そして、この地域では、1回目の面接を行った後、判定会議、そのあともう一度面接してご家族と相談しています。

きっと、ご家族の皆さんは、今これからの時期が一番不安に過ごしておられるのではないかと思います。

実は相談を受ける側もそうです。

でも、お子さんを中心に、お子さんの笑顔が一番多くなれるように、専門の立場というだけでなく、一人の人間として向き合いたいと思っています。

温かく笑顔で親子を迎えましょうと、呼びかけさせて頂きました。

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温泉水族館の巨大イトウ 全国一安い予算で集客抜群の水族館

P1000557.JPG










http://youtu.be/huVX440SCKc

どうでしょう、このイトウの雄大な泳ぎっぷりは。
温泉水で育ったので、すごく大きくなるし、美しいのです。
3億5千万円という激安予算で全面的に建て替え、もう1年分の入場者数を超えたでしょうか。
東京の水族館のコストパフォーマンスに並ぶか、超えるかもとのこと。

実は今度の親の会の宿泊旅行で立ち寄る道の駅の一カ所です。
残念ながら旅費予算には含まれず、自己負担での入場なのですが、
滝壺を下から眺める水槽だとか、巨大な魚、温泉でしみられない育ち方は、
全国的に、もしかすると世界的に例がないかも、ということです。


P1000555.JPG













全国的に有名になった、「水族館プロデューサー」のホームページがとてもおもしろいです。
http://web-aquarium.net/web_aq/aqua_curator.html

ブログ水族館
http://blogs.yahoo.co.jp/kapaguy/

秀逸です。

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