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某公立学校ことばの教室教員。言語聴覚士。特別支援教育士。 『クイズで学ぶことばの教室基本の「キ」』の著者。  SINCE 2000.1.1 
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構音指導で気をつけること 4 障害音だけでなく、構音全体を俯瞰して

たとえば、「キ」の音が歪んでいるがどう指導したらよいかを考える時、「ギ」などの他のイ列音(イ、ギ、シ、チ、ジ、ヒ、リ等)はどうなのかも見る必要があります。

「ケ」「ク」などは正しい音なのかを知っておく必要もあります。それらを利用できないかを検討するためです。(たとえば、内緒の「ク」の音+「イ-」=「キ」への誘導)

たとえば、「サ行」が置き換わる時、他の舌先を使う音(ザ行、タ行、ダ行、ナ行、ラ行)がどうなのか。カ行の指導の際、ガ行はどうかなどの情報もたとえば必要です。

このように、ある音の指導方針を立てるためには、他の全ての音がどうなのかも調べて、整理しておくことが大切です。

それぞれの音が単音節レベル、非語(無意味)音節レベル、単語レベル、文レベル、自由会話レベルでどうなのか、一覧表にしておくと良いでしょう。

まとめた結果、初めに指導すべき音の判断は、全く別になる可能性もあります。


http://kotobaroom.blog.shinobi.jp/Entry/252/
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構音指導で気をつけること 3 舌の脱力

舌の緊張をとるには、「ホットケーキのようにふわっと」とか、「舌をお皿のように」などと、口頭で指示する例が教科書的にはあります。しかしそれだけではうまくいかないことが多いです。
ゆるめたり、細くしたりなど、緊張と弛緩を繰り返す運動をさせてみるのも一法です。何度か繰り返して、ゆるんだ瞬間をとらえて「それ! そのまま3秒」などと指示するのもよいでしょう。
鏡で舌の形を自分で確認させる方法もありますが、視覚的な認知が弱い子には向きません。

顔面の筋肉や、肩などが緊張していても、うまくいきません。
お口の中だけでなく、常に身体全体の状態を評価しながら練習することが大切です。

息を吸って数秒間止めて、吐く瞬間に舌をそっと出してゆるめていくのもいいでしょう。
とてもいいビデオがあります。

「ネットで学ぶ発音教室」
http://forum.nise.go.jp/kotoba/htdocs/

のなかの、
「舌の脱力のための指導」
http://forum.nise.go.jp/kotoba/htdocs/?page_id=71


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構音指導で気をつけること3 舌の脱力

舌の緊張をとるには、「ホットケーキのようにふわっと」とか、「舌をお皿のように」などと、口頭で指示する例が教科書的にはあります。しかしそれだけではうまくいかないことが多いです。
ゆるめたり、細くしたりなど、緊張と弛緩を繰り返す運動をさせてみるのも一法です。何度か繰り返して、ゆるんだ瞬間をとらえて「それ! そのまま3秒」などと指示するのもよいでしょう。
鏡で舌の形を自分で確認させる方法もありますが、視覚的な認知が弱い子には向きません。

顔面の筋肉や、肩などが緊張していても、うまくいきません。
お口の中だけでなく、常に身体全体の状態を評価しながら練習することが大切です。

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構音指導で気をつけること その2

側音化構音、口蓋化構音の指導でもっとも大切なのは、舌の緊張をとることです。
 舌の筋肉を鍛えるべく、一生懸命筋力トレーニングを行っている例を見ますが、実は逆です。破裂音が全体的に力が弱いなど、力が弱くて歪む場合は別として、側音化構音、口蓋化構音の場合は、舌の過緊張によるものです。よって、歪みの種類の鑑別は、指導方針の決定のために重要です。

 下の顎が左右にずれるのを手で直そうとする例も見ますが、顎のずれは、舌の緊張の結果であって、原因ではありません。顎よりも舌の緊張をとることがまず初めに大切です。

 舌小帯が短いからだとか、顎が偏位しているからだとか、歯のかみ合わせが悪いからだとか、器質性に原因を求めてしまいがちです。
 しかし、実は関係ない場合の方が多く、原因がはっきりしない機能性構音障害の割合の方が多いです。
 


