ハンドルネーム ya
某公立学校通級指導教室担当教員
言語聴覚士
特別支援教育士(S.E.N.S)
性別 男
■メールはこちら
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
全国公立学校難聴・言語障害教育研究協議会は、
http://www.nangen.jp/
『きこえとことば研修テキスト』改訂版をこの6月に発行だそうです。
名簿に登載されている全ての教室に送付するとのこと。
地区によっては、新しい先生のためのテキストを自前で作成されているところもあるでしょうが、
これを使えば、その手間ははぶけますし、執筆者は著名な方が多いですし、内容も秀逸です。
ぜひ、このテキストを使っての研修をお勧めします。
また、動画では、
ネットで学ぶ発音教室! - 国立特殊教育総合研究所
が秀逸です。
手前味噌ですが、
「構音の指導研修DVD」
http://kotobaroom.blog.shinobi.jp/Entry/252/
もよろしく。(これは長期休業中に受け付け予定)
人事異動の発令で、突然ことばの教室、通級指導教室を担当することになった先生もおられるでしょう。
きっと不安の日々を送っておられると思います。
私も通常学級担任を経験してから、他の学校へ転勤する際、「ことばの教室しか空きがない」と言われていました。
学校を訪問すると、まず校長室に呼ばれ、「先生にやって頂くしかない。申し訳ないのだけれど、先生が受けてくれなければ、校内の人事が全て決まらない」と言われました。校長、教頭とも深々と頭を下げられました。
すぐ隣の職員室には、人事発表を待つ校内の先生方がいるようでした。
打診を受けた形のようでいて、実際はもう決まっている・・・
私個人が拒否したら、校内人事の全てが停滞してしまう背水の陣、という状況でしたから、受け入れざるを得ませんでした。
受け入れを表明した直後に、教頭先生は、校内放送で全職員を招集し、人事発表を行いました。
私はほどなく、ことばの教室へと案内されました。
そこには、退職前の3名の先生方と、幼児担当の先生方がいらっしゃり、「よく来て下さいましたね」と温かく迎えられました。
「こんなことになって本当に申し訳ないと思います。ことばの教室とはどういうところか、少し指導室を見ていきませんか?」と誘われました。
しかし私は、気が動転していて、そんな気持ちにはなれなかったので、丁重にお断りし、出して頂いたお茶を早々に飲み終えて、帰宅しました。
春休み中は、引っ越し作業をしながら、鬱々とした時間を過ごしました。
でも、あの温かいまなざしの先生方のことが気になっていました。
そして、その先生こそが、私の教員人生を大きく変えてくださる方になるとは、その時は思ってもみませんでした。
↑ 次回記事も期待の方は一日1クリック プリーズ。
『言語障害教育における指導の内容・方法・評価に関する研究』
(国立特別支援教育総合研究所、2010)
http://www.nise.go.jp/kenshuka/josa/kankobutsu/pub_b/b-250.pdf
が発行され、過日、うちの教室にも届きました。
そして、
『きこえとことば研修テキスト』
(全国公立学校難聴・言語障害教育研究協議会)
http://www2.plala.or.jp/nangen/sub4.htm
は、改訂作業を行っている、と聞きます。
この2つの文献が、初めてことばの教室を担当した先生に
まずお奨めできるものになりそうです。
言語障害特別支援学級の新設を予定している学校から、
必要な教材教具等の問い合わせがありました。
物も大事ですが、担当の先生の専門性はもっと大事。
担当になってからの研修保障について、具体的に挙げて、
校内の先生の理解が得られるように、はじめが肝心、
と提案させて頂きました。
我流に流されることは危険、やはりベーシックな知識、見識を
きちんと学習した上で、自分のオリジナルを作っていかなければならない、
ということを痛切に感じています。
1 標準的な発達の場合、しりとりができるようになるのはどの時期までか。
A 幼児期
B 小学1年生
C 小学2年生
D 小学3年生
2 すぐ離席したり、わざとのいたずらが多く、構音障害を呈している小学1年生の子の指導で、最も妥当なのはどれか。
A 過去の問題行動を含めて反省させる
B 非指示的なカウンセリングをする
C 5分着席できたらシールを与える
D わざとのいたずらをきちんと叱る
3 発語のない6歳のダウン症児の指導で適切でないのはどれか。
A 身振り手振りに反応してあげる
B 指さしによる要求に応える
C 構音点(構音位置)を教える
D 場に合った音声言語を聞かせる
4 音韻発達を調べるのに、単独では評価しがたいのはどれか。
A 視写(写し書きする)
B 聴写(聞いたことばを書く)
C 復唱(まねして言う)
D 呼称(絵を見て名前を言う)
5 「カタツムリ」→「カカツムリ」、「トケイ」→「コケイ」の置き換えのある7歳児に対して、必ず掘り下げ検査すべき音はどれか。
A タ行
B カ行
C ツ
D マ行
6 「鼻から抜けるような声」との主訴に対して、鼻漏出のもっとも確実な検査法はどれか。
A 鼻息鏡をあてながら発音させる
B 水を飲ませる
C 風船をふくらませる
D ろうそくの火を吹き消す
7 サシスセソが一貫してタチツテトに置換している子の構音を指導する順序で、一般的にもっとも妥当なのはどれか。
A サ→セ→ソ→シ→ス
B サ→セ→シ→ス→ソ
C ス→サ→ソ→セ→シ
D ス→サ→シ→セ→ソ
8 文の音読レベルまで正音が出るのに、会話に般化しにくい場合の指導として、妥当でないのはどれか。
A 時間を制限して会話時に指摘
B 正音と誤音の単音での弁別
C ペンライトで舌緊張の有無を視診
D 長文での音韻抽出
9 カ行→タ行、ラ行→ダ行、サ行→シャ行の置き換えが一貫している機能性構音障害のある小学1年生への指導で、一般に、まず手がける音はどれか。
A カ行
B ダ行
C ラ行
D ナ行
10 「キ」が「チ」のように歪み、「シ」が「ヒ」のように歪む場合、指導方法として優先されないのはどれか。
A 舌を平らにする練習
B 舌出しでストローをはさむ
C 風船をふくらませる
D 肩と舌の力を同時に抜く