ハンドルネーム ya
某公立学校通級指導教室担当教員
言語聴覚士
特別支援教育士(S.E.N.S)
性別 男
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だんだん、凝ってきました。
迷路に凝りました。
もう徹底的に凝りましょう。
ビー玉を2つ、3つにすると、さらにおもしろい。
目と手の協応、眼球運動、運動の制止や力加減の調整機能のトレーニングに。
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NHKの「今日の健康」では最近、ヨーガについての番組を放送しました。http://www.nhk.or.jp/kenko/kenkotoday/archives/2012/08/0823.html
ヨーガは緊張と弛緩といった筋緊張のコントロール、腹式呼吸の習得、肩こり腰痛の予防、心理的な安定、バランス感覚などに効果を発揮します。
下校後はゲームばかりして運動不足に陥っていたり、睡眠時間が短い、朝食をとらないなどで、体調不良の状態で来室するお子さんが少なくありません。中には、入眠困難や早期覚醒、中途覚醒など睡眠障害の状態の子もいます。
基本的には家庭生活の改善が必要なのですが、ヨーガを行うことで姿勢がよくなり、着座姿勢に落ち着きが出る子がいます。
また短期的には、表情が穏やかになり、吃音の症状が軽減する例も見られます。
親子でヨーガを行うことで、親御さんの血色がよくなってきた事例もありました。
体は心に影響し、心は体に影響します。肩こり、腰痛など、子どもでもストレスを抱えている現代社会です。
ただ、小学生にとって、ヨーガはあまりおもしろくない指導内容である場合があります。
キャッチボールや、ドッチボールなどの日常的な遊びの方が魅力的です。
しかし、それらの遊びだけでは、普段伸ばさない筋肉を伸ばすことができません。
そこでヨーガの実施前と実施後とで、体の感覚に変化がないか、本人に尋ねたり、姿勢の変化をほめてあげたりしています。
お口だけを見るのでなく、読み書きのノートだけを見るのでもなく、身体全体を見ていくことの大切さを思います。
前回のこのタイトルは好評のようでしたので、第2弾。
構音にしても、文字の読み書きにしても、
感覚統合の観点でも、アセスメントと指導が大切だと感じています。
お口だけではなく、手先だけでもなく、
身体全体との関連で見る必要があるのだと思います。
粗大運動が育っていないのに、箸の持ち方だとか、
鉛筆の持ち方、靴ひもの縛り方を先に指導してしまうと、
アンバランスな発達を示してしまうわけで。
そして、感覚統合の指導には、以下のことが大切だと言われます。
・楽しいこと
・うまくできること
・自分からやりたくてやっていること
・自分から工夫したり挑戦したりすること
遊びの原則ですね。
カンポックリ。
主に固有受容系ですね。バランス感覚や、
運動企画も関係すると思うのですが。
用務員さんにお願いしたら、すぐに作ってくれました。
うちの用務員さんは、材料さえあれば作ってやるよ、
と言ってくれるやさしい方なのです。
カンカンは、給食室から出たゴミの再利用です。
これが大ヒットでした。
上手になってきたので、障害物を置いて避けて通るように。
机の天板にキャスターをつけて、簡易スクーター。
特別支援学級からお借りしました。
その上に立って、ひもで引っ張られながら、
サーフィンです。
これは、主に固有受容系と思います。
即席の触識別知覚の教材。
箱の中を見ないで、手触りの感覚だけで、
積木を見つけ、形を言い当てる。
形はわかるけど命名できない時は、どの枠に当てはまるのか
指差しで伝えてもらう。
簡単そうで、子どもによっては意外と「手応え」が。
触覚系ですね。
手先の不器用さをなげく前に、
触識別知覚のアセスメントを。
網を登ります。
公園です。
固有受容系ですか。
おまつりのトランポリン。
学校にも大きいトランポリンがあります。
私はトランポリンしながらキャッチボールしたりします。
子どもによって、ボールの大きさ、投げ方を変えたりして。
定番のブランコ。前庭系。
板書の字がノートに写せない子の中には、
首を振ったら位置関係が混乱するという前庭系に課題のある
お子さんは?
こうしてみると、感覚統合を育てる遊びは、
日常にあふれているのだと思います。
わざわざ週1回からの通級、
しかも狭くて、限られたことしかできない部屋に来て頂くのは
大変恐縮です。
しかし、構音を身体全体の協調運動と共に育てる必要があると見立てた場合、自然改善が見込まれる場合、
構音はもっと成長してからの方が良いと判断した場合などに、
何ができるか試行錯誤しています。
ただ、子どもにとって大部分の時間である、通級以外の時間を
どう過ごすか、コーディネートするかが鍵なのでしょうね。