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構音指導で気をつけること

側音化構音や置き換え等の構音の問題の背景に、「鼻からの息漏れ」があることがあります。これを見逃して、舌の動きしか見ていないと、何年通っても改善しないということが起こります。
口蓋裂がなくても、ブローイングで息漏れがなくても、話すときに息が漏れている場合が実は結構あります。
マ行、ナ行、鼻濁音は、「通鼻音」と言って鼻から息が出なければなりませんが、それ以外の音でも息が漏れていないかどうか、構音時に鼻息鏡を鼻に当てて調べることも必要な場合があります。

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構音指導 超基礎講座7  構音の発達




子どもは口唇音である、パ行、バ行、マ行から
獲得します。
これは、物を食べるときに、口唇で食べ物をとらえ、
口唇を閉鎖しながら噛む、飲むという運動発達との関連ですね。


サ行、ザ行、ラ行、ツ
は、全て舌の先が構音位置です。
(タ行、ダ行は、力強く破裂、破擦させる音なので、
サ行ほど精巧な動きを必要としないのでしょう)

他の体の運動の発達と同様に、
舌の運動も、奥から末梢、先端に向かって発達します。

だから、これらの音の獲得は高い年齢に達してからです。

したがって、2歳児がサ行→タ行に置き換わっていても、
直ちに構音障害とはいいがたいのです。

構音指導自体も、言語発達年齢で4歳以上です。

このように、子どもの発達年齢と、構音の状況とを
リンクさせて、構音指導が適切かどうかを判断します。

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構音指導 超基礎講座6 発音記号マスター試験 解答




(クリックで拡大)


チェックポイント

・「つみき」の「つ」に/s/をつけましたか?

・「ぶどう」の「う」は、発音では「お」です。
表記と実際の発音が違います。
だから、母音部分は/o/です。
伸ばすので/:/をつけます。

・「やきゅう」の「や」は、/ya/ ではありません。

・「しんぶん」の「し」の子音部分は/s/ではありません。

・「風船」の「ふ」の子音部分は、/f/ ではありません。

・「おしりかじりむし」の「じ」は、/dzi/ ではありません。

それぞれ、単に表記の問題ではなくて、
構音位置や構音方法をどれだけ理解しているかという
深い問題に関わっています。

なので、是非正確な表記をマスターしたいものです。

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構音指導 超基礎講座5 発音記号マスター試験



過去の記事や文献を参考に、発音記号で書いてみて下さい。

すいか、つみき、ぶどう、ジュース、やきゅう、
ラッパ、しんぶん、うさぎ、ふうせん、おしりかじりむし



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構音指導 超基礎講座4  構音障害の評価の観点



1 まず誤り音は全て明らかにすることが大切です。
 タ行がカ行に置き換わっているとすれば、
 ダ行はどうなのか、サ行はどうなのかなど、
 他の舌尖音(舌先を使う音)がどうなのかは、必ず評価すべきです。
 また、タ行は破裂音ですから、他の破裂音(パ行など)はどうかとか、
 パタカ、パタカと言ってみて、構音位置が後方に連続して変わる場合は
 どうかなども必要です。
 評価する音の漏れを無くすことが、その後の指導のあり方に
 大きく影響します。

2 発音の誤りの型は、大きく3つあります。

  ○「置き換え」;他の文字で表記できるような音に変わっていることです。
  たとえば、パンダ→パンガ では、ダがガに置き換わっています。

  ○「歪み」;文字では表記できない、独特の歪んだ音になってます。
  たとえば、「側音化(そくおんか)構音」では、
  「チ」が「キ」のように、「ジ」が「ギ」のように、 
  「シ」が「ヒ」のように聞こえることがあります。
  でも、それぞれはっきりとした「キ、ギ、ヒ」とも違う感じがします。
  本当の「キ」なのか、歪んだために「キ」に聞こえるだけのかを
  確かめるには、  「チキチキ」と言わせてみると分かります。

  歪みには他に、代表的なものでは「口蓋化構音」があります。
  ほかにも、鼻から息が漏れているような「開鼻声」など、
  いろいろあります。

  
  側音化構音や口蓋化構音などの歪み音は、
  自然に改善することはほとんどありません。
  
  指導も長期化する傾向にあるため、
  言語発達年齢が4歳半に達したら指導を開始し、
  就学後も改善していなければ、指導を継続することが必要です。
  中学校にはことばの教室がない地域がほとんどなので、
  小学生のうちに指導を受けた方が良いです。
  高学年になってから相談に訪れても、手遅れなことが少なくありません。
  卒業後も指導が必要な場合は医療機関等のご紹介をしますが、義務教育ではないので
  受診料がかかります。
  中学校に上がると部活動などで忙しくなり、通院も難しくなります。
  早期の指導開始が望まれます。
  
   
  
  
    ○「省略」;「ハッパ」→「アッパ」など、音が省略されることです。
  /happa/ →/appa/ ですから、/h/ が省略されています。


3 どんな条件でも、音がいつも誤っている状態を
  「一貫性がある」と言います。
  「パンダ」を「パンガ」と発音したときに、
  「そうだね、パンダだね」と、正しい音を聞かせたときに、
  もう一度言うと「パンダ」と正しく発音できる場合は、
  「被刺激性がある」と言います。
  正しく言えたり、言えなかったりする状態を
  「浮動性がある」と言います。

  それぞれの音について、「一貫性」、「浮動性」、
  「被刺激性」をきちんと評価することで、
  その後の指導で、音の指導順序を決定する際に
  重要な情報になります。
 
  また、その音が単語につく位置によって、
  誤り方に違いがでることがあります。
  たとえば、
  「サカナ→チャカナ」だが、
  「エサ、アサッテ」
  は正音の場合、
  単語の頭(語頭)だけ、「チャ」に置き換わって
  いるのかもしれません。
  他のいくつかの単語でも試してみて、
  単語の位置による違いが共通しているか
  調べます。
 
4 音の渡りによって、言いにくい場合もあるかもしれません。
 たとえば、「キリギリス」のようなイ段の音がたくさんあると、
 「チリジリス」になるけど、 「キモノ」、「オオキイ」では
 正音が出せるなど、前後の音との関係で
 影響はないかということ。

 だから、単に「カがタに置き換わっている」という情報だけでは、
 アセスメントとは言えません。


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構音指導 超基礎講座3




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発音記号を五十音順に並べると、上の表のようになります。

赤い字は、同じ行の音と異なる記号になっています。

たとえば、ハ行では、
ハヘホが同じ記号ですが、ヒ、フは、それぞれ違う記号です。

なぜ違うか、それは構音位置が違うからです。

フは、上下の口唇を狭めて呼気を出しますが、
ハヘホは、お口のもっと中の部分をせばめますね。
しかも、舌と口蓋とはどこも接しません。
ヒは、舌と口蓋との接触位置があります。

WS000023.JPG











かまぼこのような形は、舌を上から(下から?)見た図です。
点点がついている領域は、舌と口蓋との接触部位です。
ハヘホや、フ(ファフィフフェフォ)は、舌が口蓋に接触しません。


ツは、/ tw / ではなく、/ tsw / と書きます。
(wは、本当の記号は違いますが、ネット上では書けません。
上記の表を見て下さい)

つまり、ツは、/ t / の舌先を破裂させる音の成分と、
摩擦させる/ s / の成分の二つあります。

もし、/ s / の成分を抜いたら、ツではなくて、トゥになってしまいます。

内緒の声で「ツ」と言ってみてください。
「ス」の成分が含まれていることがわかりますね。

だから、ツが発音できないとき、他のタ行やスがどうなのかも
必ず評価しなければなりません。

タ行は正音が出せるけど、サ行が未定着なら、
ツの前にサ行から指導した方がいいのでは、
という一つの指導仮説が考えられます。
 

このように、発音の特徴と指導を検討するには、
発音記号で考えるのでなければなりません。

日本語の50音の体系で考えると、指導のあり方も誤る可能性があります。

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